◆IL DIVO◆ クーラント (ファーナビー)
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Courante (Giles Farnaby)
URL : http://papalin.yas.mu/W207/M003/
◇公開日: 2007年10月7日
◇連続演奏時間: 2分29秒
◆録音日: 2007年10月 (46歳)
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10番目は、イギリスの作曲家 ジャイルズ・ファーナビーのクーラントです。
今までの中で、一番困った作品でした。
どういうテンポで、どんな曲想にしようか・・・。
クーラントという曲(器楽曲)は、僕にとっては、バッハの無伴奏チェロ組曲に代表されるように、速い曲というイメージがあります。ちなみにバッハの同曲をリコーダーで演奏していた1982~4年の当時は、自分のテクニックが許す限り速く演奏することを念頭においていました。
バッハの頃は既に踊りのための音楽ではなかったのですが、このファーナビーの作品はまさしく舞曲でしょう。舞曲としてのクーラントは3拍子の軽快な踊りであることは間違いないのですが、僕がイメージしているほどハイスピードの踊りではないような気がします。
ところがです。これと相反する考えも浮かんでしまったのです。
この曲の譜読みをしたのですが、全部で32小節の短い曲です。
短い曲なんだけど、4小節毎に、同じテーマが8回も繰り返されるのです。
これでもか、これでもかというくらいに。
ひょっとして、もしかして、そういう踊り?
そういうとは、ちょっと神がかったかのように乱舞するの?
段々と興奮度が増していくの?
結局、手がかりは何もないまま演奏してしまいましたが、
段々興奮していく様子は、パーカッションで表しました。
アレンジが独創的な曲で、従来の作品にない面白さがありました。
テンポが速すぎてついていけないリコーダーは、誤魔化してます。
やっぱりテンポはもう少しゆっくりなんだろうなぁ。 あとの祭り。(^_^;)
使用楽器
(1) ソプラノ モーレンハウエル 木製
(2) アルト メック 木製
(3) テノール ヤマハ プラスティック製
(4) バス メック 木製
(5) 打楽器 その1 (鐘群)
(6) 打楽器 その2 (太鼓群)
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この記事へのコメント
繰り返されるステップと見交わされる目線。
粛々と始まった踊りが、同じメロディーの繰り返しのうちに徐々に高揚していって、沈黙のなかで足だけが情熱的にリズムを踏んでいく・・・。
わずかな動きで現れる心の揺れや吐息のようなもの。このクーラントには、まさにそんな雰囲気を感じました。最初は鐘。それから太鼓。そしてまた新たな太鼓と、パーカッションが重なっていくにつれ、空気は熱く濃くなっていくようです。
二つの太鼓が重なっていくところは、ルネサンス的とは思えない不思議なリズムですね。
aostaさん、ありがとうございます。
この夏、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の平尾雅子先生に、直々にルンサンス・ダンスを教わってきました。なんと私がデモンストレータで、平尾先生と手を握り合って・・・。
思わず質問してしまいました。
「先生、この優雅な踊りは、やはり目と目を合わせて踊るのでしょうか?」
先生曰く。
「ここぞというときに。」
体温急上昇、急上昇、急上昇~~~!
ちょっと落ち着いたところで、
最後の太鼓は、アフリカン・ルネサンスをイメージして叩いてみました。火の回りを踊り狂いたいです。
( o _ _ ) o ドテッ
( o _ _ )o ドテッ