◆IL DIVO◆ 「雨」

Rain / Tada Takehiko
URL : http://papalin.yas.mu/W903/M010/
◇公開日: 2007年6月5日
◇連続演奏時間: 2分13秒
◆録音日: 2007年6月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
6月のうたは、多田武彦さんの組曲「雨」の最終曲にしました。
でも、この歌は、6月の歌ではないと思います。歌詞からの想像ですけれど・・・。
雨 合唱組曲「雨」から
作詩:八木重吉 作曲:多田武彦
雨のおとが きこえる
雨がふっていたのだ。
あのおとのように そっと世のために
はたらいていよう。
雨があがるように しずかに死んでゆこう。
歌:大勢のPapalin

この記事へのコメント
イメージは11月、、カナ。。
あれ、でも11月は別の雨が(w
この雨は、慈雨で、6月頃と私は思っています。
違うのかな?
高田三郎の「雨」と同じ頃の雨だと思っていますが。
この曲を聴くたびに、男声に生まれなかった事が、残念です。うたいたい!!
皆さんが仰る通り、本当にいい歌、そしていいお声ですね。
「あのおとのように そっと世のために・・・」のソロ、艶やかで張りのある声、なんともいえませんね。
八木重吉、結核のために30歳の若さでなくなった詩人ですね。クリスチャンとして生きた彼の詩には、例え死を予感したものであっても、絶望はありません。
何か大きなものを越えた、慰めのような暖かさと静けさを感じます。
この歌を聴いていて、「神様は雨の中にいる・・・」という聖書の中の言葉を思い出しました。
思い描くテナーソロはなかなかいませんね(笑)
いつもPapalinさんに先をこされちゃいますね。ぷんすか!
まーささん、ありがとうございます。
まーささんの大好きな曲なのですね。
ご期待に添えたかどうか、不安です。
この歌と楽譜で初めて出会ったときに、最初は「雨=6月」って思いました。でも、何かこの物悲しさといいましょうか、メロディがつきますと、6月とは限らないような気がしました。そして、病床にある人の情景が浮かんできました。「はたらいていよう」 ・・・ う~ん、病床ではないのかなぁ。色々想像しますね。
まーささんは、11月のイメージなのですね。
☆ア☆リ☆ガ☆ト☆ウ☆
詩の背景とかいろいろ考えてると、きっと詩としての正解(?)はあるのでしょうね。
でも、きっと歌う人の解釈でいいのでしょう。
と、いうことで。
私はこの曲の中に、“哀しみ”は含ませたくないです。
静かな、おおらかな、無償の愛。
だからテノールソロなんだと思うんですよね~。
これがバリトンソロになると、やっぱ、もちょっと哲学的というか、哀しみとか、ちょっと説教臭くなる気がするんですよね。ま、勝手な解釈ですけど。
私は季節を限定せず、しかし、時間限定(なんだそれ?笑)そして雨量限定で。
夜明け前です。静かな静かな世界。かすかに聞こえる雨音。
耳をそばだてないと聴こえないほどかすかな。
徹夜で仕事して、やっとひと段落してコーヒー沸かして飲んでたら、雨音に気付く、みたいな。
ここはひとつ、誰にも気付かれず降る雨であってほしい。
・・・・よくあるんです。こういうこと。
私は、この曲のような心持ちにはならず、
「あ、今日は花に水やらんでいいな、ラッキー♪」
・・・・程度低いですね。
沙羅さん、ありがとうございます。
沙羅さんも、大好きな曲なのですね。
ご期待に沿えたかどうか、不安です。
沙羅さんの中では、この雨は慈雨のイメージなのですね。恵みの雨。ウェルカム・レイン。なるほどです。作曲者の多田さんは、4人の詩人の雨にまつわる詩を集めて、この組曲を作曲されたようですね。最後のこの曲は、自らの鎮魂歌にしたいと仰っていたようです。本当にいい曲です。
> 男声に生まれなかった事が残念です。
男性じゃなくて、男声・・・ですか? (笑)
「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、沙羅さんと入れ替われ~~~!」
「あら、沙羅リンさん。お髭が生えちゃって、そしてとても素敵なお声ですこと。」
「そっか? パラちゃん。貴女もなかなか魅力的なメッゾじゃないか。」
束の間の幻想・・・。
「ラミパス、ラミパス、ルルルルル!」
あ~、戻っちゃった。
(o^<^)o クスッ
かおるさん、ありがとうございます。
合唱組曲って、はまっちゃうと大変だってことがわかっているので、なるべく近寄らないようにしているのですが、やっぱり、耳に残る曲、心を占める曲ってのがありまして、そういう曲には未練たっぷりです。(笑)
この多人格合唱団に、昔は名前もつけてあげたのですが、「大勢のPapalinたち」が一番しっくり来ました。
☆ミ凸ヽ(^-^) タイコバン!
aostaさん、ありがとうございます。
なるほど。魂の死でなければ、死は恐れるに足らずってわけですか。確かにこの詩を読みますと、何かを、いや何もかもを超越してしまった、昇華してしまったような印象を受けますね。
毎度のことですが、早く聴きたくて、合唱四声は、1takeでした。ソロだけは気に食わなくて、3回目の録音でした。どう歌ったらいいか、まだ昇華できていませんでした。(笑)
ねこまっくさん、ありがとうございます。
ねこまっくさんは用意周到タイプ。
一方Papalinはお調子者で、食い散らかしてる?
ねこまっくさん、是非じっくり取り組んで下さい。テノールもじっくり探して。アレグリの先生に歌ってもらったら? 日本の曲はどうだろう。
指揮者が曲に確固たるイメージを持っているって、絶対必要ですね。
ねこまっくさん、ありがとうございます。
ほほ~、そういうものがテノールに相応しいと仰いますか。バリトンだとちょっと説教っぽくなっちゃうと・・・。僕には、そんな違いなんて、全然わかりませんでした。脳天気な"テノール馬鹿"ってことかな・・・くらいに受け取っておきましょうか。(笑)
歌う人の受け止め方、印象、解釈でいい・・・賛成です。それが"詩"ですよね。解説してしまったら面白くない。
ねこまっくさんの印象を聴かせていただきまして、ありがとうございます。明け方の雨、なるほどね。皆さんのご意見を伺うって、ありがたいことです。そこから広がります。
僕は結局、"雨"を"雨"であって"雨"でないものだと解釈しました。"人生"とか"歩み"とかかなぁ。言葉ってピンとこないね。何となくそんなようなもの。
> ここはひとつ、誰にも気付かれず降る雨であってほしい。
なるほどです。
<(_ _)>
とても静かで、ほとんど有節歌曲のような構成なのに、心の中のドラマが見事に展開していきますね。いつもながらPapalinさんの高声は美しい!
人生の中のひとつの季節っていうか時期みたいなものを感じます。
気付きっていうか感受したって言うか。。。
気負いがない短い詩の中に、こうありたいって思わせる何かがありますね。
不惑の年を迎える方に捧げたいような歌詞だな~って思いました。
大勢のPapalinさんによる合唱、心地いいですね。
各パートをひとつずつこなしていく姿を柱の陰から見てみたい気が。。。
beingreenさん、ありがとうございます。
この曲も、武満徹の曲もそうですが、確かに有節歌曲(現代の歌謡曲のように、1番・2番・3番が同じメロディで歌われる曲)ですね。合唱にしたり、リコーダー・アンサンブルにしたりする際に、何か変化をつけたいと思うのは自然なことのように思います。
この曲は、2番にソロを持ってきたところがミソですね。とてもいい編曲だと思います。
(^-^ ) ニコッ
ちょびママさん、ありがとうございます。
あはは。製作過程はとてもお見せできるようなものではありません。柱の陰から・・・。とってもよくお気持ちがわかるんですけど。(^_^;)
ちゃんと防音設備の整った部屋などないので、どんなに暑かろうが、録音中は窓/ドアの類は締め切ります。当然、戸外からの音もシャットアウトしますので、家の窓という窓、扉という扉も全部閉めます。さらに、部屋の中の音もないほうがいいので、PCは落とします。蛍光灯の放電の音もいやなので、消します。すると、録音機のかすかな音が聴こえてきます。これは消せませんね。(笑)
こういう状態で、マイクスタンドを立て、安物譜面台に時には色とりどりの譜面を乗せ、ヘッドフォンをかけ、歌の場合は、手で指揮をしながら録音しています。
ね?
(o^<^)o クスッ
八木さんの詩は、読んでみたくて本を買ったところなんです☆
短い詩と曲は、心の中に静かに、深く広がっていくようでした・・
また聴かせていただきにお邪魔します。
とんとんも、もう1回!なんてせがんでいました♪
悠さん、ありがとうございます。
お~、なんと、タイムリーだったのですね。
本当に短い詩。
この詩から、こんな素敵な曲をつけてしまった多田武雄さんも素晴しいですね。多田さん、この曲集を作曲する間中ずっと、音楽の神:ミューズが体内に宿っていたと仰っています。そして、この組曲の最後の曲:僕が歌った「雨」が出来上がったら、ミューズが立ち去っていったと。何とも感動的なお話です。
自分のmixiページをお持ちの"とんとん"にも、よろしくお伝え下さい!
\(◎∠◎)/オウ~ビックリデース
確か、多田武彦さんですよね。
2箇所で間違ってますよぉ。
山賀好さん、ありがとうございます。
あらあら本当だ、3箇所とも別々のお名前になっていますね。武彦さんに武郎さんに武雄さんですか。いやはやなんとも・・・。
ご親切にありがとうございました。
直しました。 <(_ _)>
アカペラとか初の試みで
すごく新鮮に歌わせてもらっています(><)
みんなで歌うと
はもりがとっても綺麗ですごいです(∀)
良い曲ですよねぇ♪
あのぉ。。。
宿題でこの『雨』について
レポートを書かなくてはいけないんです泣←
声の表情とかについて書きたいんですぅ
が、
なかなかまとめられなくて困ってますw
歌う際のポイントとか
この詩の背景とか考えているんですが難しくて。。。
Papalinさんは具体的にどう思いますか??
あるそっく15さん、ありがとうございます。
そして、ようこそいらっしゃいました。
雨、いい曲ですよね。
あるそっく15さんは、この曲でレポートを書かなくてはいけないのですね。それは大変です。
それでPapalinの感想が聴きたいですか?
Papalinは、そんなお人好しではないですよ。音楽って、人の感想ではなくて、自分がどう感じたかが一番大事なんです。あるそっく15さんのレポートのために、Papalinが代弁しても仕方ないですよね。少なくとも、あるそっく15さんがどう感じたのか、それを述べてから、それに対してPapalinが感想を書く・・・。それが音楽です。
僕が一番嫌いなのは、演奏もしないで評論するやからです。音楽を感じもせずに、知っている語威力をあれこれならべて評論し、それで飯を食っている奴。最低ですね。あるそっく15さんは、そうならないで下さい。祈ってます。
この曲、
初めて聴いたときは正直なところ
暗くて悲しい曲としか
捕らえられなくて
好きになれませんでした。
でも、
練習をしたり
レポートを書いているうちに
詩の内容が気になったんです。
曲調から悲しい内容だとばかり
思い込んでしまっていたんですが、
実はそうではなかった。
自分の理想って言うか、
決意っていうか・・・
うまく現せられないけど
「こう生きていきたい!!」っていう思いが
この詩の中に確実にあって
悲しいとか哀れとか、
そういうのはなんにも入っていなかったんです。
すごく良い曲だって
そのとき思いました♪
だから歌うときには
暗い歌い方はしたくないなって思うんです!!
静かに、
だけど
強い意志があるぞって顔で、声で歌いたい。
そう思う曲なんです(><)
あまりまとまっていませんが
これが私の考えです(・U・)
Papalinさん
感想をお願いしますっ=3
あるそっく15さん、ありがとうございます。
昨夜は少々書き過ぎました。虫の居所も悪かったようで・・・ご容赦願います。
あるそっく15さんが受けた第一印象、それはそれで、すごく大切であると思います。そして、詩を読んで行く、読み込んでいくにつれて、思いが変わってきたのも重要なことですね。
第一印象というのは、目新しいもの、初めて出会うものに対する、比較的軽微なところで感じる印象だと思います。つまり、あるそっく15さんがこの曲をコンサートで歌った時に、初めてこの曲を聴かれるお客様がいますよね。その方たちに、何をどう伝えたいか・・・そこを考えてみたらいいのではないでしょうか?
あるそっく15さんから戴いた感想も素晴しいと思いました。そして、このコメント欄の上に、Papalinを含めた沢山の人が、自分の人生に照らし合わせながら、その人の"解釈"をしています。それらはネットで仕入れた"知識"ではなく、Papalinが歌うこの曲を聴いて、感じ、考えを巡らせ、書いて下さったものです。読んでみて下さい。
もう充分手掛かりはできたのでは?
(^-^ ) ニコッ
皆さんのコメントのおかげで
良いヒントがつかめました!!
ありがとうございます★
でも、
やっぱり自分の考えを大事にして
レポートを完成させました(∀)
(σ・∀・)σ万歳!!!
音楽について大事なことも
Papalinさんのおかげで
学ぶことができたと思います。
ほんとにありがとうございました(><)゛
お久しぶりです
あるそっく15さんの書込みがないと、気が付きませんでしたが、
Papalinさんのレパートリーには「雨」もあったのですね(当たり前か?)…
これを歌ったのはずいぶん昔で、当時を思い出すと感慨深いのですが、
今の視点で、当時の感想を整理してみると
あるそっく15さんの10/5のコメントに少し通じるところが
あるかもしれません。
本曲を最終曲とする、「ざあっとやってこいよ…」に始まる組曲は
たぶん、じつは「ふゆほのぐらいあめのひは…」が事実上の終曲であり、
「あめのおとがきこえる」は地域性も、季節も超越して、
ホントは、音にしないで、こころの中だけでうたわれていればよい、
というくらいに思います。
この曲は、この組曲の他の曲全てを前提として、
あえてげんじつの音にしたというつもりで歌われるのでしょうか。
(適切なたとえではないかもしれませんが、
「冬の旅」の終曲ライエルマン(辻音楽師)は、
楽譜としてあるので、音にして歌うのですが、
そして、これがないと幕が引けないので歌うのですが、
事実上の終曲はその前曲幻の太陽(三つの太陽)
というところが、少々似ているかもしれません)
さてPapalinさん(…少々改まって)、お願いですが…
おなじ多田武彦で、混声4部で「京都」という組曲があり、
仔細は省略しますが、楽譜は用意しながら
その最終曲の「ここが美しいそれは」の演奏が果たせなかったことがあり、
それを再演していただけませんでしょうか?
(あるそっく15さんがご覧になっていたら、チャレンジしてみてください。
音としてはさほど難しい曲ではありません)
あるそっく15さん、ありがとうございます。
あるそっく15さんが受けた印象、そして感想、素晴しいと思いました。『な~んだ、Paplinが何も言う必要ないじゃん。』ってね。
そして、そのご自分が感じられたことを文章にまとめたってとこが、これまたPapalin好みです。
これからも音楽に感動し、音楽、そして人生を楽しみましょう!!
もちろんです(^^)
Papalinさんは
ほんとに
パパみたいです(●´∀`)ノ゛
Geminiさん、ありがとうございます。
なるほど、そういう位置づけの曲だったのですね。僕は組曲の最終曲としてではなく、「雨」のみしか知りませんでしたので、この曲一曲でもって、いい曲だなぁと感じた次第です。音に出さなくてもいい曲・・・そういう曲なんですね。感慨深く読ませて頂きました。
> 混声4部で「京都」という組曲・・・
昨日、楽譜を探しに銀座まで行ってきたのですが、ヤマハにも山野にもありませんでした。多田さんの楽譜で店頭にあるものは、「雨」の入ったシリーズと、男声合唱のシリーズのみでした。
もし楽譜をお手持ちでしたら、画像ファイルかPDFで送ってくれませんか? デジカメで撮影したものでも、読めると思います。
あるそっく15さん、ありがとうございます。
パパりんですから・・・。
(o^<^)o クスッ