◆IL DIVO◆ 恋をしたねとみんなが言うの
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Dizen a mi que los amores e
URL : http://papalin.yas.mu/W207/
◇公開日: 2007年9月6日
◇連続演奏時間: 2分11秒
◆録音日: 2007年9月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
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お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
ヴァスケスの2曲目は、「恋をしたねとみんなが言うの」
この可愛らしいタイトルとは裏腹の、何となく物悲しげな曲なのです。
そして、見事なポリフォニーです。
さて、どう吹いたものか?
とりあえず長い楽器たちを使ってみましょうか。
B-GB-GB-CBという渋い編成です。
同じ音が短い音符で続くところが一つの特徴です。
たった一箇所、第2声に出てくる付点のリズムも特徴です。
そんなところに注意しながら吹いてみました。
楽器ごとに違う指使い。もうごっちゃ混ぜになってしまいました。(^_^;)
使用楽器
(1) コントラバス 全音 木製
(2) グレートバス*2 ヤマハ 木製
(3) バス メック 木製
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この記事へのコメント
、「恋をしたねとみんなが言うの」・・・
きっとこの恋は苦しい恋なのでしょうね。
片思いかもしれません。
平兼盛の歌、
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと人の問ふまで」
と良く似た心情ではないかと思います。
「恋をしたね?」と「ものや思ふと人の問ふまで」
、同じです。
物悲しげな曲、憂いに沈んだメロディーがそう考えると心に滲みます。
aostaさん、ありがとうございます。
aostaさんらしいコメントを頂戴いたしました。古のこうした奥ゆかしい表現といいますか、"もの"という言葉が全てを物語っているといいますか、いいですねぇ。スペインのこの作曲家は、和の心を知っていたのかもしれませんね。
ヴァスケスのこの5曲。昔はつまらない曲だなぁって思って、敬遠していました。もっぱら演奏するのは最初の5曲と後半の6曲でした。
でもこうして全曲演奏してみると、ヴァスケスのこの5曲が中間にあることが、とても意味があるんだなと解りました。曲集全体が急緩急になっているのですね。全体をよく考えられて配置された曲集だと、改めて感心しました。