御神渡り(おみわたり)

"御神渡り"が出来ました。
異例の早さとのことです。
御神渡りは、諏訪湖が全面結氷し、更に寒さが続くことによって、氷が膨張力を発散するために、せり上がる現象を、神が渡る様に見立てて、その年の様子を占うものです。僕が子供の頃は、いわゆる水質汚染でもって、凝固点降下となり、諏訪湖はなかなか凍りませんでした。全国一汚い湖を、諏訪湖と白樺湖が争っていた時代です。それから下水道の普及率があがり、両の湖の水質は改善されてきました。すると、気温が下がれば氷が張り、御神渡りができるということになります。ところが、今年は、過去もっとも早かった明治37年と昭和2年の1月9日に次ぐ早さだそうです。寒いですからね、合点がいきますわ。
昨年は暖冬で、御神渡りは認められませんでしたが、今年と言いますか、この冬の寒さは異常です。日本海側の大雪も異常ですが、大雪をもたらせたあとの乾いた冷たい空気が内陸や太平洋側の地域を襲い、各地で12月は異例の寒さとなりました。平年に比べ、2~3度低いという結果は、地球温暖化について、どう考えればいいのか、迷わせてくれます。
今朝の地元紙(長野日報)の一面トップに掲載された記事ですが、左側の図の、御神渡りの方向を示す3本の線をよ~く見てください。"女"という字に見えませんか? 新聞ではそのことについては何も触れていませんが、今年は"女"の年になる予感がします。Papalinのブログから未来を予想しても、それは正しそうです。とうとうPapalinのブログも、女性陣の正式な井戸端と化すことが自明となってしまいました・・・か?
【写真】 2006年1月10日(火) 長野日報 一面トップ記事は、御神渡り
この記事へのコメント
御神渡り、確かに”女”と読めますね。
papalinさんの未来予想、当たっているかもしれません。でも、papalinさんのことですから、それを結構楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか。
”御神渡り”湖の対岸に住む男神と女神。
上社が男神で、下社が女神でしたよね。
このお二人の逢瀬のあとだという話です。
凍った湖を渡って恋人に逢いに行く・・・
神話の世界は思いのほかロマンティックですね。
御神渡り・・・・・諏訪大社の上社側に神が降りてきて、下社側に渡っていく。上社が男の神様で下社が女の神様。でも、下社には秋宮と春宮があって、秋の方が本妻の神様、春のほうは、め○けさんだって、知っていました? 日本の神様は、粋なモンですね。
毎年8月1日に行われる”御船祭”がありますよね。冬の間、春宮で寒さを凌いでいらした女神さまが、今度は夏の暑さを避けて秋宮に遷られるということで、芝舟を用意してお送りするためのお祭りと聞いていたのですが・・・
papalinさんの”本妻・め○け説”ではどうなるのでしょうか?
”妻妾同居”?
それとも、住まう場所を取替えっこするということなのかしら?
意外に知らない祭りの真相!
我が家のとっている新聞には方向を示す図は載りませんでしたが・・・
まさしく「女」ですね。ちょっとびっくりしました。
こんなことってあるんですね~。(@@)
詳細を伺うと、papalin説のほうが信憑性がありそうです。
女神がお一人だとしたら、春宮と秋宮、どちらか一方にしか神様はいらっしゃらないことになりますよね。また、秋宮から春宮に遷られるときのお祭りがないのは片手落ちの感があります。
本妻さんのところにお帰りになるときには華々しく、反対におめ○かけさんのところへ行くときはひっそりと・・・
妙に、リアルですねえ。
日本の神話のなかでは、神様もずいぶん人間臭いです。
今日、所要で松本へ行った帰り、上川から諏訪湖に向かって飛んでいく白鳥の群れを見てsakuraさんを思い出しました。
犀川にも、たくさんの白鳥さんたちが鳴き交わしているんでしょうね。
高速から見ると左下に諏訪湖、正面にはうっすら紅く染まり始めた八ヶ岳。
そして、冷たく澄んだ空には飛翔する白鳥。
うっとりするような景色でした。
ちなみに、2月18日は僕の誕生日です。
私も真相(もともと民話とか神話の類ですから、真相ではなくて、正しい言い伝えとでも言ったほうがよりフィットしますかね)を知らないので、なんとも言えないのですが、女神が下社にいるとすると、それは秋宮の本妻さんでしょう。とすると、春宮には女の神様はいないということになります。
大学受験の年、いつものように上社にお参りをして、御神籤を引いたら、"凶"。そんな馬鹿な、受験生も来るんだから、"凶"は抜いとけよな...と思いながらも、父に無理を言って、秋宮にもその足で車を回してもらい、秋宮で引いた御神籤が"凶"。そんな、そんな。もう一軒ならぬ、もう一社、春宮にも行ってもらい、やっと"吉"。よかった~と思いきや、春宮は神様不在。そして本命一校一学部しか受験しなかったその年は、見事に不合格でした。
> 左下に諏訪湖、正面にはうっすら紅く染まり始めた八ヶ岳。そして、冷たく澄んだ空には飛翔する白鳥。うっとりするような景色でした。
これに、あのお面をつけたPapalinが、空中ブランコに乗って揺れている図なんて、いかがでしょう?
PS:sakuraさんのブログの水鳥たちのスナップ、とても楽しげでした。
ところで「女」ってどうやったら見えるんだろうと、氷の写真をずっとながめていました。私って、気がつかない人?・・・
やっとわかりました。氷の写真ではなく、図の線だったのですね。3本も御神渡りがあるんですね!?
aostaさん 思い出してくださってありがとうございます。
私も今朝ごみ出しにいってふと見上げると白鳥が列をなして飛んでいくところでした。今まで白鳥の飛んでいるところを見かけたことがなかったのでしばらく眺めていました。白鳥の白い羽が今朝の青空に映えてきれいでしたよ。(^-^*)/
Papalinさん 2月18日 このブログで盛大にお祝いしましょうか(笑)
私も最初図のほうとは気づかずに 氷の写真眺めていましたよ。図のほうに「女」見つけたときは思わずあ~って声をあげてしまいました。
受験の年に「凶」が連続二回、「神様不在の春宮」でやっと「吉」。
当事者のpapalinさんとしては泣くに泣けない状況だったとは思うのですが、ごめんなさい!やっぱり笑ってしまいました!
そんなことってあるんですね。「凶」があたる確立、考えたこともありませんが、私の周りで「凶」を引き当てたという方はまだいないと思います。
それにしても、その年はいずれにしても「当たり年」だった、ということになるのでしょうか?
怖いです。なんだか、スティーブン・キングの映画の一場面のように不気味でシュールレアリスティックな雰囲気です。
第一、ブランコはどこからぶらさがっているのでしょう?
この新聞の写真で"女"を探したんだね。あははは。でも、lavieさんのことだから、きっと目を凝らして探したんだろうね。あはははは。
そうそう、本数とか、方向とかを、それ専門のお宮の宮司さんが占うわけ。今年は豊作だとか、結婚は遅くなりそうとか、そういうのはありませんけどね。(日本語って難しいね。どこまでがホントでどこからがウソだかわかんないけぇ。)
僕は3年前の冬に、日本海沿岸のとある街に3ヶ月ほどいたのですが、そこにも、白鳥が飛来してくるんです。この季節の日本海側の季節風ってすごいんですよ。きっとdogachanが詳しいでしょうけれど、海岸の松が皆同じ方向に傾いでいるんです。そういう季節風の中を、白鳥が飛びますでしょう? 一生懸命羽ばたいているんですけれど、斜めに流されて行くんです。彼女達は、そこまで計算に入れて羽ばたいているのでしょうか?
ファンクラブsakura名誉会長、2月18日は一つ盛大にお願いしますよ。それって、ひょっとして、拉致されるってこと? お~恐!
でも、"女"という字に見えたときに、Papalinは何か霊的なものを感じ取りました。ブログに書こうと思って、新聞紙をチョキチョキしているときにはまったく気づかなかったのにね。だから、この霊感はきっとブログにも関係がありそうだと恐れ戦いたわけですね。
でもaostaさん、他人の不幸を笑いましたね。きっと貴女も今年は当たり年ですよ。何に当たるかは、紙ぢゃなくて神のみぞ知る・・・かな。ふふふ。
今年が、私の当たり年であることは確かなようです。
もう既に二回"当たって"います。
何に当たったかは内緒です。
その、お~ほっほッほッほっ!
似合いすぎです。
まさに「笑うせーるすまん」を地でいってらっしゃるのですね。あら、間違えたかしら「笑うさらりーまん」?
でも、音楽に、薔薇つくりに、写真にとこんな多忙な「さらりーまん」そうはいませんよね。
えっ?さらりーまんは仮の姿、その正体はpapalin寺の怪人?
> さらりーまんは仮の姿、その正体はpapalin寺の怪人?
お見事! ご名答です。でも仕事も今年は佳境に入って行きます。すでにその兆候は現れ始めておりまして、dogachanまでは行かずとも、毎日遅くなりそうです。ブログ書くのが毎日のつとめであり、楽しみであり、皆さんとの会話がとっても楽しいので、何とか続けて行きたいと思っていますね。
>仕事も今年は佳境に入って行きます。
そうでした。
これから決算を迎え、また新年度の事業計画もおありになるのでしょうね。
一年で一番お忙しいときですね。
お仕事との両立、ご無理なさいませんよう。
無理させて
無理をするなと
無理をいう 秀作
御神渡でその年の吉凶を占うのは定められた神社の宮司さんしかできないのだそうです。
で、どこの神社かお分かりになりますか?
「八剣神社」なんですって。
これは、この神社の宮司さんに伺った話ですから確かだと思います。お父様が現役の八剣神社の宮司さんで彼女は(そう、まだあどけなさの残る女の子なのです)そのお父様のあとを継ぐべく、宮司の資格(?)を取られたんですね。巫女さんとはまた違う重責を負うお仕事です。神社には、お寺とまた違う清清しい佇まいがあって大好きなのですが、お寺と同じようにそこを守っていくという責任があるのですね。
息子が親しくしている友達に岡谷のお寺の息子さんがいます。このお寺、そんじょそこらのお寺と違ってとにかく格式があるお寺です。息子のおじい様に当たる方はなんと、京都の名刹智積院の管長さま。新しい管長の就任のときだけ開かれるという(門?)を四人の神官が担ぐ輿に乗られて、静々とくぐられる様子がNHKでも放映されました。三人のお孫さんはもう既に得度をすませていらっしゃるとのこと。
私たちの知らないところで伝統は守られ継承されているんですね。
日本は、高度成長時代に、大量生産、所得倍増という夢を現実のものとしてしまいました。かくて、伝統のある"本物"のいくつかはその姿を消しました。でも、かたくなに守ってきた人、それを支援した人、こういう稀なDNAがいたからこそ、伝統は守られ継承されているんだと思います。いつの時代も、本物を見抜く、本物を嗜好する人、いるんですよね。
ブログ本文は読んでも、新聞の記事は「知ってるつもり」でしっかり読んでいなかったですね。
私は今週月曜日 「成人の日」 仕事で出勤でした。主人と子供たちはお休み。その主人が夜の10時頃になって言うんです。「今日は成人の日だったんだね~」って。主人の感覚では成人の日はいまだに1月15日の印象が強く 我が家の関係では今年新成人はいないしで どうしても関心がうすれていたとはいえあまりにも。。。という感じでしたが。
人間やはり関心のないものには目がいかないんでしょうね。
アニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニングの歌の中でハイジが空中ブランコにのっているシーンがあってそれがとても気持ちよさそうであこがれたこと思い出しますね。(^-^*)/
> 関心のないものには目がいかないんでしょうね。
少なくとも僕はそういうタイプでしょうね。でも世の中には、いつもアンテナを張り巡らせておいて、興味のあるなしは、キャッチしてから判断するという優れた感性をもっている人もいます。
僕は、ちょうど子供のPTAをしている頃に、成人の日が1月15日ではなくなり、そのあおりで、どんど焼き(sakuraさんの方では三九郎かな?)がそれまでの1月13日の夜ではなくなったこともあり、かろうじて覚えていますが、体育の日=10月10日とすり込まれたまんまです。(哀)