《本のレビュー》 『目からウロコのヨーロッパ』 アンドレ・キャラビ 著

この手のタイトルには、ついつい目が行ってしまうんですよね。¥105円だから(もちろん再販店で)、まぁいっか・・・いつものパターンですな。

画像外国人とお話しするときは、ちょっとばかり知っている薄っぺらな知識だけで話すと大変なことになるんだなぁと実感したわけですよ。

★例えばドイツにて。

日本と同じ敗戦国としての道を歩んだからと、第二次世界大戦のことを例え冗談としても話題にしてはならないって。”ハイル・ヒットラー”なんてもってのほかです。彼らにとっても、戦争は深い傷跡を残しており、心の中にそっとしまっておきたいものなのですね。

★そしてイギリス人。

彼らは、見ず知らずの人とは言葉を交わしません。きちんと紹介されてから初めて挨拶を交わすというお国柄。そういえば先日、とある会場で目的を同じくしてそこに来た北欧の方と出会いました。私は会場に到着したときに彼女とすれ違ったのですが、にんまり笑ってすれ違うのは得意ではないので、Good Morning ! と言ったのですが、これに対して、彼女は軽く目を合わせて微笑むだけ。すぐさま足元を見て通り過ぎて行きました。あぁそうか。北欧の習慣もイギリスと同じだったのかもしれませんね。

★ベネルクス三国のベルギー。

常にヨーロッパの戦場であったこの地は、様々な人が住んでいます。ベルギー語というのはありませんので、ほとんどの人がフランス語圏と、オランダ語圏に分かれます。でも、彼らの仲はあまり良くないんですって。ですから、言葉の話題はタブーです。無難なのは、鳩の話題。なぜなら彼らは鳩レースが大好きなのです。

あまり書いてもいけませんね。最後はTVで取り上げられそうな話です。

★わが愛しのマリア・カラスの故郷、ギリシャです。

ギリシャでは、何と首を縦に振ったら”No”、横に振ったら”Yes”なんですよ。もう十数年前になりますが、ギリシャを訪れたときには、そんなことは全く知りませんでした。それでも不自由をしなかったということは、たいして解らない言葉(英語)で一生懸命判断していたということでしょうか。ボディ・ランゲージだけだと、ちょっと誤解しそうですね。

すらすら読める、面白い本ですよ。

【写真】 『目からウロコのヨーロッパ ものしり・つきあい方事典』

この記事へのコメント

2006年10月13日 00:48
先週仕事の関係で親しくなったノルウェー人のご家族、晴れていればもちろん、雨が降っても、風が冷たくても、当然のようにまだ2歳にもならない赤ちゃんを連れて毎日、朝晩お散歩に出かれられていました。
息が白くなるほど寒い夕方でも、帰ってくると必ずコップ一杯のミルクを所望されます。
誰が飲むのかといえば、その赤ちゃん。
私たちの感覚だったら、寒いところから帰ってきたのだから、何か暖かいものをと考えるのではないでしょうか?
毎日家族で歩くことが、一日の大切な日課なのだそうです。ミルクはつめたいのが当たり前なのだとか・・・
ちいさなちいさなことでしたが、私にとってはまさに「目からうろこ」の経験でした。
2006年10月13日 01:08
◆◆ ミルクはつめたいの... aostaさん

どうやら私もノルウェー人のようです。
暖めた牛乳は、何だか脂肪分が抜けちゃって、
美味しさが半減するような気がします。
牛乳も、ビールも、やっぱり生でしょう。

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