◆IL DIVO◆ 5つの舞曲 (ジェルヴェーズ)
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Five Dances (Claude Gervaise)
URL : http://papalin.yas.mu/W207/M003/
◇公開日: 2007年10月2日
◇連続演奏時間: 5分37秒
◆録音日: 2007年10月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
6番目は、フランスの音楽出版業者、クロード・ジェルヴェーズの舞曲です。
彼は名前がわかっている人では史上初の職業編曲者かもしれません。
北御門さんの楽譜には、5曲の舞曲が収録されているのですが、
1曲目のAllemandeと、2曲目のBranleは、続けて演奏してみました。
しかも、Branleを演奏した後、もう一度Allemandeにダカーポしました。
なぜそうしたのかって? その方が好みだったからです。(^-^ )
3曲目(上記の理由で、演奏では2曲目)は、10月の歌にさせて下さい。
大好きな曲なんです。トラックダウンでは、涙が溢れてしまったほどです。
このPavaneは本当に美しい。歌以上に歌心のある器楽作品です。
続く3拍子のガイヤルドで雰囲気を変えるのに、ソプラノを入れてみました。
がらっと雰囲気が変わったように思います。
歌以上に歌ってる器楽作品と言いたい。
4曲目は、実は懐かしい曲なのです。
子供の頃、恐らく1960年代ですが、
まだ1局しかなかったTVの民放:信越放送(SBC)で、
夕方6:30から、信毎ニュースという番組がありました。
モノクロのテレビの頃で、7:00からのNHKニュースに先だって、
長野県内のニュースを中心に放送される番組でした。
その信毎ニュースのテーマ曲がこの曲だったのですね。
ちょうど我が家の夕食の時間帯だったので、よく覚えています。
当然のことながら、ルネサンスの曲だなんて知りませんでしたが、
この楽譜を見て、オッあれだ! と思い出したわけです。
放映されていたのは、ブラス・アンサンブルの壮麗な演奏でした。
続く最後の曲はAllemande。
もう少し楽しい舞曲で締め括ると思いきや、しっとりとです。
それにしても、この第3集は長いです。
正直言いますと、第2集は一日でレコーディングできました。
でも、この第3集は遅々として進みません。
第1、2集は、それぞれ16曲、12曲あって、演奏時間は30分前後。
なのに第3集は全14曲あって、まだ半分にも満たない6曲目で
早くも30分を越えたんですね。
慣れない打楽器も演奏して、そりゃ疲れるわけだわな~。
(_ ..)_ バタリ
Claude Gervaise "Five Dances"
Allemande S/A/T/B + Perc.
+ Branle T/B/GB/CB + Perc.
Pavane & Gaillarde T/B/GB/CB + S + Perc.
Bransle simple S/A/T/B
Allemande S/A/T/B + T/B/GB/CB + Perc.
使用楽器
(1) ソプラノ モーレンハウエル 木製
(2) アルト メック 木製
(3) テノール ヤマハ プラスティック製
(4) バス メック 木製
(5) テノール ヤマハ プラスティック製
(6) バス メック 木製
(7) グレートバス ヤマハ 木製
(8) コントラバス ゼンオン 木製
(9) 打楽器 その1 (鐘群)
(10) 打楽器 その2 (太鼓群)
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この記事へのコメント
一転、軽やかなトリル、楽しげなソプラノは3曲目のパヴァーヌへの伏線でしょうか。Papalinさんの涙をあふれさせたというパヴァーヌ、このアルマンドと対照的になんと哀切に歌うのでしょう。物悲しいトリルは、黄昏の空を吹く風のようです。沈んだ鐘の響きは,瞬き始めた星のかすかな光にも似ています。
はっと吾に返ったようなガイヤルドで180度の転換。なんと劇的な演出でしょう。
またまたやられてしまいました。
なんて懐かしい!!
白黒の信毎ニュースのテーマ曲、こんなところで再会するとは思っても見ませんでした。
ブラス・アンサンブルだったんですね。私の記憶ではなにやら華やかで元気のいい曲というイメージでした。まさかルネサンスの舞曲だったなんて!あの当時この曲を選曲した人ってどんな人だったのかしら?
ブラス・アンサンブルの華々しい響きと違って、リコーダー演奏で聴くこの曲は、確かに軽やかなスピード感に満ちた素敵な舞曲です。
最後のアルマンドで、落ち着きを取り戻したエンディング。なるほど、ここでもPapalin流ですね!
古いところではアン・ブーリンとヘンリー8世の恋の顛末を描いた「1000日のアン」という作品もありましたが、いずれも音楽と映像が美しく結びついていました。ルネサンスという時代を背景にした思い出に残る映画です。
「心に音楽を持たない人間を信用するな」とはシェイクスピアの言葉だったかと記憶していますが、いずれの映画でも音楽は何にも増して、恋人たちのドラマの通奏低音のように効果的に使われていました。
こうした一連の映画の中でも、舞曲は確かに恋を予感させる音楽です。
やはり、特に、パヴァーヌ。
ドビュッシーなんかは、こういう世界に憧れたんでしょうね。
白黒テレビの話は、気になるのですが、ノーコメントにします。(汽車で失敗したので・笑)
aostaさん、ありがとうございます。
本当に丁寧に聴いて下さっているのがわかります。やはりこの辺まで来ますと、マンネリ化は避けられません。かといって、登場が遅かったからという理由だけで、茶化すわけにも参りません。それは作曲家に対して失礼なこと・・・。でも何かしたい、何か仕掛けたい、僕も楽しみたい・・・。そんな気持ちの現れで演奏しているだけです。
aostaさん、ありがとうございます。
aostaさんも覚えていらっしゃいましたか、信毎ニュース。僕は、タイトル画像まで記憶にありますよ。かなり若い頃でしたが。
O=(_ _;; バタリ
あのブラス・アンサンブルの曲は、実はちょっとメロディが違っていました。出だしは全く同じでしたが、エンディングが超派手でしたね。あれを聴いて、僕もラッパが吹きたくなって、中学校に入学したら、躊躇なく吹奏楽部に入り、念願のラッパ(ユーフォニアムとトロンボーン)を吹きました。
(^-^ ) ニコッ
aostaさん、ありがとうございます。
では私は、信用が服を着て歩いているようなものですね。
(._・)ノ コケ
映画、一つも知りません。ごめんなさい。
<(_ _)> ペコ
Noraさん、ありがとうございます。
パヴァーヌは、いかにも中世~ルネサンスの踊りという雰囲気があって、一番好きな舞曲かもしれません。舞曲というと、飛んだり跳ねたりの軽快な曲というイメージがまずあったのですが、やはりしっとりしたパヴァーヌだよなぁと思う、今日この頃です。
白黒テレビの話、遠慮なくどうぞ。
汽車では何か失敗したのですか?
全然記憶にございませんが。(笑)