◆IL DIVO◆ テレマン / カノン・ソナタ
Telemann / Canon Sonatas
URL : http://papalin.yas.mu/W202/
◇公開日: 2007年3月26日
◇連続演奏時間: 6分22秒
◆録音日: 2007年3月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さいませ。 <(_ _)> (視聴?)
職業作曲家、そんな名前が似つかわしいテレマンの作品です。
カノン・ソナタといいます。
2重奏なのに、楽譜は一列しかありません。
ほらね。
セカンドの奏者は、ファーストの奏者が"2"のところに来たときに演奏を始めるんです。そしてそれはファーストの奏者と全く同じ楽譜なんです。だからカノンなんですけどね。(笑)
こんな芸当ができるのって、すごいですよね。
技という面から言ったら、パッヘルベルのカノンなんて序の口です。
No.01 第4番 ト短調 / わっちゃんと
No.02 第5番 ハ長調 / わっちゃんと
お聴き下さい。
【写真】 2006年 初冬。さて、ここはどこだったかな? (45歳)
この記事へのコメント
わっちゃんとの競演聴かせてもらいました。
楽譜をみせてもらったのは初めてのような気がしますが これをリコーダーで演奏するんですね。こんな風に指が回るなんて信じられないくらい難しく思えます。でもそれを練習時間が十分取れた学生時代には難なくこなしていたんでしょうね。
まだまだ納得のいかない演奏でしょうけど 感激の再会を果たされ心は学生時代に戻って演奏された音源をこうして聴かせてもらえてこちらもうれしい気持ちになりました。ありがとうございました。
そうでしたね。高校生の頃は、毎晩7時か8時の電車で帰ってきました。それまで時間も忘れてリコーダーを吹いていましたね。大学の頃は、歩いてアパートに帰れる距離でしたので、時間感覚が麻痺しておりました。
突然顔を合わせて、当然練習なんか全くなしで、いきなり合奏、それを録音。僕にしては奇跡的です。
>セカンドの奏者は、ファーストの奏者が"2"のところに来たときに演奏を始めるんです。
これって結構大変そう。
仮にPapalinさんがファーストを吹いたとして、大好きな装飾音符を付けて演奏したら、セカンドの方は楽譜にはないその装飾音符まで同じように演奏しなくてはならないとうことですよね。
う~ん。これは大変かも。
職人芸。
バッハでしたかしら。二人の演奏家が一枚の楽譜を対面してみながら(つまり一人は反対方向から楽譜を見て)演奏して、立派な音楽になってしまうといった話を聞いたことがあります。
この時代、音楽家はパトロンなしでは音楽家として立つことが出来なかったことを考えれば、やっぱりテレマンも「職人」だったのでしょうね。
「職人」感嘆、称賛の意です。
本当にすごいですよね。(=⌒ー⌒=)
beingreenさん、
お返事遅くなってすみませんでした。
相変わらず、目がついていけなくて、ごまかしております。(笑) 楽しかったのか、必死だったのか、きっと後者でしょう。
でもこのテレマン、本当に久しぶりに吹きました。やっぱり名曲ですね。3小節ズレの曲なんて、迷曲ですよ。
リバー部、あはは。
思いっきり加工しているんですけれどね。
でも、吹き抜けの部屋の本来の響きも実は悪くありませんよ。モノが片付いていると、本当によく響きます。お出かけ下さいな。
部屋が
たしかに、アクロバットのようです。(笑)
バロックまでの作曲家が職人だったことと、もう一つ忘れてはならないのが、演奏家も職人だったってことです。中世~バロック、古典派までの時代の音楽家は、装飾音符を含む即興演奏が当たり前だったのです。つまり演奏者自身の音楽性、感性が求められていたのです。それを葬り去ったのが、皮肉なことに、指揮者の出現なのです。一人ひとり異なる解釈を一本にまとめるのは至難の業。そこで、解釈とか表現とかを全て指揮者に委ねることになったのです。演奏家は勝手なカデンツも許されず、そのうちに作曲者自身がカデンツまで書くようになり、演奏家が音楽家でなくなってしまっていったようですね。
バロック音楽を演奏することは、こうした意味でも意味のあることだと思うのです。