◆IL DIVO◆ 「盲導犬S」
![画像を等倍で表示します 画像](https://papalin.up.seesaa.net/00417426N000000000/0782-070626-Papalin2007.jpg)
the Seeing Eye "S" (MODOKEN "S")
URL : http://papalin.yas.mu/W307/M001/
◇公開日: 2007年6月26日
◇連続演奏時間: 2分42秒
◆録音日: 2007年6月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
後半2曲目、全体では6曲目になるこの曲、
3曲目の「無名」に似たリズムの、ちょっと重い曲です。
こういうスタッカートの曲は大の苦手なので、
読み物で勘弁してください。
この曲には、"色"が明確に登場します。
一番の最後が、♪こころの赤、二番の最後が、♪こころの青・・・です。
そうです、この曲集の大きなタイトルは「白いうた 青いうた」です。
4月の、新実先生を囲んでのお楽しみ会に、ひょんなことから参加させて戴いた僕は、会場でご一緒したutakichi先生に、突拍子もない質問を致しました。
Papalin「『白いうた 青いうた』の曲集に含まれている曲は、
一つひとつ、どっちの色の歌なのか、決まっているんですか?」
Utakichi先生「さぁ、考えたこともないけど、それはないと思うな。ははは。」
『白いうた 青いうた』の命名の由来について、どなたかご存知の方がいらしたら教えて下さい。新実先生にも、詩のことについて伺ったのですが、「僕もわかんない。谷川雁さんの頭の中は僕にも見えないからね。(笑)」とはぐらかされてしまいました。(^_^;)
でもって、話題を元に戻しますと、僕はこの曲集にはやはり一つひとつの曲に色があるように思います。どの歌にも色はあるかも知れませんね。歌詞のない器楽曲にも色があると教えて下さった先生もいらっしゃいます。その人の感じ方なのでしょうね。色が見えるって、素敵なことだと思います。
この「盲導犬S」のように、一番に"赤"が、二番に"青"が登場する歌もあります。
例えば、一つ前の「夜と昼」という曲ですが、一番は夜のうたです。歌詞に登場する三日月は"白"を表していると思います。そして二番は昼のうた。イメージとしては、太陽が昇ってまもない朝でしょうか。つゆ草は"青"を表していると思います。
同様に、南海譜の情景も、南の海の真白い砂と、真っ青な海と空の情景が目に浮かびます。「あしたうまれる」は"白"。
ところが、「われもこう」、「無名」、僕のイメ-ジは"赤"なのです。
面白いですね。
あと2曲登場します。皆さんは何色が見えますでしょうか。
お楽しみに。
合唱:大勢のPapalin ( TenorⅠ / TenorⅡ / Barytone / Bass )
☆ 英語のタイトルはPapalin命名 念のため ☆
この記事へのコメント
それに万人がうなづくかは別にして。
ひとつの曲の中にも、いろんな色や、色のうつろいがあると思います。
ひとの声もそれぞれ違った色だし。「音色」っていう言い方からして、ね。
歌う時、楽器を演奏する時も、箇所箇所で色や温度、距離感をイメージすることは、とても有効ですよね。
ところで、Papalinさん、案外、こういうタイプの曲の方が声に合ってるかも? と思いました。高音の少し軽めの感じが、いい具合にフィットしてますよ。
ねこまっくさん、ありがとうございます。
実は僕自身も新発見でした。
スタッカートは超苦手なんですが、
歌っているときは苦手意識が吹っ飛んで、
歌詞に集中していました。
その結果が肩の力が抜けたのかな、何だかな。
古の人で、調性によって色があると言った人がありましたが、それも真実なのでしょうね。ショパンのエチュードやプレリュードでは、僕も色を感じることがあります。不思議です。
距離感・・・ですか? 難しいですね。(^_^;)
この歌を聴いていると、ひたすらに風に向かって歩いてゆく二人(あえて"二人”です)のシルエットが脳裏に浮かんできます。
そして風は、私には白い色をして吹いているように見えます。
乾いているけれど冷たくはない、とはいえ、決して柔らかな風というわけでもない、人生に吹き付ける風。
独りで歩き続けるにはあまりに遠い道のり。
本当に心を許し信頼した相手がほしい。
ただ一緒に、頬に当たる風を感じながら歩き続ける。
その相手が人であれ、犬であっても、互いはかけがえのない存在。
たんたんとしたスタカートのリズムからそんなことを連想します。
aostaさん、ありがとうございます。
全幅の信頼を置ける関係って、人と人との間には存在しうるものなのでしょうか。盲導犬への信頼、それは全幅の信頼といってもいいものだと思います。盲導犬クイールという映画、番組を観ましたが、果たして僕は中途失明になったら、第一歩が出るかどうか、はなはだ疑問です。
スタッカートのリズムから感じられたとのこと、素晴しいと思いました。