貧富
残念ながら、世界規模の話ではなく、PapalinがChibilinだった頃のお話です。
私が小学校低学年だったのは1960年代末。もはや戦後ではなく、高度成長もぐんぐん鰻上り。所得倍増なんてのがまんざら夢ではなかった頃(のよう)です。
父は、国家公務員でした。ですので、長野県内だけではありましたが、県内各地を転々と単身赴任していました。私が保育園の年長さんのときから単身赴任が始まりましたから、平日の父親の像が思いおこせないのは当然といえば当然です。
母は、私がまだ小さかった頃は、専業主婦をしていました。結婚前は銀行員、そしてあるときから軍事工場で働いたようです。母の父親がやはり公務員で、長野県内を、こちらは帯同で転々としていたようです。そんな関係もあり、一所に長く勤めることができなかったようです。結婚後は、脳疾患で倒れた私の祖父の面倒をみながら、父の4人の弟妹を、ある意味育てていたようです。

カルピスと、カリンの砂糖漬けの組み合わせ。これが私の学校帰りのおやつの定番でした。カルピスは好きだったですね~。ファンタやチェリオやスプライトやコーク、ペプシといった炭酸飲料よりも、よほど好きでした。もちろんカリンも。
あるとき、友達のうちに遊びに行ったときに、友達のお母さんがカルピスを作ってくれました。作るというのは、今みたいなできあいのカルピス・ウォーターではなく、この写真のようなカルピスの原液を水で薄めて作ったので、"作る"なのです。
友達のうちのカルピスは、濃かった。一気に飲んだら、むせ返ってしまうくらい、それはもう濃かったのです。私は自分でカルピスを作るときには、早く終わっちゃわないように、ガラスのコップに、1.5cmくらい原液を入れて、あとは水で薄めて飲んでいました。でも、友達のうちのカルピスは、優に3cmはあったのではないかと思うんです。
このときです、貧富の差というものについて体験したのは。
我が家は決して貧乏ではなかったと思います。でも人一倍倹約をしていました。それは、やがてマイホームを持ちたいという、両親の夢があったからです。そんなことは当然知らない私は、『ひょっとしたら、僕のうちは、貧乏なのかもしれない。』と思うようになりました。そのくらい、カルピスの濃さって、小さな子どもにとっては大問題だったのです。
【写真】 なつかしいなぁ、水玉模様は変わっていないね。 カ・ル・ピ・ス
私が小学校低学年だったのは1960年代末。もはや戦後ではなく、高度成長もぐんぐん鰻上り。所得倍増なんてのがまんざら夢ではなかった頃(のよう)です。
父は、国家公務員でした。ですので、長野県内だけではありましたが、県内各地を転々と単身赴任していました。私が保育園の年長さんのときから単身赴任が始まりましたから、平日の父親の像が思いおこせないのは当然といえば当然です。
母は、私がまだ小さかった頃は、専業主婦をしていました。結婚前は銀行員、そしてあるときから軍事工場で働いたようです。母の父親がやはり公務員で、長野県内を、こちらは帯同で転々としていたようです。そんな関係もあり、一所に長く勤めることができなかったようです。結婚後は、脳疾患で倒れた私の祖父の面倒をみながら、父の4人の弟妹を、ある意味育てていたようです。

カルピスと、カリンの砂糖漬けの組み合わせ。これが私の学校帰りのおやつの定番でした。カルピスは好きだったですね~。ファンタやチェリオやスプライトやコーク、ペプシといった炭酸飲料よりも、よほど好きでした。もちろんカリンも。
あるとき、友達のうちに遊びに行ったときに、友達のお母さんがカルピスを作ってくれました。作るというのは、今みたいなできあいのカルピス・ウォーターではなく、この写真のようなカルピスの原液を水で薄めて作ったので、"作る"なのです。
友達のうちのカルピスは、濃かった。一気に飲んだら、むせ返ってしまうくらい、それはもう濃かったのです。私は自分でカルピスを作るときには、早く終わっちゃわないように、ガラスのコップに、1.5cmくらい原液を入れて、あとは水で薄めて飲んでいました。でも、友達のうちのカルピスは、優に3cmはあったのではないかと思うんです。
このときです、貧富の差というものについて体験したのは。
我が家は決して貧乏ではなかったと思います。でも人一倍倹約をしていました。それは、やがてマイホームを持ちたいという、両親の夢があったからです。そんなことは当然知らない私は、『ひょっとしたら、僕のうちは、貧乏なのかもしれない。』と思うようになりました。そのくらい、カルピスの濃さって、小さな子どもにとっては大問題だったのです。
【写真】 なつかしいなぁ、水玉模様は変わっていないね。 カ・ル・ピ・ス
この記事へのコメント
カルピスと花梨の砂糖漬け。私の場合、おやつの定番ではなかったにせよ、小さいころの思い出に欠かすことのできない懐かしい味であったことに変わりはありません。
papalinさんの今夜のブログを拝見するまで、久しく忘れていた味でもあります。
そして、1,5 cmと 3cmの違いが意味する遠い痛み。形こそ違え、私の記憶の中にも同じような痛みがあったこと。
60年代という、日本がそれまで経験したことのない未曾有の時代であったからこその、感慨かもしれません。あの時代の波に乗れた人、乗り損ねた人・・・
子供だった私たちにわかるはずもない、戦後最大の転換期だったあのころ。
まだ小学生のころ、一番の仲良しだったMiwakoちゃん。学校から帰るとランドセルを置くなり、彼女の家に遊びに行く毎日でした。
ある日のおやつで出されたのは、焼き芋。
ここまでは、我が家と同じ。でも、決定的に違ったのは、それと一緒に出てきたのが「塩」ではなく「バター」だったことでした。
我が家での「バター」はまだ貴重品といってもおかしくないものでした。週に何回か朝食でパンを食べるときにだけ出てくる「特別なもの」だったのです。
あのころも、マーガリンはあったのでしょうが母はバターに拘りました。
そのバターと、よりにもよって焼き芋が出てこようとは!
Miwakoちゃんちは、お金持ちなのかもしれない・・・子供心にはじめてそう思った瞬間でもありました。
takashiさん、私も覚えています。蒸気で伸ばしたあとの毛糸を両手にかけて、母が巻き取って
いくあのひととき。二人の息を合わせないときれいに巻けないんですよね。
左右の手を肩幅くらいに広げ、母の手元に注意しながら少しづつ毛糸をはずしていきました。
途中から、肩や手が疲れて、終わるのを待ちかねていたような・・・
でもその間は、いつもは忙しい母を独占していろいろなおしゃべりに興じた楽しい時間でもありました。
その毛糸が何に生まれ変わるのか、想像しながらのひと時でした。
友達のうちっていうのは、ひとつのミステリーゾーンで、出される食べ物で大体生活水準が自分より上か下かわかりました。下の友達も何人かいたのを覚えています。
いやぁそれにしても、昨夜のブログは、久々の"いいブログ"だったのかなぁ。お返事、コメント、頂けて嬉しいです。
> Miwakoちゃんちは、お金持ちなのかもしれない
そう、それそれ。同じように感じたのですね。今になって思えば何でもないことなんだけど、その当時は、天地がひっくり返るような驚きでした。
道路を歩いていて、各家から明かりが漏れてきますよね。我が家は安い蛍光灯(それも直線管)を多用していましたが、リビングらしいお部屋が白熱灯の色をしているのを見ると、この家はリッチなんだろうなぁ。絶対に裸電球じゃないよな。きっと楽しそうにご飯を食べながら、団欒を楽しんでいるんだろうなぁって思ったものです。
お二人がお母様に協力した作業、僕もしましたよ。糸が左右に行ったり来たり。ちょうど片方の手にかかったところで、手首をクルンとするのがコツでした。
現代の名工:Papalin !
友達の家で夕食をご馳走になる機会があり、そこで出てきたのが牛肉。
当時はとても高価で、我家ではほとんど食べた記憶がないのに、その日突然食べさせていただくことになったにも拘らずメニューが牛肉って事はいつも食べてるんだろうな~って思ったのです。
それからセーターの記憶も蘇ってきました。我家の母も良く編み物をしていて、同じように毛糸のお手伝いをしましたっけ。いつの間にか私も編むようになりましたが、編みなおしの毛糸って凄く編みにくいんですよね。母は良く何着も編んでくれたなぁ~って思います。
ちなみに私も編みます。作品は私のブログの番外編で紹介しています。
牛肉ですか...食べたことなかったですね。豚肉でも十分ご馳走。すき焼きでも、馬肉と豚肉でした。学校では、酢豚という名の献立の酢鯨でした。でもあれはおいしかったなぁ。
Silviaさんは編み物もされるんですね。親の苦労って、自分が同じ立場になってみて、初めて実感としてわかるものですね。
コメントを拝見して、思い出したことがあります。私の経験からすると、関西は「牛肉」関東は「豚肉」がメインの食文化ではないでしょうか?papalinさんも言われていらっしゃるように、ここ信州では今でも、すき焼きであっても豚肉を使うことが多いと思います。(これが、東京になるとすき焼きには、”牛”になるのかもしれませんが)カレーも特別なことがない限りポークカレー。
ところが、関西出身の夫に言わせると「肉=牛」。カレーに豚肉など、もってのほか!ということになってしまいます。
この認識の違いで、食事の支度にはずいぶん苦労いたしました。
silviaさんは関東、関西、どちらのご出身でしょう?
この話題に限っていえば、生活水準の違いというより、単に食習慣の違いと言ったほうがいいのかしら。
なんだか、難しい話になってしまいました。
私は関東出身で、牛肉ショック(笑)を受けたのは千葉です。
ただ、おぼろげながらの記憶ですがそのお友達のご両親の出身が関西だったような…
でもね、牛肉をご馳走になって貧富の差を感じた(笑)後思わずそのお友達の家を見回したら、我家にはないような調度品とかがあったんですよね。だからやっぱりホンマモンのお金持ちだったのかも…
カルピスの昔のデザイン、おぼえていらっしゃいますか?私の記憶ではアフリカ系ブラックの人をデフォルメした印象的なデザインでした。ストローをくわえて「カルピス」を飲んでいたような絵だったかもしれません。
ノスタルジックで洗練されたデザインであったにもかかわらず、いつのまにかありきたりの面白みのないものに変わってしまいました。
「ちびくろサンボ」騒動と関係でもあるのでしょうか?
関東のご出身でしたか。
「牛肉ショック」を受けられたくらいですから、やはり「豚肉文化圏」のかただったのですね。
そして、lavieさん。
lavieさんは西日本にお住まいなんですよね?そ
ちらでは、どっちが主流なのでしょうか。
お話の様子で思ったのですが、もしかしたら中原中也と同郷でいらっしゃる?
なんだか、身上調査のようになってしまいましたが、他意はございません。
中也は学生時代の愛読書だったものですから、つい聞いてみたくなりました。
母は、当たらし物好きでしたので、小学校高学年のころには、毎朝トーストに卵料理(やっぱり”目玉焼き”が多かったです)に簡単な野菜サラダ、ミルクというスタイルに定着しておりました。でも、相変わらずバターを塗るときにはしっかりチェックが入りました。
「薄く均一に塗る」テクニックに磨きがかかりました。
そしていまだに、実家に帰るとまったく同じパターンの朝食が用意されます。
果たして母は、「新し物好き」なのか、「進歩がない」のか定かでありません。
それにしても、世の中にはセレブがいらっしゃって、どう考えても僕とお金の感覚は2桁は違うなと思うような人がいます。このブログにコメントをして下さった方々は、お金のありがたさとか、金銭感覚とか、そんなにかけ離れていないようで、よかったです。(うちは朝はキャビアの乗ったトーストで始まり、昼はトリュフ、夜にはフォアグラ・・・なんて人がいたら、穴に入っちゃおうかと思っていました。・・・もう一人の心配性のPapalinです。)
僕もカルチャ・ショックはいくつかあって、Silviaさんの「我家にはないような調度品」っていうので思い出したんだけど、その調度品の中で一番気になったのが当時ちょっとしたステイタス・シンボルだった「サイドボード」ってやつ。これが応接室にドカンと置かれていて、中は当時は高級だった輸入物のウィスキーやブランデー。だいたい、そういう部屋に、小さなガキを通すかぁ? はぁ? って感じでした。(ショック)
仲原中也、当然のことながら僕は読んだことがありませんが、なぜか写真だけよく覚えています。確かベレー帽をかぶった夏物のスーツ姿だったような。記憶が間違っていないといいのですが...。
ずっと前に中也の話題が出たときにわかったかなあ と思っていましたが、同じ市の出身ですよ。はっきり言わない方がミステリアス?でいいかなぁ、なんて思いますが、「金子みすず」もいますよ。「種田山頭火」も。
1週間前の某国営テレビBSで「お~い日本、わたしのすきな○○県」をやってました。papalinには、宣伝したのですが、きっとおいそがしくて見てはいらっしゃらないでしょうけど。
すき焼きに豚肉というのは、ずっと前にテレビの番組で見聞きしたことがあります。始めは、え~豚肉しか食べられなかったのと↑のブログコメントにあるように「貧乏?」としか認識してなかったのですが、そのテレビで、食習慣の違いといってました。ただ、カレーがポークカレーが主流というのには、驚きました。
関東、関西では、濃い味、薄味の違いもあるのですが、使うお肉の違いがあるっておもしろいですね。
わたし自身は、小さい頃から豚肉が大好きで、「豚カツ」「ポ-クステーキ」がごちそうでした。(やっぱり、牛は高くて食べられなかったのかな)
「当らし物好き」という字を見たときに、aostaさんは、車の当り屋かと誤解してしまいました。だんだんと読み返さずに送信ボタンを押すようになりましたでしょう? 良いんです、それで。
実は大学に入って一人暮らしを初めて、PreMamalinに、トーストを作って食べさせてもらったときに、そのマーガリンの塗り方に、またカルチャショックを受けました。とろけたマーガリンが滴り落ちそうなくらい。それも、塗ってからオーブントースターで焼くという、何とも贅沢な、それまでには味わったことのないトーストでした。
こちらでは、熊本の「馬刺」が有名で、羨望の的です。近々、上司がお取り寄せで、みなに振る舞ってくれるとのことです。
山間部に嫁いで、猪肉、鹿肉を食する機会が増えましたが、馬肉もそんな感じでしょうか?今や高級品でしょうか?
そうそう、「雪印」じゃなくちゃいけなかったのです。確かに、あの雪の結晶のマークには不思議な魅力がありましたね。
”ステイタス”を感じさせる何かが。
信州でも「馬刺し」は好まれています。
昔と違って今はすっかり高級品のようですが・・・
でも、私は食べたことがありませんし、これからも食べることはないと思います。
トリはなんとかOKになりましたが、「馬肉」はどうも苦手です。
"なかはらちゅうや"を一気にかな漢字変換すると、ちゃんと正しい方がでました。"なかはら"だけでは、誤った方の漢字が先に表示されました。かな漢字変換ソフトの賢さを垣間見ました。
ごめんなさい、よほどのことがない限り、テレビは見ません。でもそのときに画像掲示板へのお写真の宅配便、ありがとうございました。
(追記:宅配便って言われたので、ゴディバが届くのかと思って、毎日首を長~くして待っていました。)
豚肉しか食べられないってのを貧乏だと思ったってのが正直でいいですね。でも、少しは当っているかもしれません。
もっと僕が驚いたのは、東京は濃い味、大阪は薄味って知識があったので、初めて大阪でてっちりを食べたときに、その知識は間違っていることがわかりました。(たまたま食べた料理屋さんがそういううことだったのかもしれませんが。)
僕が気づいたのは、「東京は濃い色で、程よい塩分であり、大阪は薄い色で、塩分は東京より多い」という事実でした。合ってませんか?
醤油でいうと、濃い口より薄口の方が色が薄くて、塩分は多いのですが。だから薄口醤油は、使いすぎるとから~くなってしまい、とんでもないことになります。
あんまり、関東には行かないので、分からないですが、うどんの汁が真っ黒に近いですよね。あれは、ちょっと・・・。関西は、透明でだしがよく利いていて、おいしいです。
京風の鴨鍋なんかは、いいだしで、色が透き通るように薄くて、味は、しっかりついています。CO-OPでよく頼むのですが、くせになるお味です。その後の雑炊もグッドです。
ラーメンも醤油味より、豚骨味の方がこちらでは、なじみ深いです。今は、全国流通しているので何でもありですけどね。
aostaさん、最高級の霜降りの馬刺し、旨いよ~。
エンターキーを押すたびにpapalinが入ってきてます。今回もそうなるかもしれません。では、押してみます。
奈良在住のレイさんですよ。(笑)
味付け、どうなんでしょうねぇ・・・
lavieさんがおっしゃるように、薄口醤油は、濃い口よりも塩分が濃いそうです。
薄口醤油は色がきれいだけど、香りはやっぱり濃い口なんですよね。
なので私は、混ぜて使うことが多いです。
お店はね、素材に自信のあるお店ほど、薄味です。
ちょっと物足りない・・って感じるお店もあります。
田舎はやっぱり味が濃いですから。
家で超薄味の料理を出すと、絶対ブーイングの嵐。(笑)
東京でお蕎麦を食べた時ね、つゆが醤油辛いと感じました。
関西は、だしを利かせて、甘味も結構あるんです。
塩分ということに関してはわからないけど・・・
関東は、甘味が少ないんじゃないかしら・・・
煮物のレシピでも、関東のお料理の先生のレシピは、甘味が少ないように思います。
私は反対に、カルピスがいやでしたね。(^^;
最初にお断りしておきますが、うちは決して裕福ではなかったんです。
ずっと社宅暮らしで、高校を卒業したときに、やっと家を建てましたから。
そこまでは、家を建てるために、ずっと倹約、倹約。(苦笑)
お小遣いも、友達の中でも一番少なかったんじゃないかな・・・?
でも、父の仕事の関係で、お中元、お歳暮がすごかったんです。
いつも、押入ひとつが満杯になるくらい。(^^;
で、常にカルピスがあり、強制的に飲まされていたので、はっきり言って嫌いでした。(苦笑)
他のジュースが飲みたくて仕方なかった。(笑)
まぁ、他のジュースといっても、トリスコンクジュースくらいしかなかったけど。(笑)
あ・・・渡辺のジュースの元もあったっけ・・・
って、年齢バレバレ。(笑)
一升瓶に入っていて、それをコップに入れて薄めて飲んでました。カルピスは高級品ですが、その「ヨーグルト」は庶民的で、飲めることに喜びを感じていました。今は、あまり見かけませんが、ヤクルトみたいな味でした。
関西では、肉といえば牛肉です。
カレーも、牛肉以外のカレーは、生まれてからこの方、一度も食べたことがありません。
もちろん、上を見ればきりがありませんが、案外安くで手にはいるんですよ。
私がいつも買うお店は、山形牛の専門店。
車で30分ほどかかるけど、安くておいしいので、買いだめして冷凍しておきます。
一番安い牛肉は、200円しません。
まぁこれは、はっきり言って、おいしいとは言えないけど。(苦笑)
でも、300円弱くらいだと、ハヤシライスや肉じゃがなど、煮込みには十分。
高くないでしょ?
わたしの家も母が、薄味でした。その味は、本当においしいと思います。その薄味がおいしいのは、だしがよく利いているということ。
濃い味大好きの家に嫁ぎ、わたしなりの薄味料理を出したら、大不評でした。薄味よりもだしが利いてなかったし・・・。ただ、醤油辛い味が大好きな夫はグルメではありません。なんでも、濃い味が好きで、素材のおいしさは分かってないようです。それは、長い間の食生活ですので仕方ありません。わたしの作ったものに、とにかく醤油を入れています。息子たちは、わたしの薄味らしい味で育ったので、一応食材のおいしさは感じてくれているようです。わたしの実家に行ったとき、母の料理を食べて「おいしい」と一番喜ぶのは、息子たちです。
> 醤油でいうと、濃い口より薄口の方が色が薄くて、塩分は多いのですが。
やっぱりそうですよね。塩分は薄口醤油の方が高いのです。東京は確かに色が濃いです。関西以西の方が東京で食事をすると、その色の濃さにまず驚きますね。逆に、東京近郊の人が大阪なんかに行って、具がまだ何も入っていない鍋なんかを見ると、何これ? っていう感じがします。日本って、狭いようで、広いですね。
それとね、豚骨味のラーメンですが、僕は初めて九州を訪れた時に、熊本で連れて行ってもらったラーメン屋さんの豚骨ラーメンに、とっても驚きました。まず、ギロギロの油が、一面に厚さ1cmくらい浮いている。ぎょえって感じ。そして、独特の匂い。うぅって感じ。そして味、おぁって感じ。たまりませんでした。一口だけ食べて、勘弁してもらいました。でも、20歳前後のお姉さん達も平気で食べてるんですよ。不思議な光景でした。九州では、とんこつラーメンなんていう呼び方はせず、ラーメン=豚骨ラーメンなのですね。
そうして九州にも何度か足を運ぶうちに、Papalinは、豚骨ラーメンが大好きになってしまったのですね。
僕自身の3度目の九州出張は、会社の副事業部長と一緒に北九州は小倉を訪れたのですが、そこで連れて行かれたのが、いわゆる行列ができる有名店ではなくて、川沿いに出ている屋台のラーメン屋さんでした。豚骨はあまり得意でなく...なんて言って断われるような勇気がなかったので、しかたなしに、一次会のあと、その店へ行ったのです。あれ? そんなに癖ないじゃん。むしろ何だか後を引くような味だなぁ...と思ったのです。
さぁいけません。4度目の九州からは、あの屋台であのラーメンを食べないと、満足しなくなっちゃったのです。不思議ですね。
それでもって、lavieさんにお伝えしたかったのは、東京やこの辺で食べる"豚骨ラーメン"は、本物とは似ても似つかない、さっぱり味です。その地を離れると、いわゆる東京人に好まれやすい味に変貌してしまうのですよ。だから、こっちで豚骨ラーメンを食べても、僕は全然感動しません。
北海道に行ったら、あるいは北海道で暮らす方にとっては、味噌とバターは、昔から自然のコンビだったのかもしれません。クリープを入れないコーヒーなんて...っていう感じかな。(笑)
lavieさんの証言により、山陽は山口地方の特徴が抑えられました。
お? レイさんからも来ているぞ~。
Papalin、Lavieさん、レイさんの証言を、共通項を括弧の外に括り出してみると(数学みたい)...
1)タレや汁の色は、関東は濃くて、関西
は薄い。
2)正確に体積を同じくして比較しては
いないが、同じ量の醤油を使うと、関
西の薄口醤油の方が塩分が高そうで
ある。
3)関東人が、薄口醤油を、関東の濃い口
醤油のように、同じ色になるまで入れ
たら大変なことになる。
こんな感じでしょうかね。
レイさんが新しい命題を提起してくれました。今度は甘みについて...ですね。それは塩分と同じような強烈な差としては気づかなかったなぁ。
> 田舎はやっぱり味が濃い...
おっしゃる通りで、長野県のおつけものでの塩分の取りすぎによる死者の割合は、全国一位の頃がありました。最近は平均寿命がトップクラスのようです。
> 家で超薄味の料理を出すと、絶対ブーイングの嵐...
これはレイさんの家だけでなく、日本人全体の傾向のように思います。ファースト・フードって奴が犯人の代表格のような気がしますけどね。
粉ジュースって知ってる? 水を入れてかき回して飲む奴。炭酸の泡がじゅわ~っと出てきたりする奴。知ってるでしょう?
それから、金属チューブ入りの練りチョコレート。昔の駄菓子屋の復刻店に行っても、これだけはないんだよね。
ヨーグルト。僕の記憶では、ガラスの瓶に入った、おしゃれな食べ物でした。
300円は手頃ですよね。でも、牛肉の入ったカレーで思い出すのは、ボンカレーくらいです。(笑)
山形の牛さんも美味しいですよね。米沢牛を米沢で食べたときの感動はわすれません。松阪で食べた松阪牛のステーキの味も忘れません。うわ~、食いしん坊ばればれ~。
上の↑コメント(2)ですが、ちょっと、違うような。わたしは、関西ではありませんが、レイさんの言われるように薄口醤油だけを使うわけではありません。むしろ薄口は辛いので使ってません。ふつうの醤油を使っています。最近は、もっぱらだし醤油ですが。だから、その醤油の違いで関西の方が塩分が高いというのは、違うと思います。
ちなみに、僕は薄味が好きです。食材の味、大事ですよね。
じゃじゃ~ん! Papalinが"春菊"を食べられるようになりました。きっかけは、おひたし。それと知らずに橋をつけてしまったら、あれ、おいしいじゃん。ということで、単純に克服。匂い? そんなにきにならないじゃん。ということで、完全に克服。昨日の忘年会でも、鍋の春菊を自分でとって食べました。偉いなぁ。
即席ラーメンで関東の方には、その昔「うまかっちゃん」がなかったそうです。筑波大に行った弟の友人は、帰省すると、必ずとんこつ味の「うまかっちゃん」を仕入れて上京したそうです。今は、氷川くんがCMしています。そちらでもながれますか?
チューブ入りの練りチョコの販売情報をお持ちの方、ぜひ情報提供をお願いします。
いちご、ばなな、めろん味の、お子様歯磨き粉なんてのもありましたね。へぇメロンって、こういう味がするんだ~なんて、本物をしらないので、想像していましたっけ。
懐古趣味は歳をとった証拠かな?
豚骨ラーメンに関しては、Papalinは、一流のものはやっぱり美味しいんだ...という結論に至ったわけです、はい。
もぐりこむ隙もありません。
レイさん、やっぱり、関西は牛肉でしたか。
「肉じゃが」も我が家ではトラブルの元だったことがあります。
毎回、牛肉で肉じゃがをつくりながら、心の中では豚肉の肉じゃが食べたくて。牛と豚とでは、味付けの塩梅も違い、リクエストのないことを、ひたすら願っておりました。
papalinさん、春菊召し上がれるようになったのですね。
それは、良かった!緑のお野菜は、たくさん必要です。lavieさんの「おひたしコメント」、功をそうしましたね。
この次はサラダに挑戦してみてくださいな。
柿のかわりに林檎でもおいしいですよ。ならば、紅玉で。
「とどまるところを知らない」とは、お二人のための言葉だったんですね。
「うまかっちゃん」。記憶にありません。
我が家では、ひたすら「明星チャルメラ」に忠誠を尽くしておりました。
「木の実のスパイス」なるものがついていて、なんの木の実だろうか、いぶかしく思いながらも毎回ちゃんとふりかけておりました。
あれって、なんだったんでしょう?
ご存知の方がいらしたら教えてください。
papalinさんの「粉ジュース」で思い出しました。
「春日井シトロン・ソーダ」です。あのしゅわしゅわが苦手だった私は、かなり薄くして飲んだ記憶があります。
シトロン・ソーダ・・・その名も、小さいころは意味不明で、なにかのおまじないのようにも思えたものです。
チャルメラの"木の実"は、気になる実ですね。私のつたない味覚では、山椒の実くらいしかわかりませんでした。(悲)
塾の先生も入ってくださらないかなあ?
”でん六豆”だったという気がするのですが・・・
とぼけたタヌキのキャラクターなら、憶えていますが、メーカーはといわれると・・・
さて、どこだったのでしょう?
私も「うまかっちゃん」、見てまいりました。
papalinさん同様、私も初めて見ました。
ラーメンに地域限定版があるということは、聞いておりましたが、これがその「地域限定」なのでしょうか。
なぜか、急に食べてみたくなりました。
私の定番は醤油味で、縮れた細い麺のラーメンです。最近はあまり、お目にかかることができなくなりました。
papalinさんや、lavieさんほどラーメンに詳しくありませんので、何か情報がありましたら教えてくださいね。
”ゴディヴァ”も掲示板で拝見いたしました。
チョコレートで有名ですが、私はゴディヴァのフルーツゼリーが大好きです。よく見かけるカップ入りのものではなく、ひとつひとつ透明なフィルムで包装されていて、色も香りもそしてもちろんお味も、フレッシュな果物そのものです。
この辺りでの入手は不可能です。
めったに食べられないからこそ、たまあに、いただくときが嬉しいんですよね!
以前夫は福岡出身と書いたことを思い出しましたので、話が矛盾していると感じられたかたもいらっしゃるかも知れません。
(そんなこと、覚えていませんか?)
正確にいえば、福岡出身の関西育ちです。
義父の転勤に伴って西日本をあちこちして、小学校のころから大学を出るまで、京都、大阪ですごしたということで、つい「関西出身」となってしまいました。
いずれにせよ、肉と言えば牛肉であったことに違いはないようですが・・・
大盛り上がりの記事で、話に入りたいのは山々なんですが、ちょい付いていけないので(笑)とりあえずPapalinさんの質問にのみお答えしますね。
番外編というのは、私のブログの左フレームをにある「カテゴリー別」の中の一番下にある「番外編」のことです。去年の2月頃にセーターの記事をいくつか載せましたので、宜しかったらご覧くださいね。
たまに食べるから美味しい、価値がある、その通りだと思います。
このブログ、silviaさんの「牛肉発言」に端を発してあっというまにこのコメント数になってしまいました。
クリスマスだ、年末だといっても食べ物の話となるとすごいリアクションそしてテンション。
papalinブログの皆さんは、私を含めてみな食いしん坊のようです。
あれれ?
この、ブログのテーマは「貧富」だったような気もいたしますが・・・
ゴディヴァのぜりー、見た目は「みすず飴」を連想していただけるとわかりやすいかと思います。(”みすず飴”ローカルなお菓子ですみません)
でも、その色も味もみすず飴とは格段の相違があります(みすず飴さん、ごめんなさい)
まず、美しい!まるでちいさな宝石のようです。歯ごたえも、もう少しやわらかいかもしれません。そしてとってもいい香り。
機会がありましたら、チョコレートだけでなく、一度このフルーツ・ゼリーもご賞味ください。
みすず飴の会社で作っているジャム!これは美味しいです。
季節によって並ぶ種類が変わります。
順不同で言わせていただけば、苺(これは定番ですね)桑の実、ブルーベリー、あんず、桃、りんご(紅玉)、ぶどう、ルバーブ、金柑などなど・・・
まだほかにもあったはずですが、今思い出したのがこれくらい。
松本に住んでいたころは、よく飯田の駅前にあるお店まで買いに行きました。
ちょっと塩気の効いたチーズ(私のの好みではブルサン・アイユ辺りか、ナッティーなハードチーズ)によく合います。
それに、ミディアムかフルボディの赤。
どちらかと言えば、カベルネ・ソーヴィ二ヨンかシラー系、とのコンビネーションは、最高です。
やはり食べ物関連は、発展しますね。
コメントの中に誰も「『うまかっちゃん』を知ってるよ」と言ってくれないのがさびしいです。こんな寒い日は、ラーメンなどの汁物がいいですね。
ちなみに昨日は、身体が芯からあったまるキムチ鍋。その前は、鍋ではなかったですが、土鍋で炊いた里芋入り豚汁。久々に食べた里芋(実家産)が身体をあっためてくれました。(やはり食べ物コメントになりました)
相変わらず、貧乏暇なしのPapalinでございます。(お、ちょっとだけ、本文に絡んだぞ。)
番外編の場所を教わりましたので、またお正月休みにゆっくりとサーフィンさせて頂きます。ほんと、先生でもないけれど、師走ってよく言ったものです。(笑)
教えていただき、ありがとうございます。コメントの輪に入る義務はないので、自由に書いて下さいね。
aostaさん...
> papalinブログの皆さんは、私を含めてみな食いしん坊のようです。
今頃気づきました? 類は友を呼ぶ。同類相憐れむ。同じ穴のムジナ。
みすず飴は、亡き両親が二人とも好物でして、誰か客人が見えたときのお土産にと、いつもいくつか箱で備蓄していました。でも、備蓄は常に減っていってたような...。もちろん晩年に買いに行かされたのは私です。
みすず飴は、亡き両親が二人とも好物でして、誰か客人が見えたときのお土産にと、いつもいくつか箱で備蓄していました。でも、備蓄は常に減っていってたような...。もちろん晩年に買いに行かされたのは私です。
我が家ではジャムといえば、トリハタさん。きっとクララさんのお宅の近くだと思います。山梨県長坂町の大泉にあります。もちろん全て自家製。お店も素敵ですよ。うちと同じところで建てた家です。
インプットいたしました。
長坂には、時々行きます。
”HERBE STAND"という小さなナーセリーがお気に入りです。
クリスマス、もうじきですが何を覚えておけと仰ってるのでしょう。
日本語はあいまいなので、はっきり言っていただかないと間違いのもとです。
lavieさん...
> 土鍋で炊いた里芋入り豚汁
美味しそうだなぁ。里芋、Papalinもだ~いすきです。誰ですか、食べのもの話は、い~も~なんて言っているのは?
今日は、コンサートだったのですね。寒くても関係なく活動的ですね。わたしは、入浴後、こたつで、みかん、アイスクリームの世界です。
今回は、会場で一緒になったaostaさんに、Papalinの秘密の鑑賞記録を、生の字(つまりキタナイ字)で見られてしまいました。笑っていらっしゃいました。
事実を捏造していただいては困ります。笑ってなどおりませんでしたよ。
要領よく、簡潔に記録されていて驚きました。
う~ん、そういえば、やっぱり笑ったような気もしてきました。
でもそれは、いうなれば「共感の笑い」です。
とんでもない、前向きですよ。寒くても、暑くても、音楽を聴くってことは、すばらしいことだと思ってますよ。
音楽を聴くってことは、素晴らしいことです。音楽を奏でるのも素晴らしいことです。Papalinが間違っておりました。
はじめてpapalinさんの字を拝見いたしましたが、きたないなんてとんでもない!
いい字でした。
そして、書き込まれていたメモもpapalinさんらしい端的なものでした。
耳と目は音楽とステージに集中し、手はその時々の感想を書き記してゆく。
やっぱり、papalinさんはスーパーマン?