◆IL DIVO◆ ティエント 第7番 (カベソン)
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Tiento VII Cuatro Tono (Antoni de Cabezon)
URL : http://papalin.yas.mu/W207/M002/
◇公開日: 2007年9月24日
◇連続演奏時間: 4分22秒
◆録音日: 2007年9月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
10曲目から最後の12曲目まで、ルネサンスの音楽家として
愛好家には有名らしい、アントニオ・デ・カベソンの曲をお贈りします。
まずはティエントを2曲。
最初に、「ティエント 第7番 (第4旋法による)」を聴いて戴きましょう。
ティエントは、鍵盤楽器によるスペイン独自の変奏曲の一種です。
第○旋法とは、平たく言うと、音階のことだと思ってください。
現代の(正確には17世紀以降の)調性の前身です。
ちなみに第4旋法は、調性音楽の"シ"から始まる音階です。
さて、この曲の楽譜を見ますと、あまり面白そうな曲には見えません。
ルネサンスの音楽って、抑揚が殆どなくて、
ともすればだらだらと、しかもそう短くない音楽が続きます。
でも、演奏して(多重録音して)聴いてみたら、
やっぱりこれはいい曲だなぁと感じた次第です。
騙されたと思って、お聴き下さい。きっと騙されます。(笑)
こうした曲を演奏すると、木製のテナー・リコーダーが欲しくなります。
使用楽器
(1) テノール ヤマハ プラスティック製
(2) バス メック 木製
(3) グレートバス ヤマハ 木製
(4) コントラバス ゼンオン 木製
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この記事へのコメント
というか はまりました。
純粋対位法の曲をこんなにじっくり聴くなんて機会はあまりないのでその響きにうっとりしています。
かおるさん、ありがとうございます。
カベソンは、日本の古楽愛好家の間では割と人気のある音楽家のようです。コンサートでもその名をよく見ます。私は全く知らないので、この曲が手始めということになります。決して目新しさとか面白さではないのですが、純粋対位法の魅力ということでしょうか?
現代の長音階でいうところのシから始まり、ミが終止音となる音階とほぼ同じの第四旋法:ヒポフリギア旋法が、なんとも哀愁を帯びた雰囲気を醸し出していると思います。
ほんとうにいい曲ですね。
薫風さん、ありがとうございます。
そうですね、曲がいいんです。
musicaさん、ありがとうございます。
え? それは僕のことですか?
玉手箱の間違いでは??? (^-^ )
今年もガンガン演奏でしたいです。
でも、最近は疲れちゃってだめです。
週末に凝縮して・・・って感じですね。
我が家のピアノはぼろぼろです。
やっぱり平均律からヴァロッティに大胆に変えたからかな。もう一回締めてあげればいいかもしれません。
(^_^;)
気持ちの伝わる演奏というのが、まずは不可欠の要素。音と音の引き合う力。さじ加減がこの曲の味わいの深さを教えてくれます。
何度でもこの曲には引き戻されてしまいます。
♪我が家のピアノはぼろぼろです
「原体剣舞連」より、ヴァロッテイ調律のピアノを経験している薫風としては悲しいニュースです。
あのピアノの和音の響きは胸高鳴るものでした。
薫風さん、ありがとうございます。
ちょっと言い過ぎましたか。
もう何十年も信州人をやってきた人間に、ある日から江戸っ子を演じなさいといっても、身体が受け付けないというか、すぐには慣れないだけです。ハ調のミとかシの音は、平均律の調律から比べますと、相当いじっていますので、地震に例えたら、しばらく余震が続くようなものでしょう。(これは良い例えではないなぁ)
また調律してあげれば直ります。そのあとも根気よく・・・そこが大問題なのですが。
(^_^;)
しばらく手間をかけてあげれば、きっと余震もおさまるでしょう。
優しく、根気よく・・・ですね。
なにしろ貴重なピアノですから。
薫風さん、ありがとうございます。
それがなかなかできなくてね・・・。(^_^;)