◆IL DIVO◆ メルーラ / うぐいす

画像
Merula / Canzon "La Jusignuola"
URL : http://papalin.yas.mu/W206/M001/

  ◇公開日: 2007年6月14日
  ◇連続演奏時間: 3分24秒
  ◆録音日: 2007年6月 (46歳)
  ◆上記の英語の曲目名をクリック
    して、Papalinの音楽サイトから
    お聴き下さい。(視聴?・試聴?)



SRQ(積志リコーダーカルテット)さんに、先日のバッハ演奏で、楽譜をお借りしたお礼のメイルを差し上げた。その時にちゃっかりと、「四声部のカンツォン『うぐいす』が吹きたいのですが、楽譜をどうしたら手に入れられるでしょうか 」と尋ねてみた。そうしたら、ご親切にメイルの返信を下さった。そして何と、SRQさん所有の楽譜を戴いた!

タルクィーニオ・メルーラは1590年生まれのイタリア人。当時の西洋のうぐいすの鳴き声は、こういう鳴き方をしていたのだろうか???

そういえば、曲の冒頭に、順番に4つのリコーダーそれぞれに現れるメロディは、
♪ホ~~~~、ホケキョ、ホケキョ♪
に聴こえなくもない。大好きな曲の一つである。


リコーダー演奏:大勢のPapalin ( Soprano / Alto / Tenor / Bass )
ノン・ビブラートに最近ちょっと凝っている。



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この記事へのコメント

2007年06月14日 18:51
Papalinさん、こんばんは。

メルーラ、リコーダーを演奏する方たちには名を知られた作曲家のようですが、私は今回始めて聞かせていただいて、はなから絶句!
尋常ならざる躍動感。
リコーダーの音色がそのままウグイスのにぎやかにさえずり、軽やかに飛翔するイメージに重なっていくような演奏です。
呼び交わすウグイはしきりに相手を誘っているようです。
ソプラノ・リコーダー、嬉しくてたまらないかのように鳴っていますね。
中間部からのバスの響きがとても綺麗でよく響いてきます。
息をつく暇もなく一気に聴いてしまいましたが、これを演奏なさるPapalinさんは一体どこで息継ぎをしていらっしゃるのでしょう。
ごまかしが効かないノン・ビブラートの演奏でここまでなさるということ、すごいですね!
beingreen
2007年06月14日 23:32
名演ですね。孤独で地道な録音作業から、こんなに楽しいアンサンブルが立ち上ってくるのは本当に驚きです。
2007年06月15日 12:51
ウグイスといえばクープランの「恋するウグイス」くらいしか知りませんが、同じウグイスでもルネサンスとバロック、イタリアとフランスとではずいぶん違いますね!
クープランのウグイスは優雅で憂いを感じさせます。
メルラーのウグイ(ス)は、まだ恋の傷みを知らない溌剌とした若鳥なのでしょうか。
Papalin
2007年06月16日 00:22
◆◆ はなから絶句!

aostaさん、ありがとうございます。
はなからは牛乳でしょう。
*o_ _)oバタッ

メルーラ、僕はこの一曲しか知りません。でも、その一曲だけで有名な人でもありますね。

うぐいすを題材にした歌、曲は、洋の東西を問わず沢山ありますね。中でもこのうぐいすは、結構硬派なうぐいすの部類に思います。インテンポで鳴いていますから。(笑)

息ですか? ちゃんとしてますよ。
とある方に、循環呼吸の仕方を教わろうとしているところなのですが、僕は口が小さいのと、ホッペタが膨らまないので、僕には無理そうです。もしそれができたら、もっと楽に吹けるかもしれませんね。

ノンビブラートは確かにごまかしが利きません。ビブラートは感情表現の手段であるのと、もう一つはごまかしの手段でもあるのです!
Papalin
2007年06月16日 00:27
◆◆ アンサンブルが立ち上ってくる・・・

beingreenさん、ありがとうございます。
あ~、まさにその通りです。
最初に録音するパートを演奏しているときには、和音もアンサンブルも掛け合いも、何もありません。でも、一つずつ重ねていくに連れ、まさにアンサンブルが"立ち上がってくる"・・・ その通りです。

全パートを録音したら、もうすぐにリバーブかけて(実際よりも上手く聴こえるので)、各楽器をステージに並べて(パンを左右に振って)、聴きたくて仕方がありません。そして一人で悦に入って、『問題だらけだけど、まぁいいや!』って公開しちゃうんですよね。最近かなり中毒です。(^_^;)
Papalin
2007年06月16日 00:39
◆◆ 溌剌とした若鳥なのでしょうか・・・

aostaさん、ありがとうございます。
クープランのウグイスは、まさに「恋のうぐいす」ですね。一方、メルーラのウグイスは「老いのうぐいす」・・・なんてことはないですね、仰る通り、これから恋を覚える若いウグイスでしょうか。

それにしても、クープランもメルーラも、名前自体が恋をしているウグイスのようなtoneですね。
Bierfass
2007年06月23日 11:35
爽やかな演奏ですね。素晴しいです。

Merulaの曲の中ではCiacconaも良い曲ですよ。
Papalin
2007年06月24日 09:18
◆◆ Ciacconaも良い曲ですよ。

Bierfassさん、ありがとうございます。
ご無沙汰しております。お元気ですか?
聴いていただいて、とても嬉しいです。
Bierfassさんのように、僕は指が回らないので、速いパッセージのところは結構転んでいます。(笑)

Ciacconaはチャッコーナと読むのかな、シャコンヌのイタリア語っぽいですね。捜してみます。情報をありがとうございました。
Bierfass
2007年06月24日 22:27
おかげさまで元気に過ごしています。
Papalinさんはお元気ですか?

演奏する立場で考えると「もう一度」聴きたいと思ってもらえるか、これがとても大事なように思われます。そういう風な意味で、とても印象に残る演奏です。
(もちろんPapalinさんの演奏は技術的にも素晴らしいと思いますし、自分については指が回ることもあれば回らないこともあるといった感じです。)

Ciacconaは、チャ(ッ)コーナという読み方でたぶん良いと思います。ご指摘の通りシャコンヌのイタリア語です。チャコーナがアルプスの北側にもたらされたのにはイタリアの音楽家のBertaliなどが関与しているようです。ドイツでも1600年代前半はイタリア語っぽい綴りのチャコーナ(シャコンヌ)があります。
Papalin
2007年06月25日 06:54
◆◆ アルプスの北側にもたらされた・・・

Bierfassさん、ありがとうございます。
「もう一度聴いてみたい」・・・確かにそうですね。
「もう沢山」・・・やっぱり悲しいです。(^_^;)

シャコンヌ、きっと私が知っているのは、後世になってからの音楽だということがわかりました。いまWikipediaに行ってきました。(笑)

スペイン発祥、イタリア半島での発展を経て、フランスやドイツに伝わった大衆的な音楽。リズム、和音進行に特徴があって、歌詞は性的だったり風刺的であったり。う~ん、魅力ありますね。メルーラのチャコーナの記載もありました。

ありがとうございました。
yuri
2008年10月17日 16:31
DVDでアムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテットの演奏を聴きました。舞台では一人の奏者が演奏し始め、また一人・・・と袖から登場してきました。
papalinさんは絶対演奏されていると思い、家に戻り、聴いています。小鳥の世界が見えてきそうです。
昔、小鳥に歌を教える本があったそうですね。
papalinさんのお庭、色々な小鳥たちが集まって来ているのでは。我が家には最近メジロが現れます。
やっぱり、papalinさんの演奏は素敵です。
papalinさんはもっとステキです。
Papalin
2008年10月18日 06:48
◆◆ 小鳥に歌を教える本があったそう・・・

yuriさん、ありがとうございます。
そうそう。小鳥の調教にリコーダーを使っていたそうです。もともとそういう楽器だったのかもしれませんね。ちなみにソプラノ・リコーダーは、ソプラノ歌手の1オクターブ上の音です。人間にはない音、鳥のさえずりの音・・・です。

ルッキ・・・は、僕にとってはアンサンブルの神さまのような存在でした。僕のリコーダーに影響を与えたのは、フランス・ブリュッヘン、ウィーン・ブロックフレーテ・アンサンブル、そしてルッキです。

一人多重奏でなければ、もっと鳥っぽく演奏したいのですが・・・。(^_^;)
 

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