◆IL DIVO◆ 「インスブルックよ さようなら」

Insbruck, ich muss dich lassen
URL : http://papalin.yas.mu/W206/M001/
◇公開日: 2007年6月30日
◇連続演奏時間: 1分49秒
◆録音日: 2007年6月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
ちょっと笛が吹きたくなった。
ひょっとしたら、ルネサンス曲で一番有名な曲かも知れない。
後日訂正&追記
一番有名なんて書いてはいけなかった。
ご存じなかったら、あせってしまうではないか。
現に、日本で一番売れているアイドル(らしい)、
浜崎あゆみの曲を僕は一曲も知らない。
なぜこう書いたかというと、
この曲は、1964年と1976年にチロルのインスブルックで
冬季オリンピックが開かれたようで、
その時に、この曲が歌われて、一躍有名になったらしい。
だから、これがルネサンス時代の曲なんて知らずに、
広く人びとの耳に残ったようだということを頼りに書いた。
ちなみに、ザルツブルクを舞台とした映画:サウンド・オブ・ミュージックの
モデルとなったトラップ・ファミリー。彼らもこの曲を歌っている。
なんと、彼らはリコーダーも演奏するのだ。
お父さんはもちろんギターも。
僕にとっては、最も憧れる家族の姿である。
1オクターブ下げてリコーダー演奏するSRQさんの演奏も渋くてたまらない。
ドイツ語の歌詞と日本語訳は、Ceciliaさんのお部屋を参照されたい。
また、僕が使った楽譜はこちら。
リコーダー:Papartet ( Alto / Alto / Tenor / Bass )
合唱: Papalins ( Tenor / Alto / Tenor / Bass )
この記事へのコメント
久しぶりにポリフォニーを聞かせていただきました。
考えてみれば「おいらは鳥刺し」以来のリコーダーですね。「あしたうまれる」にすっかりのめりこんでいで、私もリコーダーの音色を忘れてしまうところでした。(笑い)
目覚めたとき、私の夢の中には何故か雨が降っていたのですが、朝から素敵な歌と演奏を聞かせていただいてとても優雅な気持ちになりました。
一日の始まりの気分は一日を左右しますね。
気持ちのよい朝をありがとうございました。
アルトリコーダー、とっても素敵に響いています。
バッハやモーツァルトのドイツ語の雰囲気とずいぶん違うような気がします。
歌の雰囲気によっても言葉のイメージもずいぶん変わるんですね
ハインリッヒ・イザークについて以前買った『標準音楽辞典』音楽の友社 で調べてみました。
(1450~1517)で67歳まで生きていて、フランドル生まれながら、ロレンツォ・デ・メディチの後援を得てフィレンツェ大聖堂のオルガニストだったのですね。何と1496年ハプスブルクのマキシミリアン皇帝から招聘され、皇帝に従ってインスブルック、ウィーン、コンスタンツなどに滞在したそうですね。ドイツ語による多声リートにも才能を見せたようです。インスブルックに行ったお蔭で、思いもかけぬ中世の音楽に浸れました。
ヨーロッパではふと入った教会でコーラスを聴いたことが数回ありました。aostaさんもいらっしゃったアオスタの教会で教会コンサートなるものにも出会えました。そんなことも思い出される美しい曲でした。
感謝します。
aostaさん、ありがとうございます。
そうでしたか・・・。
歌を歌っていると笛が吹きたくなり、笛を吹いていると歌が歌いたくなるという性格、何とかなりませんかね。(笑)
ギターが"お釈迦"になっちゃったので、何だか悶々としていまして、衝動的に取り掛かりました。いつものように問題はあるものの、今回は全て一発録音でした。気持ちよかったです。中学生の頃に既に聴いていた曲なので、僕の中では30年のヴィンテージものです。
(o^<^)o クスッ
aostaさん、ありがとうございます。
後世の作曲家たちの歌を歌う状況と、この時代の状況が異なっているからなのでしょうか、この曲のドイツ語は柔らかいですね。仰る通りです。
tonaさんが知恵をつけて下さいました。Isaacについては何も知らなかったので、助かります。
ほんとにいい歌ですねー。
リコーダーもステキですが、この歌は歌詞がほんとうにすばらしいので、
(別れる恋人=インスブルックの街に切々と呼びかけているんですね)
歌も聴きたいな、って思ったら、2番では、何と4人のPapalinが登場。しかも、パパルテットの伴奏付。すっかりやられてしまいました。
それにしても、こんな歌をつくらせるとは、
インスブルックというのは、よっぽどいいところだったんでしょうね。
聴いているだけで、美しい風景が目に浮かぶようです。もちろん、行ったことないけど。
ルター派の賛美歌になっていたこともあって、カンタータにも何度も何度も登場します。
バッハの時代、作曲されてから、すでに200年以上たっています。それでも、普通に愛唱されていたんですね。
さらに、500年たった後の、Papalinさんの録音ということです。
すごい!
tonaさん、ありがとうございます。
わざわざお調べ下さったのですね。感謝です。
tonaさんがインスブルックに旅をされたと伺って、しかもザルツブルクにもということで、遠くかの地とこの曲を思い出しておったところです。イザークはよっぽどインスブルックがお気に入りで、歌詞の中に、今度の地はどんなひどいとこだかわかんないみたいに書かれています。イザークの詩ではないかと思いますが、その詩を音楽にしたのは他でもない彼ですから、よっぽどお気に入りだったのでしょう。
イタリアにも行かれたのですね。フィレンツェにアオスタに、羨ましい限りです。ふと入った教会で賛美歌がなんて、まさに最高。あちらの方達は、音楽が生活の一部なんですよね。
Noraさん、ありがとうございます。
歌詞を本文に後追いでリンクで掲載しました。
3番まであるんですが、3番まで朗々と歌って聴かせられる自信がなかったので、1番だけでやめてしまいました。
インスブルック、20年前に行ったのですが、もう記憶が遠ざかっていますね。幸いにもtonaさんがつい最近訪問され、お写真もアップして下さっています。上のtonaさんのコメントのリンクをご覧下さい。
Noraさん、ありがとうございます。
この曲をアップしてから、Wikipediaで色々と調べていたときに、讃美歌のこと、バッハのことを知りました。でもカンタータの何番でしょう。おそらく全曲CDを持っているのですが、なかなか針を落とさないもので・・・、あ、レコードじゃないですね。(笑)
500年前ですもんね。音楽は不朽です。
こんにちは。待ってました。(笑)
すぐに思い出せるのは、BWV97とBWV13です。
97は、まず、冒頭合唱、美しいフランス風序曲の中間フーガのテーマとして登場。
終結コラールもこの曲ですが、こちらも7声部の気合のはいった編曲、きらめくストリングスの伴奏付、どちらも、素朴な美しさの原曲とは、ちがう音楽になってます。
13は、終結コラールのみ。こちらの方が原曲のイメージには近いですが、200年の歳月からか、だいぶコラール風に変容していますね。
他にもあったかと思いますが、手元に資料が無いので、とりあえずこれだけ。
BWV13、BWV97、どちらも名曲なので、もしお聴きになるなら、ぜひ全曲聴いてみてくださいね。
特に、BWV13は、冒頭シチリアーノと、バスアリア、どちらもリコーダーが大活躍します。
(以前、記事も書きました。→右URL欄→)
BWV97は、なんと言っても、第4曲のヴァイオリンコンチェルト風テノールアリア。
ごめんなさい。誰も聞いてないですね。m(_~_)m
凄く好きな曲です。
ところで、リクエストしていいですか?
ジャヌカンの「鳥の歌」
あれって混声かな?
Noraさん、ありがとうございます。
出掛けでしたので、このコメントだけを頭に入れて、97番のCDを持って出かけました。冒頭合唱に耳を集中させながら車を運転していたのですが、よくわかりませんでした。13番と共に、ゆっくり家で聴いてみます。情報をありがとうございました。
待ってましたってのが、笑っちゃいました。
Noraさん、ありがとうございます。
自分はリコーダー吹きなんていっていますが、全然知りませんでした。バッハって、ひょっとしてリコーダーが好きだったのかなぁ。
聴いてみます。ありがとうございます。
☆⌒(*^∇゜)v ありがとう!
まーささん、ありがとうございます。
この曲も混声です。トップのソプラノ・パートが、実音で歌えなかったので、1オクターヴ下げて歌いました。ファルセットが全然出なくなちゃいました。
.・゜゜・(/。\)・゜゜・.
鳥の歌・・・名前は聴いたことありますねぇ。
さてどんな曲でしたでしょうか。
話がそれてしまって恐縮ですが、ちょっとだけ。
> バッハって、ひょっとしてリコーダーが好きだったのかなぁ。
まちがいなく好きでした。
カンタータにもよく登場しますが、
ただし、常時使っていた、というわけではなく、極めて限定した使い方をしているようです。
つまり、特別な楽器として認識していたようで、それだけ深い愛着も抱いていたのでしょう。
> 聴いてみます。ありがとうございます。
従って、再演時に他の楽器に置き換えたりしてることもあり、曲によっては、リコーダーを使ってない録音が存在する場合もあるようです。
BWV13はだいじょうぶなはずですが、もしお聴きになってちがっていて、がっかりしたらごめんなさい。
m(_~_)m ←今度はだいじょうぶかな?
Noraさん、ありがとうございます。
リコーダーの道を普通に歩いてきますと、いまこそ様々な作曲家の作品に出会えますが、僕らの頃はやはりバロックだったらテレマンとかヘンデルとかに最初に出会います。バッハにはなかなか出会いませんでした。でも、こんなにもリコーダーを使っていたのですね。驚きです。僕の学生時代は、ブランデンブルクの2番も4番もフルートでの演奏の方が多かったですからね。
さて、BWV13も聴いてみたのですが、僕にはインスブルックのメロディはわかりませんでした。ちょっとショックです。どのパートに登場するのでしょう。
(π0π) ウルルルル
ところでこの旋律、結構変えられていますがマタイ受難曲のコラールにも使われていますよね。Noraさんのおっしゃるとおり、バッハのお気に入りだったようですね。
beingreenさん、ありがとうございます。
え、そうなんですか?
マタイ受難曲もロ短調ミサ曲と並んで、僕のお気に入りバッハ宗教曲の1位、2位を争う作品なのですが、ぜんぜん知りませんでした。そういう意識で聴いてみます。でも、どの程度変えられているのか・・・。また気づかなかったらどうしよう。
-=≡卍□ ~((((-_-) ウツセミノ術