【クラシック音楽-011】 ヴァイオリン演奏+作曲 : パガニーニ
きっとどこかで聴いたことのある名前の音楽家ではないでしょうか。
ニコロ・パガニーニ。1782年にイタリアで生まれ、1840年に没した、天才ヴァイオリニスト兼作曲家です。バカテクの演奏家だった彼は、賭博好きの父親が、彼の才能に目をつけ、モーツァルトに父親がしたように、彼を音楽教育を受けさせ、激しい練習を強要したようですね。ところが、彼はそれに見事に応えてしまうんです。8歳で作曲を始め、11歳で演奏会デビューし、17歳からは北イタリアで演奏活動を始めました。彼の超人的なヴァイオリン奏法のテクニックと、更に彼のとる奇怪な行動をして、彼のことを「ヴァイオリンの鬼神」と称えて呼んだようです。ちなみにPapalinは「リコーダーの福神」と称えて呼ばれたのは、夢の中だけでした。
彼は、超絶技巧派である自分のために、ヴァイオリンの新しい奏法もあみ出してしまいます。それは、(1)一度に二つのメロディを響かせる重音奏法であったり、(2)二重音のフラジョレット(フラジョレットとは、dogachanはご存知でしょうが、弦楽器で、弦の整数分の1の長さのところを弦を強く押さえず、軽く触れて倍音を出す奏法のことを言います)それを二重音でやってしまったり、(3)弓を使ってレガートにメロディを弾きながら、本来は弦を押さえる手である左手の指2本を用いてピチカート(弦を指で弾く奏法)で伴奏をつける奏法だったり。
これって、すごいことなんですね。ちょっとだけ薀蓄を語らせて頂きますと・・・。「のだめカンタービレ」のブログでも書きましたが、声楽家も含めて、演奏家と呼ばれる人たちは、当然のことながらその楽器の演奏テクニックを身につけます。なので、その楽器の特性を知っているんですよね。声楽も同じですよ。胸に響かせる声から頭に響かせる声への推移の仕方などは、テクニックとして知っています。例えばヴァイオリンだったら、隣り合う2本の弦を一度に鳴らすことは可能ですが、1本飛ばして両端の2本の弦を同時に弾くことはできませんよね。同じように、隣り合う弦で出せる音の幅ってものの限界も知っています。楽器を知り尽くしている人が、その楽器のために書かれた音楽、それが本当に美しい音楽だと僕は思っています。ですから、例えばアルトリコーダーの音域は、下のファから2オクターブ上のソまでだなってことだけで曲を書かれてしまうと、リコーダー奏者である僕は大変な思いをするのです。後で書きますが、リコーダーという管楽器はフラット系の楽器です。なので、シャープ5つなんて曲を書かれたもんにゃ、こいつ締めたろうかって思います、ホントに。(笑)
いつも通り、前座で盛り上がってしまいましたが、今日の本題はここからです。
天才ヴァイオリン奏者であったパガニーニ。当然のことながら、自分が演奏するための曲として、独奏曲や協奏曲を作曲しているわけですが、彼は一体どうやって、ヴァイオリン協奏曲で独奏ヴァイオリンの音を目立たせたでしょうか?
これを知っているとちょっと格好いいので、ぜひ覚えて、方々でホラを吹いて下さいね。決してリコーダーを吹いてはいけませんよ。Papalinを追い越しちゃうと困りますから。(笑)
その答えは、こういうことでした。
各々の楽器には、得意な調と、苦手な調があります。ヴァイオリンの弦は4本あり、低い音の方から順に、ソ>レ>ラ>ミ(GDAE)と調弦されます。ですので、得意な調は、基音(基準となる音・・・長調だったらドの音)を開放弦で弾ける調、すなわち、レがドになるニ長調(シャープ2つ)や、ラがドになるイ長調(シャープ3つ)なんかです。そうすると、のびのびとした音で弾けるので、楽器もよく響きます。一方、これらの開放弦の半音上の音がドになるような、変ホ長調(フラット3つ)、変ロ長調(フラット2つ)などは、ヴァイオリンだけでなく、ヴィオラやチェロやコントラバスなどの弦楽器は苦手な調となります。理由はもうおわかりですよね。
ここで予定通り脱線しますが、管楽器はフラット系の楽器が多いのです。まずはリコーダー。リコーダーはC管とF管の2種類の楽器群に分けられます。F管とは、指で押さえる穴をすべて塞いだときに出る音、すなわち最低音がF(ファ)なんですね。ですので、お得意の調は、ヘ長調(フラット1つ)、変ロ長調(フラット2つ)、変ホ長調(フラット3つ)などになります。おやおや、弦楽器の苦手な調ですよね。そうなんです。トランペットやトロンボーンやチューバなどの金管楽器は、基音がシのフラットなのです。ですから、得意な調は、変ロ長調(フラット2つ)、変ホ長調(フラット3つ)などです。そう、リコーダーと同じですね。現代のフルートとオーボエはC管です。クラリネットとホルンがややこしいのですが、かいつまんでいうと、これらもフラット系の楽器といえるでしょう。
元に戻ります。
パガニーニが、自分が演奏するソロ・ヴァイオリンのパートを、何十人もいるオーケストラの音から一際目立たせるためにとった手段。それは、オーケストラには変ホ長調で演奏させて、自分のヴァイオリンは、4本の弦を半音高く調弦しておいて、自分だけニ長調で弾く・・・という技だったのです。これだとどうして目立つか、もうおわかりですよね。オーケストラの中で、自分と同じ楽器であるヴァイオリンは、響きにくい調で弾かせておいて、自分だけが響きやすい調で弾くのですから、コントラストがくっきりとするわけです。事実、彼は自分が作曲したヴァイオリン協奏曲第一番で、この手法を使ったようです。彼が演奏していた当時は現代よりもピッチ(音の高さ)が低かったはずですから、こんな半音上げて調弦するなんてことができたのでしょうか。でも当時はガット弦(羊の腸から作った弦)だったと思いますので、今の金属の弦よりも切れやすかったでしょうね。ちなみに、現在ではこのパガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番はニ長調となっております。
こういう楽器の特性を考えて作曲すること、みんなやっていたんですね。それが証拠に、有名なヴァイオリン協奏曲である、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの3曲はみなニ長調なのです。メンデルスゾーンはホ短調なのですが、これを長調で考えるとト長調と同じ調になります。ト・・・ソの音・・・G・・・ヴァイオリンの最低音の開放弦の音。ほらね?
字ばっかりで、ごめんなさいね~。 あぁ指が疲れた。
【写真】 パガニーニの代表的な超絶技巧作:「24のカプリース」のCDほか
ニコロ・パガニーニ。1782年にイタリアで生まれ、1840年に没した、天才ヴァイオリニスト兼作曲家です。バカテクの演奏家だった彼は、賭博好きの父親が、彼の才能に目をつけ、モーツァルトに父親がしたように、彼を音楽教育を受けさせ、激しい練習を強要したようですね。ところが、彼はそれに見事に応えてしまうんです。8歳で作曲を始め、11歳で演奏会デビューし、17歳からは北イタリアで演奏活動を始めました。彼の超人的なヴァイオリン奏法のテクニックと、更に彼のとる奇怪な行動をして、彼のことを「ヴァイオリンの鬼神」と称えて呼んだようです。ちなみにPapalinは「リコーダーの福神」と称えて呼ばれたのは、夢の中だけでした。
彼は、超絶技巧派である自分のために、ヴァイオリンの新しい奏法もあみ出してしまいます。それは、(1)一度に二つのメロディを響かせる重音奏法であったり、(2)二重音のフラジョレット(フラジョレットとは、dogachanはご存知でしょうが、弦楽器で、弦の整数分の1の長さのところを弦を強く押さえず、軽く触れて倍音を出す奏法のことを言います)それを二重音でやってしまったり、(3)弓を使ってレガートにメロディを弾きながら、本来は弦を押さえる手である左手の指2本を用いてピチカート(弦を指で弾く奏法)で伴奏をつける奏法だったり。
これって、すごいことなんですね。ちょっとだけ薀蓄を語らせて頂きますと・・・。「のだめカンタービレ」のブログでも書きましたが、声楽家も含めて、演奏家と呼ばれる人たちは、当然のことながらその楽器の演奏テクニックを身につけます。なので、その楽器の特性を知っているんですよね。声楽も同じですよ。胸に響かせる声から頭に響かせる声への推移の仕方などは、テクニックとして知っています。例えばヴァイオリンだったら、隣り合う2本の弦を一度に鳴らすことは可能ですが、1本飛ばして両端の2本の弦を同時に弾くことはできませんよね。同じように、隣り合う弦で出せる音の幅ってものの限界も知っています。楽器を知り尽くしている人が、その楽器のために書かれた音楽、それが本当に美しい音楽だと僕は思っています。ですから、例えばアルトリコーダーの音域は、下のファから2オクターブ上のソまでだなってことだけで曲を書かれてしまうと、リコーダー奏者である僕は大変な思いをするのです。後で書きますが、リコーダーという管楽器はフラット系の楽器です。なので、シャープ5つなんて曲を書かれたもんにゃ、こいつ締めたろうかって思います、ホントに。(笑)
いつも通り、前座で盛り上がってしまいましたが、今日の本題はここからです。
天才ヴァイオリン奏者であったパガニーニ。当然のことながら、自分が演奏するための曲として、独奏曲や協奏曲を作曲しているわけですが、彼は一体どうやって、ヴァイオリン協奏曲で独奏ヴァイオリンの音を目立たせたでしょうか?
これを知っているとちょっと格好いいので、ぜひ覚えて、方々でホラを吹いて下さいね。決してリコーダーを吹いてはいけませんよ。Papalinを追い越しちゃうと困りますから。(笑)
その答えは、こういうことでした。
各々の楽器には、得意な調と、苦手な調があります。ヴァイオリンの弦は4本あり、低い音の方から順に、ソ>レ>ラ>ミ(GDAE)と調弦されます。ですので、得意な調は、基音(基準となる音・・・長調だったらドの音)を開放弦で弾ける調、すなわち、レがドになるニ長調(シャープ2つ)や、ラがドになるイ長調(シャープ3つ)なんかです。そうすると、のびのびとした音で弾けるので、楽器もよく響きます。一方、これらの開放弦の半音上の音がドになるような、変ホ長調(フラット3つ)、変ロ長調(フラット2つ)などは、ヴァイオリンだけでなく、ヴィオラやチェロやコントラバスなどの弦楽器は苦手な調となります。理由はもうおわかりですよね。
ここで予定通り脱線しますが、管楽器はフラット系の楽器が多いのです。まずはリコーダー。リコーダーはC管とF管の2種類の楽器群に分けられます。F管とは、指で押さえる穴をすべて塞いだときに出る音、すなわち最低音がF(ファ)なんですね。ですので、お得意の調は、ヘ長調(フラット1つ)、変ロ長調(フラット2つ)、変ホ長調(フラット3つ)などになります。おやおや、弦楽器の苦手な調ですよね。そうなんです。トランペットやトロンボーンやチューバなどの金管楽器は、基音がシのフラットなのです。ですから、得意な調は、変ロ長調(フラット2つ)、変ホ長調(フラット3つ)などです。そう、リコーダーと同じですね。現代のフルートとオーボエはC管です。クラリネットとホルンがややこしいのですが、かいつまんでいうと、これらもフラット系の楽器といえるでしょう。

パガニーニが、自分が演奏するソロ・ヴァイオリンのパートを、何十人もいるオーケストラの音から一際目立たせるためにとった手段。それは、オーケストラには変ホ長調で演奏させて、自分のヴァイオリンは、4本の弦を半音高く調弦しておいて、自分だけニ長調で弾く・・・という技だったのです。これだとどうして目立つか、もうおわかりですよね。オーケストラの中で、自分と同じ楽器であるヴァイオリンは、響きにくい調で弾かせておいて、自分だけが響きやすい調で弾くのですから、コントラストがくっきりとするわけです。事実、彼は自分が作曲したヴァイオリン協奏曲第一番で、この手法を使ったようです。彼が演奏していた当時は現代よりもピッチ(音の高さ)が低かったはずですから、こんな半音上げて調弦するなんてことができたのでしょうか。でも当時はガット弦(羊の腸から作った弦)だったと思いますので、今の金属の弦よりも切れやすかったでしょうね。ちなみに、現在ではこのパガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番はニ長調となっております。
こういう楽器の特性を考えて作曲すること、みんなやっていたんですね。それが証拠に、有名なヴァイオリン協奏曲である、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの3曲はみなニ長調なのです。メンデルスゾーンはホ短調なのですが、これを長調で考えるとト長調と同じ調になります。ト・・・ソの音・・・G・・・ヴァイオリンの最低音の開放弦の音。ほらね?
字ばっかりで、ごめんなさいね~。 あぁ指が疲れた。
【写真】 パガニーニの代表的な超絶技巧作:「24のカプリース」のCDほか
この記事へのコメント
あぁ「頭」が疲れた!(笑)
クラシックのブログには「コメント」
しないはずだったのに・・・。
皆さん、ごめんなさい!
これって、原文を読みながら、同時通訳的に頭に浮かぶの? だって以前もこの路線のコメントがあったでしょう? そういう奇才に僕は感心しているのですよ。 真相はどうなの?
パラレルワールドのように
思い浮かんでしまいますぅ・・・(笑)
ヴァイオリンは私も大好きな楽器ですが、その技巧、奏法についての知識は皆無です。
ただ、その音色の美しさ、華やかさに魅かれてパガニーニの曲を聴くばかりです。
ピアノのリストと並んで、ヴァイオリンの「超絶技効」と言えばパガニーニ。
技巧的にどう「超絶」なのかわからないままに聴いたとしても、そのまるごとの音楽の素晴らしさには誰もが圧倒されるのではないでしょうか?
ヴァイオリン・コンチェルトに関して言えば、めまぐるしい指さばきから生まれる第一楽章の華麗なピツィカート(左手?)大好きです。
第三楽章の思いっきり「イタリア!」しているヴァイオリンも素晴らしい。
なぜか「悪魔の弟子」みたいなイメージが」つきまとうのも、他に追随を許さないそのテクニックをうらやんでの揶揄なのでしょう。
ヴァイオリンという楽器の持つ可能性をとことん追求したパガニーニ、やっぱり天才ですよね。
久しぶりの「会話」やね♪
そうです。僕らの(?)レベルでは
「ハーモニックス」って呼んでますね。
なんだか「チャット」みたいになって来た♪
でも、僕の「レベル」では、キーが追いつかない!
(笑)
でも「世界で一番相手にされていない」様な・・・。
パガニーニの曲って、ヴァイオリニストは、アンコールで"この程度は弾けますよ"とばかりに演奏しますよね。確かに演奏の素晴らしさっていうのはわかりますが、技巧が先走っちゃうと、何に感動しているのかわからなくなっちゃって、サーカスを見てすげ~と思っているのか、マジックを見ているのか、はたまた"音楽"をきいているのか...。いずれにしても、今の演奏は確かにテクニックは凄いけど、それ以外に何かあった?なんて思ってしまうのは、やはり揶揄からでしょうかね。
負けました!
何に負けたかって、ひとつにはそのスピード。私がコメント書き始めた時はなんのコメントもありませんでしたので、「一番乗り~!」のつもりで送ったところdogachanさん、papalinさんのコメント合戦がすでにたけなわ!
お二人のスピードには毎回驚かされます(笑)
もうひとつ、負けたと思ったのはdogachanさんのセンス。軽妙洒脱とはdogachanさんのためにあった言葉なのですね!
たとえ「一音」でも「感動」する音色も
ありますよね。
上に行ったり下に行ったり・・・
「繋げるの」大変だろうなぁ・・・(笑)
「フラジョレット」って言葉、実は今日
初めて知りました。
何だかオシャレで「いい響き」♪
これって、なんなんでしょうね?
私、頭が固いのかしら?
常識的な発想ばかりで、つまらないですよね。
papalinさんとdogachanさんの思考回路を少し研究してみたいと思います。
Papalinが「愛妻家」であり、「愛娘家」って♪
ちょっとビールとりに言ってこようっと・・・。
どないすんねん?!
嬉しいなぁ♪
で、コメントは何処に?
Angelさんに「ご挨拶」して参りました!
ふぅ・・・こんな忙しい「ブログ」って・・・
「こんなの初めて!ワクワク♪ドキドキ!」
ちょっと「ゆっくり」しましょうか?(笑)
オイラまだ晩御飯食べてない~!
ではでは、みなさん良い夢を!
おやすみなさ~い♪
折角パソコンの前に「真夜中御飯」持って
来たのに。(笑)
Papalinは今頃お風呂で「鼻歌」でも唄って
いるんだろうね♪(笑)
途中から、パソコン使用権を子供に奪われました。「こんな遅くに何するの?」
「だってお母さんが、ずーっとパソコン使ってるからでしょ?」
・・・ごもっとも。
というわけで、ご挨拶の暇もなくパソコンは息子の支配下に。
「真夜中御飯」って、何だったのでしょう?残念!
この盛り上がり!
まさしく"チャット”状態で私など、お二人のコメントを追っかけるだけで背いっぱい。たまに、コメントしても、乗りおくれてるし、間が抜けちゃうしでとてもついていけませんでした(泣)
もちろん筆頭はパガニーニ、そして、タルティーニもう一人サラサーテ。
なぜかみんなラテンの人ばかりです。
パガニーニとタルティーニは二人ともイタリア人。
「悪魔のトリル」で有名なタルティーニ、悪魔に魂を売ったとされるパガニーニ。
スペイン人であるサラサーテはずっと後の人ですが、あの「ツィゴイネルワイゼン」にしてもジプシー音楽の狂騒的な雰囲気が濃厚ですね。
「北」のヴァイオリンとイメージが全く異なるような気がします。同じカプリースでもサンサーンスの「序奏とロンド・カプリチョーサ」、わたしの大好きな曲でもあるのですがやっぱり何か違うように感じます。時代が違うと言えばそれまででしょうが、何かもっと本質的なもの、ヴァイオリンという楽器に求めるものが違うようにも思います。
もちろん、私は北も南も関係なくヴァイオリンが好きなことに変わりはありません。
自分で弾いて、かつ作曲もする。
自分が弾きたい曲を作曲する、ということもその音楽を大きく左右するものかもしれないですね。
ラテンのヴァイオリン曲と、ドイツ以北及びロシアのヴァイオリン曲、確かに違いますね。ラテンはやっぱりとめどなく鮮やかであり、輝いており、どこまでも陽気だったりします。
一方、ドイツはやっぱり重厚なという形容詞がピッタリ。バッハにしろ、ベートーヴェンにしろ、ブラームスにしろ...。
東欧やロシアに至ると、土の匂いのするヴァイオリンになります。
それに、北欧に行くと、代表選手はシベリウス。これがまた渋いという表現がピッタリ。一方イギリスは、...ようわからんです。
アメリカは、カントリーなヴァイオリンのイメージになりますです。
aostaさんが一番好きなヴァイオリンの曲は何って聞かれたら、何を思い浮かべますか? チゴイネルワイゼン? 悪魔のトリル? カプリチョーサ? 四季? コンツェルト? ソナタ? パルティータ? 何でしょうね。
ごめんなさい!クライスラーさま!
ラテンの悪魔的なまどわしで、あなた様のお名前を失念しておりましたこと、ひらにご容赦のほど!!
パガニーニのブログ、演奏家でありかつ作曲家という先入観で連想いたしましたので、上記の名前が挙がってきたのですが、そうしたことにとらわれずに考えてみました。
好きなヴァイオリン曲、フランクの「ヴァイオリン・ソナタイ長調」、ベートーヴェンの「クロイツェル」、別格でバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」中でも第二番のパルティータ
小品ではクライスラーの「ウィーン奇想曲」・・・
演奏家で言えばpapalinさんと同じくパールマン。初めてのフランクを、初めてのパールマンで聞いたときのショック!いまだに忘れられません。
一緒に買ったのがクララ・ハスキルのモーツアルトのピアノ・ソナタだったこと。聞いたことのない曲を買うときの不安、なぜかレコードジャケットのデザイン、もじゃもじゃ頭のパールマンの写真が気になったことまで覚えています。国道沿いの小さなレコード屋さんでした。
ヴァイオリンの曲ではありませんが「トゥネラの白鳥」!渋いというより静寂、静謐、神話的な宇宙の広がりを感じる曲です。
そういえば、と思って確認してみました。
フランクのヴァイオリン・ソナタ。
ヴァイオリンはもちろんパールマンですが、ピアノはアシュケナージ。
ベートーヴェンの「クロイツェル」。こちらもパールマンとアシュケナージ。
以前どこかで、ピアニストではアシュケナージがお好きと書いていらっしゃいました。
そのうちにブログを立てたいとも仰っていらしたような気がいたします。
面白い展開になりそうですね!
間違い?壊れた?papalinの得意技?(23:59)みたいな?
といぶかしながら読んだのですが、昨日というか深夜3人でチャットをされていたんですね。とても楽しそう!
私は、いい子だから早寝して、疲れをとりインフルエンザ予防してます。といっても昨日は、新番組ドラマをチェックしてました。
深夜の"チャット”、私はほとんど傍観していただけです。参加したくてもぜんぜんタイミングが合いませんでした(悲)!
恐ろしいことに夕べは灯油を切らしてしまい、12時すぎるころにはしんしん寒く湯冷めしそうになりましたので、早々に退散いたしました。息子はその寒さの中ダウンを着てパソコンたたいてました!
僕は「うましか」なので風邪はひきません!?
インフルエンザが流行っているようなので、
ほんと無理せず、暖かくして下さいね。
富山は現在(平野部の)気温はプラスです。
拙宅は「暖房重視」の家なので、暖かいです♪
でも夏になったらメッチャ暑い!ですけど(笑)。
照明は、ほとんどが白熱電球なので、電気代も
かかります。(ダイニングは480W、階段は660W!)
なんで「階段」の照明が660Wもあるのか?
単なる「デザイン」が好きだったから!(笑)
だけど「明るくない」んですよねー、電球って。
「気持ちは暖かくなる」けどね!
(改行が上手くいかないなぁ・・・全角20文字?)
よし!これから気をつけよう!(笑)。
閑話休題。
夕べはありがとうございました♪
(失礼いたしました!)
aostaさん、睡眠時間は充分取ってね♪
心配してしまいます・・・。
(改行が上手くいかないなぁ・・・全角20文字?)
よし!これから気をつけよう!(笑)。
閑話休題。
夕べはありがとうございました♪
(失礼いたしました!)
aostaさん、睡眠時間は充分取ってね♪
心配してしまいます・・・から。
「エラー」になったから「から」を入れて
再送信したのにぃ・・・。(恥ずかしい!)
Papalin、いっこ【削除】願います!(笑)
本当は「ヴァイオリン」の話がしたかった
・・・のです。
もう随分前になりますけど、あるお方から
チケットを頂き「クラシックコンサート」
なるものに「愛妻」と二人で行った事が
あります。(改行、合ってる?・・・面倒!)
確か千住真理子さんだったと思います。
彼女がMCで自分のヴァイオリンを指差し
「これはストラディバリにも匹敵します」
という素晴らしいヴァイオリンを聴きました。
前列から10番目ぐらいの真ん中で聴いた
その音色は・・・
ふわぁ~っと響く聴いたことも無い音色!?
「これって本当にヴァイオリンの音!?」
それから僕の「認識」が変わりました。
「本物の楽器と本物の演奏者が出逢うと、
本物を超える!」と・・・。
こちらこそ、ありがとうございました。papalinさんと、dogachanさんの白熱する"チャット"の現場に立ち会えて光栄でした(笑)
睡眠時間、最近は年のせいか(?)朝早くから目が覚めてしまいます。
でも、寝不足を体が意識するのか、眠いときはほんとに眠くなって、何日かはしっかり睡眠時間を確保しています。ご心配頂いて、恐縮です。
それより、dogachanさんこそ、お気をつけくださいね。papalinさんも心配していらっしゃいましたよ。
今食べてる(!)「真夜中のご飯」は・・・。
ギョーザと刺身という変な組み合わせです。
僕はグルメではありませんが、コレは無い!
でも、残さず食べます。・・・だって嫁さんが
折角つくってくれたんだもの。(笑)
まてよ!?これ(餃子)って「冷凍食品」?
あーあ・・・新婚当初は、ぜ~んぶ「手作り」
だったのになぁ・・・(遠い目)。
クライスラー、いましたね。車のメーカーですよね。アメリカのBig3と呼ばれる、GMとフォードと。え、違う? 朝からボケをかますなって?
オーストリア出身の20世紀前半の最大のヴァイオリニスト。活躍の場は主にUSでしたね。もちろん素晴らしい技巧派であると共に、楽曲解釈の点でも優れたものをもっていた人でした。1962年没。
クロイツェルも名曲です。そして無伴奏Vnのためのパルティータ第2番。僕は学生の頃に、この曲をリコーダーで演奏したいと思って、何度もトライしたのですが、録音を残せるまでには至りませんでした。難しい曲ですが、そそられます。
PS:国道沿いの小さなレコード屋さんてどこだろう。僕が高校生だった頃(1976.4-1979.3)も、そのお店ってありました?
おはようございます。
衝撃的に”出会った”のがパールマン。
父の影響で、最初から名前を知っていてとにもかくにも神様のような人だったのが、メニューイン。
papalinさん、間違えました!
国道からひとつ入った通り,○○商店街にあった○○楽器店です。
国道沿いにあったのは、小さな本屋さん、○○堂書店でした。
小学校、中学校と音楽室に世界の音楽家の肖像画が飾られていませんでしたか?
モーツァルトやベートーヴェン(右手に駕ペンを持った、あの美形のベートーヴェンです)それからラヴェルといった人たちは素敵!と思っていましたがブラームス、ドボルザークあたりは、なんだか気難しくて怖そうというイメージがありました。
その中でも、シベリウスはダントツで"怖い人”
あの海坊主を思わせる大きな禿頭(”とくとう”と読んでくださいね。決して○○あたまとはいわないように。シベリウス様に失礼ですから)そして、じっと、にらみつけるような鋭い視線。
小さいころの第一印象って本当に強いです。
私はずっと長いこと、あの肖像画でシベリウスをイメージしておりました。
ですから、「トゥオネラの白鳥」や「悲しいワルツ」をはじめて聞いたときは心底おどろかされました。冷たく暗い黄泉の川に浮かぶ白鳥。サンサーンスの「白鳥」とも違う、死のイメージ、予兆、時間感覚の喪失させる何か。
美しいというもの以上のものでした。
知りきれトンボ、でも、500寺制限!
ヴァイオリンばかりが印象に強く、ピアノが誰だったか全くおぼえていません。レコードも、絶対実家にあるはずなのですが・・・みつかりません!
クララ・ハスキルはあったのに、なぜ?
この人、岡谷の市民会館に来ませんでしたか?もちろん大昔のそのまた大昔。
でもpapalinさん、中学生にはなってらしたかもしれません。
あ!また間違えています。岡谷に来たのは深沢亮子さん(この字でよかったかしら?)
パネンカは、諏訪の文化会館だったような気がいたします。ベートーヴェンの三大ピアノ・ソナタを演奏された記憶があります。
それとも、全くの別人でしょうか?
やはり音楽好きだった母方の叔父と行った記憶があります。ウィルヘルム・ケンプ以外のベートーヴェンを聴いた、はじめての経験でした。
僕も白熱灯派です。蛍光灯、それも蛍光管は、昭和40年代を思い出して、むき出しに出ている姿なんかを見ると、耐えられません。
dogachan、電球タイプの蛍光灯が出ているのはご存知ですか? 60Wクラスで一球\1000弱かな。白熱灯の5倍以上の寿命があり、もちろん、白熱灯の色もありますし、それこそ蛍光灯のようなピュア・ホワイト色もあります。これのいいところは、電気代が約1/5というところ。60Wの白熱灯の明るさを、13,14Wの電力で賄えます。絶対にお奨めよ。電球のデザインも可愛いのがあります。でも、庭の外灯には、透明な白熱灯が似合いますので、それには使っていませんが。
ひょっとしたら、昨晩もPapalinを呼び出そうとしていましたか? そうだとしたら、ご期待に沿えずに、済みませんでした。
これから、楽しいお仲間と、お出かけです。また会いましょう。では。
コメント最初から読むとすさまじいですね!
何より自分の年をひとつ間違えてる!(笑)
Papalin、「電球タイプの蛍光灯」
アドバイスありがとうございます。
うちも何ヶ所か使ってます。
でもメインの照明の口金のサイズは17mm。
この口金に合うのは無かったような・・・。
探してみますね!面白い物に出逢うかも?
僕も「電球探しの旅」に行ってきます!
ワクワク♪ドキドキ!?
私は、直接照明より間接照明が好きです。
音楽を聴くにも、読書をするにも間接照明のほうが落ち着くような気がいたします。
となれば、やはり白熱灯。
我が家でも、照明は全部白熱灯です。電気代がかかります。でも、あの少しオレンジ色がかった雰囲気が好きなのです
外出先から帰ってきても、リヴィングの窓から暖かい白熱灯の光がこぼれていると、ほっとします。
本当はフロア照明に懲りたかったのですが、予算や好みの問題もあり実現いたしませんでした。
夫は、部屋全体が蛍光灯でピカっと明るくないといや、というタイプです。
折衷案として、白熱灯による直接照明でおちつきましたが、夫は不満のようです。
ただいま帰って参りました。楽しかったので、今日のブログになるでしょう。
ダブったのとか、そういうのは気にしないでいいですよ。片方消しちゃうと、このコメントの意味が不明になるので、"から"の有無の違いもありますので、そのまま残しておきましょう。
さてdogachan、"本物の楽器と本物の演奏者が出逢うと、本物を超える!"というのは、わかったようでよくわかりません。本物×本物=本物のように思うのですが...。(笑)
でも、僕も似たようなことをいつも演奏会で感じて帰ってきます。それも特に弦楽器の音。これは実際にコンサート会場(それも前から10列以内・・・dogachanは席も最高でしたね)で聴く音が、いかにCD等の録音物と違うかっていうことです。CD化するときって、リバーブかけまくったり、イコラーザーをいじって、音色まで変えられますものね。だから、何もごまかしの効かないコンサート会場で聴く音が素晴らしいと思ったら、それは最高なのです。dogachan流に言うと、"本物を超える"となるのでしょうね。
寝るのも体力だって知っていましたか? 年をとると、若い頃のように、十何時間も眠れなくなるというお話です。僕は、元々腰が弱いので、長く寝ていられません。ベッドには投資しているんですけれどね。眠いときは寝る。それが許されるなら、絶対に寝ちゃうべきです。そう何日も夜更かし早起きは続きませんから。それに、もうごろうた・・・、とにかく、無理はいけませぬ。
冷凍食品に文句を言ってはいけませんよ。手作りにかかる手間を考えたら、毎日手作りってわけにはいかないでしょう。ちなみに、アシュピンのママは、3人分のお弁当を10分あれば作れると豪語しております。お弁当用の揚げ物がよく入っていますが、そこそこの味です。僕は、娘が休みに入るとお弁当がなくなります。ついでに作って頂いているというわけです。(感謝)
アシュピンのママさんは魔法でも使うのでしょうか?毎朝息子と娘のお弁当で、どうががんばっても、30分はかかってしまいます。何か、ノウハウがあるのでしょうか?
少しでも、時間を短縮しようと、ハンバーグや、つくねなどは多めに作って冷凍しています。
ひじきの煮物やかぼちゃの甘煮なども同様です。
でも、大変といいながら中学のときから通算して6年間お弁当をもたせた息子も今春卒業。
娘のお弁当だけを作るようになったら、これもまた寂しいことでしょう。
息子が学校へ行くのも、あと何日と数えられるばかりになりました。作りたくても作れない日が来るのですね。
最初から知識があれば、その知識が邪魔をすることがあります。ではなくて、素直に、音楽だけを聴いて感動したときって、その音楽家に出会ったことの喜びは倍増します。aostaさんにとっても、Papalinにとっても、パールマンはそんな存在だったのかもしれませんね。
国道から一本入ったところの楽器屋さん(レコード屋さん)ですね。Papalinはそのお店でよくリコーダーの楽譜を求めました。全音から表紙が黄色いリコーダー・ピースという楽譜集が出版されていて、よくカタログを見ては取り寄せてもらったものです。昨年ん十年振りにお店を訪れたら、おばちゃん元気でしたよ。おばあちゃんになっていましたが、拡大鏡を手に、頑張っていました。CDを一枚買いました。昔のお礼に。
小学校の音楽室。あそこは楽聖ベートーヴェンを始めとするクラシックの作曲家の遺影の山でした。(笑) 僕の小学校も多聞にもれずでした。写真ではなくて絵なんですよね。覚えているだけでも上げてみましょうか。生誕順(合っているか不安ですが)にいくと、インスタント・ラーメン頭のヴィヴァルディ(1675)、目のはれぼったい音楽の父バッハ(1685)、フルードリッヒ大王のような音楽の母ヘンデル(1685)、細面の頼りない交響曲の父ハイドン(1732)、一見貴公子だけどちょっと口の尖った神童モーツァルト(1756)、最高にハンサムな、パーマおじさん楽聖ベートーヴェン(1770)、牛乳瓶の底めがねをかけたリートの神様シューベルト(1797)、時代が100年戻ったような容姿のメンデルスゾーン(1809)...。
きりがないのでやめます。誕生年は自信がありません。
彼が登場するまでは書かないといけませんね。郵便配達のおじさんのようで神経質そうなショパン(1810)、1970年代の長髪のお兄さんのようなシューマン(1810)、そこらを歩いていそうなおじさんワーグナー(1813)、この人がウィーンを席巻したのって疑問を抱く容姿のワルツ王ヨハン・シュトラウス(1825)、交響曲第一番を40歳代に書いたという遅咲きお髭のブラームス(1833)、いかにもロシアのおっさんなムソルグスキー(1839)、同じくロシアでもこちらは気品を感じたチャイコフスキー(1840)、田舎者のブルドック顔のドヴォルザーク(1841)、フランスの貴公子(?)ドビュッシー(1862)、つるつる逆三角形頭のシベリウス(1865)、やっと到達しましたね。あとは...一見サラリーマン風のラフマニノフ(1873)、フランス人とは思えない顔のラヴェル(1876)、魚屋のおっちゃんプーランク(1899)。
3通目です。
こうしてみると、オペラの作曲家のプッチーニ、ロッシーニ、ヴェルディ、ベッリーニ、ドニゼッティなんかは登場しないですね。当時の文部省はオペラは推奨していなかったのかなぁ。痴話の台本のオペラも一杯あったし、教科書には書けなかったかもね。
他にも何人か顔を覚えてますが、それは小学校の音楽室で覚えた顔ではないと思うので、省略しました。
ヴァイオリンの印象が強烈だったのですね。ピアノ伴奏を覚えていないというのは至極当然ですよ。フランクとパールマンの組み合わせの印象がとても大きかったのでしょう。伴奏者まで気が回るのは、左脳の仕事。でも感動に左脳はいりません。(笑)
名前を知っているだけで、他には記憶がありません。あの諏訪の文化会館で演奏したの? 僕は当時(中学生の頃)は、アマチュア最古のオーケストラである諏訪交響楽団の演奏を生で聴いて、弦楽器ってこういう音がするんだと感動した人なので、耳は悪いです。(ゴメン! 諏訪響さん。)
そうですか。では私はまだ生まれていませんね。まぁそれは冗談として、まだクラシック音楽=姉がつっかえつっかえ練習しているピアノ曲という方程式だった頃のようです。
ケンプのベートーヴェン。僕も同じ"すりこみ"でした。33回転の、シングルLPのレコードで、月光を擦り切れるほど聴きました。(笑)
自分の歳を間違えちゃったの? でも、自分も危ないかもしれません。若くいたいって深層心理が働いているので、4○の一桁目は自信がありません。(マジかよ~?)
17mmソケットの蛍光灯白熱灯(?)もあったような気がします。当然ご存知でしょうが、可変調光タイプのところには使えませんので、あしからず。
dogachan、ワクワクドキドキがいっぱいあっていいね。僕も昨日クララさんに再会するときがそうでした。(笑)
間接照明は目にもいいようですね。我が家で凝ったのは寝室の証明です。なんと壁の色はサーモンピンク。ところが、これが結構落ち着くんです。それに、大理石の間接照明。ちょっとお気に入りの演出です。
白熱灯形をした蛍光灯。調光ライトいがいのところは絶対お得ですよ。色も当然、白熱灯の色をしたものもありますし。
ヤン・パネンカ。
初めてその名前を聞いた時どこの国の人かわからなかったんですよね。
ラテン系でも、ゲルマン系でもない(あのころそんな風に考えたわけではありませんが・・・)
よくわからないけれどベートーヴェンの「悲愴」が月光が、熱情が聞ける、それも生で!と、すっかり舞い上がっていました。
記憶に残るあの秀でた額は、パネンカだと思うのですが、フランクのときと同様、その演奏の記憶ばかりが強烈でした。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ。
あのころは、ほんとうに繰り返し繰り返し聴きました。ベートーヴェン以外の音楽はないかのように、飽きずに同じレコードを。
そして、そのたびに体中をすごい力で揺り動かす、得体の知れない感動に浸っておりました。
あの、スーク・トリオの一人ですね。
スーク・トリオの演奏によるベートーヴェンの「大公」を持っているのですが、この演奏のピアノはパネンカではなくヨーゼフ・ハーラという人になっています。スメタナ四重奏団のシューベルト「鱒」とのカップリングのCDです。
正確に10分かどうかは知りませんが、とにかく早いです。(笑) へたに近づくと、神経がピリピリしていて大変なので、朝お弁当ができるまでは静かにしていないといけません。
上のお子さんが今年卒業なのですね。大変だった毎日が懐かしくなるんでしょうね。でも、下のお子さんはまだでしょう? まだ大丈夫ですね。
若い頃から"本物"に接していたのですね、羨ましいです。僕は、何事も一流のものを知るべきであるという考えであり、音楽も、絵も、彫刻も、建築も、(仕事も)、自分を知るためにも一流のものに接するべきだと思っています。そんなこともあって、娘は小さいときから外国に連れて行っています。彼女の国際的なセンスは、そういうところにもオリジンがあるのかも知れません。僕は、新婚旅行で乗った飛行機が、最初で最後だと思っていました。(笑)
書き忘れました。以前レイさんが「ベートーヴェン弾きは、有名な人って男性ピアニストでしょう? それだけ体力が必要なんですよ、ベートーヴェンの曲(ソナタ)は...」というような話をされていました。このブログでも書きましたっけ。書いた端から忘れていく人なので、同じことを何度も書いているかもしれません。
そういわれると、確かにそうだなぁと、ずいぶん納得した記憶があります。でも、先日、天使♪さんがお好きというマリア・ジョアン・ピリスというスペインの女性ピアニストの三大ソナタを聴いたのですが、なかなかどうして、素晴らしい演奏でした。迫力という点では、確かに腕力の強い男性に軍配があがるかも知れませんが、ピリスの演奏は、地から強いだけでない、繊細な細かいところまで気を配った演奏だと感心してしまいました。機会がありましたら...。
そうか、どこかで聴いたことがあると思ったら、スーク・トリオのピアニストだったのか~。スークはチェコの人なので、なるほどチェコ人ですか。でもaostaさんがお持ちのCDのピアニストは、ヴァイオリンがスークなのにハーラという人なのですね。"ハ~ラがス~ク"って、食いしん坊な人たちでしょうね。(おそまつ)
ちなみに、スークって、あの「新世界から」を作曲したドヴォルザークの曾孫だって知っていました?
お弁当は、私は、今年で卒業(の予定)です。やれやれです。私もmamalinさんなみのスピードです。電子レンジがチン、チン、いってます。
1959生まれには親近感をもっている・・・
その意味するところはなんでしょう?
確かに計算は合いませんでしたね(笑い)
お弁当つくり。
実は結構好きだったりするんです。
給食のない中学校に入ってから、毎日「お弁当ノート」なるものを書いておりました。
左半分に、その日のお弁当の献立。右ページにそのお弁当の感想を子供が書いてくれました。
何が美味しかったとか、これはいまいちだったとか。それが嬉しくて、毎日せっせとお弁当つくりに励みました。
さすがに、高校生になってからは「お弁当ノート」でもありませんでしたが・・・
lavieさんのように写真が撮れたら、きっと写真つきのノートになっていたと思います。
前後いたしましたが、スークがドボルザークのひ孫という話、私もどこかで読んだか聞いたかして、知ってはいましたよ。
音楽家を輩出する家系というか、血筋ってあるんですね。
1959年って昭和34年って、何かありましたっけ?東京オリンピックはもうちょっと前でしたよね。ひょっとすると、皇太子殿下が誕生した年ですか?
うちも朝はチンチン鳴っています。僕もトースターをチンチン鳴らします。
その件については、あまり深追いしないほうが宜しいかと存じますが...。
お弁当ノート、すごく楽しそう。読みながら、思わず微笑んでいるPapalinに気づいて、ハッとしました。何て素敵なお母さんなんでしょうね。
ひょっとして、今は、ブログ・ノートなんてつけてはいないですよね? 左半分がPapalinブログの要約と感想で、右半分がMamalinのそれ。相関関係を分析すると、いつ喧嘩したかがわかるとか。お~、おそろしや~。(笑)
音楽家を輩出する家系というか、血筋...とありますが、要は簡単なこと。世襲なのですよ。写真屋さんのこどもがちゃんと写真屋さんを継ぐように、そう育てるのですよ。モーツァルトにしても、ベートーヴェンにしても、みんなそうです。僕のように、ちゃんとした教育を受けていなくて、音楽界に君臨するようなタイプは珍しいのです。あいたた、舌噛んだ。
ブログ・ノート、いいアイディアです。早速ノートつくりに着手いたします。
「相関関係」おもしろい分析結果になりそうです!
「舌噛んだ」について。
口内炎にならないよう、お気をつけください。
ブログ・ノートは、単なる思いつきですから、実現はしない方がいいですよ。(こういうのを墓穴を掘るっていうのでしょうね。) (省)
aostaさんが1959につっこみを入れてくるとは思いませんでした。こっそり書いてみたのに。
aostaさんは、どんな数字にに親近感を覚えられるのでしょう?こっそり教えてください。
皇太子は、1960年の2月ですね。早生まれって言うのかな?papalinもそうですよね。早生まれ。遅生まれって言わないで、1月~3月生まれは、早生まれっていうんですよね。うちは、子ども二人とも早生まれです。寒~いときに生まれました。
それからお弁当を写真にとってブログを公開している人もいるみたいですよ。aostaさん、どうですか?
1959年、つっこんだつもりはありませんよ。ちょっと気になっただけですからおかまいなく(笑)
お弁当の写真をブログに、ですか?
ブログってなんでもあり、なんですね。
残念ながら、「お弁当ノート」は門外不出の宝物です。
写真を撮るとすれば、やっぱり花からになるのでしょうね。そのときはいろいろ教えてくださいね。
その話題は触れないようにしようと思っているのがPapalinです。皇太子さんは早生まれですか。早くも、新しい祝日のことを考えているPapalinです。
お弁当のブログ・・・僕も見たことがあります。何故だろう。でも、引いちゃいました。(笑)
お弁当のブログ、私が見て思わず引いてしまったのは、ご主人が書いているんです。毎日奥さんが作ってくれるお弁当の写真をとって、感想を添えて、でれでれと。この最後のでれでれとというところが引いてしまった主たる理由です。え? Papalinのブログも同じですか? そんなつもりはないのですけれどね~。
aostaさん、本家のページの画像掲示板を見て下さい。norioさんが購入した2,3万円クラスのデジカメの性能、これは脅威ですよ。鉄塔の写真です。URLを貼っておきました。
今朝、松本県民文化会館のHPを見ていて発見いたしました。
6月に、さださんのコンサートがあるみたいですよ!そしてまた、彼以外のもの凄い「大物」の演奏会もあるのです。
「大物」ってだれだかわかります?
もう、知ってらした?
なんと!あの、ヨー・ヨー・マ様です。 今朝から我が家はパニック状態でした。朝ごはんを食べながらテレヴィを見ていた娘が、突然奇声を発しながら、キチンでお弁当を作っていた私のところにすっ飛んできました。
「お母さん!松本にヨー・ヨー・マが来るって!」さあ、大変。お弁当どころではなくなりました。すぐさま、PCをつけて検索。
なかなかみつかりません。
「ねえ、本当にヨー・ヨー・マって言ったの?」
「言った、言った!私が探すからお母さんお弁当」といわれて我に返り、後は娘にまかせたものの、”心、そこにあらず”で、お弁当に手がつきません。
「あった!」の一言で、再びPCの前へ!
本当でした。6月8日ヨー・ヨー・マとはっきり。
おまけに娘は大好きな五嶋竜のコンサートが24日にあることもしっかりみつけていました。
「手の舞い、足の踏むところを知らず」って、こういう時のためにある言葉だったんですね!
娘の顔はと見れば、興奮と嬉しさで真っ赤。私も同じようなものだったと思います。
二人して、手を取り合ってまさに「踊りだしそう」な勢い。
一人、この異常なハイ・テンションに乗り遅れていた息子はただただあきれるばかり。
今日は、なんて素晴らしい日でしょう!
papalinさんにもこの喜びをおすそ分け!
いくら、分けて差し上げても減りそうにありませんから、たっぷりと!
しっかりもののPapalinが、さだまさしとヨーヨー・マを見逃すわけがありません。五嶋さんは知りませんでしたが...。
さださんのコンサート、3時間に及ぶといわれているコンサート、正直、今回は初めて行ってみようかな~とも思いました。そしてマについては言わずも知れた、Papalinの神様の一人。生で聴きたいなぁと思ったのですが、引っかかったのが時期です。土日ではないにせよ、薔薇のきれいな時期。仕事から帰宅しても、写真を撮ったりという役目もあります。そんなことを考えているうちに、さださんの方は1月15日Ticket発売をまmっまと逃してしまったしね。でも、結論はまだ出していません。
本当に好きなんですね~。それも親子揃って。こういう素晴らしいコンサートのチケットをお誕生日プレゼントでもらったりなんかしたりなんかしたら、さぞ喜ぶことでしょうね~。
ヨー・ヨー・マ、プログラムを調べました。
シューマンのチェロ協奏曲にマーラーの「巨人」・・・ちょっと違うとおもわれませんか?
共演も、著名なオーケストラらしいのですが
できればソロで聴きたいと誰しも思うのでは?
これがシューマンでなく(シューマンさま、ごめんなさい!)ドヴォルザークだったら、ぜひ聴きたいのですが・・・
なんでもよくご存知のpapalinさん、こうしたプログラム、誰がどのように決めるのか、ご存知でしたら教えてくださいな。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、私がチェロという楽器に出会った曲でした。
まだ、自分でレコードを買うことさえ、ままならなかった10代の昔、叔父に貸してもらって聴きました。
あの第二楽章のアダ-ジョ・・・
最初の、クラリネットやファゴットといった木管楽器に導かれて始まるチェロの響き。
オーケストラがはいったあとで再び現れる独奏チェロ。目頭と胸の奥が一直線に結ばれて、涙があふれてきます。
深ぶかとしたその響き。天の高みから下降してくるような、信じられないほど美しい旋律。
チェロって、チェロってこんなに素晴らしい楽器だったの!!!
涙ながらに聴いたといえばおおげさに聞こえるかもしれませんが、今聴いてもあの時と同じ感動に包まれます。
ヨー・ヨー・マのチェロでなまで聴けたら!
なぜ、シューマンなの?
(シューマンさま、再びごめんなさい!)
オーケストラはたしか、スイスのトーンハレだったように思いますが、このプログラムですと、ヨーヨー・マのチェロ・コンチェルトは、マーラーのシンフォニーの前座となります。僕はマは神様なので、神様が主役でないと行きません。(すみません、岩窟で)
シューマンのチェロ協奏曲というのも随分と珍しいプログラムですね。プログラムを決めるのは、やはり演奏者側の意見が過半数、あとは、日本に呼んだエージェントが希望は伝えるでしょう。この力関係が逆転すると、後々まで尾を引き、ろくなことになりません。
あの跳躍のリズムの印象的なドヴォコンの第一楽章。そして、その第一楽章と対比するかのような、牧歌的な第2楽章。その美しさに涙を流されたaostaさん、わかりますよ、音楽って涙も誘うくらいのパワーがあるのですよね。
ヨーヨー・マが使っている楽器を、彼の前に使っていたのが、あの天才チェリスト、今はなき、ジャクリーヌ・デュプレです。彼女の第2楽章のppの繊細な表現、デュナーミクをして盛り上がった場面でのダイナミックな演奏、聴きものですよ。
こんばんは。
このブログでチェロの話がでて以来、なんとなくチェロを聴いてしまいます。
と言うわけで、今日聴いたのはベートーヴェンのチェロ・ソナタ。リン・ハレル。
3,4,5番とも大好きですが、特にと言えば4番でしょうか。
ヨーヨー・マに渡ったチェロの一つ前にデュプレが使っていた楽器が、ハレルに渡っています。輪廻です。
久しぶりに「丑三つ時」ですね(笑)。
昭和34年3月に僕は生を受けました。
そして、いま住んでいる番地が、なんと
3403番地なんですよ。
ちょっと「運命的なもの」を感じます。
おはようございます。
「輪廻」ですか・・・
ヴァイオリンやチェロって、そうした「物語」に彩られた不思議な楽器ですね。
他の楽器より個人的な思い入れの強い楽器なのでしょうか。
ストラディヴァリ、アマティから始まるヴァイオリンの伝説。
ピアノではそうした話を聞きません。
どなたか、演奏会の度に世界中どこへでも自分のピアノを運ばせた、というかたがいらしたようですが、「こだわり」ではあっても、「物語」ではありませんよね?
そこは突っ込まないで下さい。ブログにはまっているPapalinを見て、健康を心配してくれる家族と、本当は12時になったら床に就くという約束をしたのです。特別な日以外は...という但し書きを勝手に作らせてもらっただけなので...。
3403・・・確かに運命的ですよね。
3602・・・なんかないかな?
aostaさん、弦楽器は誰から誰に渡って...というようなお話が確かに多いと思います。でも、ピアノでそれがないかというと、それも違うように思うのです。本当は天使♪さんに聞きたいところですが、ピアノも伝承されているのではないかと想像しています。ただ、弦楽器との大きな違いは、ハープシコードからハンマークラヴィーア、ピアノフォルテを経て、現在のようなピアノの姿になってからの歴史の長さでしょうね。スタインウェイとか、ベーゼンドルフとか、その中でも何台かに一台とか、誰それの作ったピアノとか、そういうのがあるのではないかと思います。想像のお話で済みませんけれど。
ちなみに、我が家にあるピアノも、Papalin没後100年くらいすると、値が付くかも知れませんね。
図書館にNAXOS版でパガニーニのヴァイオリン協奏曲1番と2番のカップリングがあったので借りてきました。
何年振りでしょう!この曲を聴いたのは。
懐かしい曲です。何度も何度も繰り返して聴いていたのは高校のころ。有名なヴァイオリン・コンチェルトはいっぱいありますけれど、あのころの私のお気に入りだったこのコンチェルト。
どのフレーズもどきどきするくらい懐かしい。
明るく、流麗で、弦が弓が踊っているような曲。
2番は単調のはずなのに、快活に歌っている。
でも、ピツィカートまでメランコリックで優雅なAdagioも。
あらためて、パガニーニ大好きになりました。
とにかくヴァイオリンさんが嬉しそう!
それは良かったですね。やっぱりね、楽器を知り尽くしている人が作った曲ってすごいよね。パガニーニの、パガニーニによる、パガニーニのためのコンツェルト...だけど、いつの時代にもいるんですよ、本人をも凌駕してしまうような名手が。
普通のバイオリン弾きが弾くと、無理しているのがバレバレになってしまう曲です。それを自分の物にできた人が、ヴィルトゥオーゾですね。(笑)
その昔ヨーヨーマの演奏でCDで聴いた時に心が震えました。中間の堂々とチェロが歌うメロディーそのすぐ後の同じメロディーで今度は管楽器の伴奏に廻ったヨーヨーマのチェロ伴奏がなんとも美しく心奪われた次第です♡
なんともミーハーなコメントでごめんなさ~い
しずくさんも物知り~! なんとパガニーニはけちんぼだったと。言われてみると、そんな音楽のような気もしますね。(感化されやすいPapalin) でも守銭奴だから書けたとも解釈できますね。見入りの少ないときには、繰り返しを省略して演奏したり、何十小節かすっとばしちゃったりしていたのかなぁ。
サルバトーレ・アッカルド? ナポリ出身のパガニーニ演奏の第一人者ですね。まだ生きているのかなぁ。(失礼な) ちゃんと演奏者まで選んで聴いていますね、しずくさん。
ごめん、私も略させてもらう。クラシック音楽って、心が震えるし、魂をとろけさせるし、頭をリラックスさせるし、たまには曲人芸で驚かされるし、とにかく刺激的。あぁ、勘違いしないでね。僕はクラシック音楽だからとか、ジャズだからとか、全然気にしない人なのです。モットーは「良いものは良い」なので、一見節操レスですが、琴線に触れるのだから、それは良いものなのです。
え? 何か失礼がありましたか? 3歩あるくと忘れてしまう、人呼んでニワトリPapalinなので、お気遣いなく。気分の大事にしなくちゃ、生きてる甲斐がないってもんですよ。ノリも大事。