ALWAYS 続・三丁目の夕日
11月2日夜。何気にテレビをつけたら吉岡秀隆が出ていた。雰囲気からして映画のテレビ放映らしかった。僕はこの昭和のこましゃくれ名子役であり、平成のやさ男を演じたらピカイチと思っている彼には、それとなく一目を置いている。何を隠そう「北の国から」の大ファンだったからだ。 (=^_^=) ヘヘヘ
その彼が、まるで「北の国から」の黒板純さながらの、なよなよっとした役を演じていた。幸いテレビ映画は始まったばかりだったようなので、腰を据えて観ることにした。そして、ぐんぐん引き込まれた。いつしか、うっすらと水を湛えた僕が座っていた。翌日、全国で続編の映画が封切になるという。観たい・・・。
日曜日の朝、新聞を見たら、田舎の映画館でも封切と同時に上映されることを知った。でも予定が詰まっている。そうだ、夜の最終回にしよう。
言うまでもないが、この第一作は、昭和33年の物語、そして続編は翌昭和34年の話。舞台は東京。僕はまだ生まれてなかったが、この風景は、東京の文化が数年遅れてやってくる信州の昭和40年頃の景色や生活を思い出させるには充分だった。映画館でも期待を裏切らず、本当に楽しませてもらった。もちろん景色や生活様式へのノスタルジだけなら冷静に見れる。人間模様にまたもや目に水を湛えてしまうのだ。
さて、映画を観に行くに当たり、僕は一つのアンティパストを決めた。いつも行く、松本のとんかつ屋さんで、夕食をとるのだ。間口1間ほどの、松本市役所に近い街中にあるこのお店。実はR19号沿いにできたお店の方が観光客には有名なのだが、こちらが本店である。(携帯画像でしょぼくてすみません)
この四味定食がたまらない。今宵のターゲットも、こいつだ!
これこれ。実は初めてこの看板が目に入った。
今宵の演出としては申し分のないアンティパストだな。
僕は実生活での記憶になく、かつ、今日までこの調度家具(?)が何であるのか知らなかったのだけど、映画を観てそれが何であるかわかった。映画の"鈴木オート"の家にもあったが、これは昔の冷蔵庫らしい。最上段に、大きな氷塊を入れて冷気をおこして冷やす、きわめて原始的な冷蔵庫。それがこの店にもあったんだね。思わす扉を開けてしまった。今は冷蔵庫ならぬ倉庫になっていた。(^_^;)
さて、席につくと、何も注文する前にこの前菜が登場する。左奥のキャベツの煮物は定番だが、いつ食べても飽きない。そして手前はビールを注文するとついてくるお通し。ゼラチンを使ってないから豚肉のテリーヌではないが、腸詰のようなこいつがまた美味しいのだ。
はい、四味定食です。
ひれかつ1枚、ロースカツ2枚、エビフライ1つ、そしてお好みで、鳥か帆立か、季節によっては牡蠣のフライを選べる。僕は牡蠣を選んだ。そして今日はかぼちゃのフライが添えられていた。盛り付けの順に木の紙(?)に書かれたお品書きもいつも通りで嬉しい。味は・・・言葉は要らない。
雑誌にも当然載っている。これは国道沿いのお店の方。でももし行かれるのであれば、是非本店にどうぞ。それにしても、家から50~60kmも離れたところにあるお店の板さんに「毎度どうも!」って言われる僕って一体・・・。(^_^;)
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この記事へのコメント
それに大体、私は基本、徒歩でしか移動しない人ですって言うか、15分も歩けば大抵の用が済むし、30分も歩けば職場に到着しちゃいます。映画館だって徒歩5分だし。
きっとPapalinさんと私では、距離感覚とか時間感覚って、かなり違うんだろうなあ…って、思います。
例えば、私の場合、歌は夜の8時までと自主規制してます。夜中の2時までは歌えません(涙)。近所づきあいも大切ですからね。
私のところも都会(いわゆる「湘南」に住んでます)ではないので、本当の都会の人から見れば十分「田舎暮らし」なのでしょうが、それでも本格的な田舎ではないので、なんか中途半端な生活スタイルで、ごめんなさいって感じです。
少しですが、見ました。
とても懐かしい小学校時代を思い出させてくれました。
”スカ”って言う、くじの文字、懐かしかったですね。
続編はまだ見ていませんが、
【三丁目の夕日】は何度か見ました。
我家の娘はこの映画を見ると
「捨てられていた古い冷蔵庫と、氷屋さんの場面を見ると悲しくなる」と言います。
なんだか《ハッ》とさせられました
2日は、続編がスクリーンに出るということで、
宣伝で放映してましたね。(見れませんでした)
昭和を懐かしく思う年ではありませんが、
映画嫌い(ほとんど興味をもってない)のだんなが
この映画を観たとき、いたく感動し、すばらしいと連発していたので、すごく印象的です。
ジュンくんも大きくなり、あの役は、やっぱりじゅんくんならではですね。
わたしも、続編が観たいと思ってます。
とんかつもいいですね。
(牡蠣は、だめ、あたるから)
右下の女の子が使っている洗濯機。
あんなふうにくるくるレバーを回して使ってました。
脱水です。
懐かしいです。
あの女の子の年格好だったような・・・
まだ、生まれてませんけどね。
すとんさん、ありがとうございます。
田舎と都会では、スピードが全く違いますね。でもビジネスはそんな違いは関係ありませんから、田舎に暮らしていると、そのギャップをよく感じることがありますね。僕の家だと、近くのコンビにまで5~6kmあります。八ヶ岳の裾野なので、自転車は使えません。坂しかありませんから。(^_^;)
> 近所づきあいも大切ですからね。
そうですね。それが普通です。
でも、僕の家には、"近所"がないんです。(笑)
takasiさん、ありがとうございます。
人それぞれ、印象に残るシーンがいろいろで面白いですね。あまり喋ってはいけませんが、続編では、このスカのくじを茶川(主人公)が作っているシーンがあります。それが、アタリは一つもなくて、スカばっかり書いていて、映画館でも笑声が漏れました。一番大きな声で笑っていたのはPapalinでした。(^_^;)
ジェルちゃん、ありがとうございます。
捨てられた古い冷蔵庫を見て悲しくなるのはわかるけど、氷屋さんのシーンって・・・。鈴木オートに氷を届けに来るオジサンのシーン? まさか、オジサンの商売の行く末を悲しんでなの? スゴイ娘っこだなぁ。末は博士か大臣かPapalin二世か!
そういえば、旦那のブカンさん、地域情報誌の見開きページにデカデカと出ていたね。ブログに書こうかと思ったよ。また飲もうね。
支離滅裂だなこりゃ。
O=(_ _;; バタリ
アツアツ、サクサクの衣にじわっと旨みのある柔らかなお肉、ボリュームのあるお通し。大振りなお碗にたっぷりのお味噌汁。
私はランチ・サービスの三味定食が好きです。
lavieさん、ありがとうございます。
あはは。Papalinと似た感覚の持ち主かもしれませんね。いいものはいいのです!
牡蠣、美味しいですよ。
腐乱寸前の美味しさって、知りません?
という僕も、一度牡蠣に中ったことがあります。
でも今もなお食べる逞しさ!
ヾ(@^▽^@)ノ わはは
lavieさん、ありがとうございます。
我が家にもありましたよ。
僕は手伝ったというより、遊んでました。
ちゃんと均一の暑さで挟み込まないと、
レバーが回らないんですよね。
(o^<^)o クスッ
aostaさん、ありがとうございます。
あのお味噌汁のお椀は、かつ玄の特注品だそうです。熱い味噌汁のお椀を持っても、手が熱くならないようにとの配慮で、あんなに分厚いお椀なんだそうですね。
氷屋さんと言えば・・・・。
わが町随一の遊楽街ど真ん中に実家が有った私は、氷屋さんのおじさんが自転車の荷台に菰で包んだ大きな氷を運んで来ては、バーやキャバレーの店先で鋸を使って氷を切り、大きなヤットコの様なハサミで、盛塩された店先に下ろしていたのを思い出します。
小雪さんのような訳有りお姉さん達もいっぱい居ました。
昼間、大きなカーラーを巻いた頭をネッカチーフで被っていたお姉さん達は、夕方私たちが遊び疲れて家に帰る時分には綺麗なワンピースで着飾ってお店の中に消えて行きました。
タバコとお酒の独特なあの場所の香りと共に様々な人間模様を子供ながらにも一抹の物悲しさを感じたものです。
切った張ったも散々見ましたよ (^◇^;)
ブカンさんの件は・・・・男のロマン女の不満って事で(笑)
ジェルちゃん、ありがとうございます。
そうだったっけか? 見逃してたよ。
トイレに行ってた時かな?
でも、捨てられてたシーンはちゃんと見たから、やっぱり見逃したな。冷蔵庫に目がいってたような・・・。
ジェルちゃんちって、確かに繁華街のすぐそばだったよね。バーがあったのは知ってるけど、キャバレーもあったの? そういえば・・・。でも、綺麗なお姉さんとは会ったことないなぁ。いまじゃ跡形もなく、道路になっちまったところだよね?(すごいローカル)
キッタハッタは見たくね~な。
健全な商店街の裏通りの家でよかった。
ブカンさん、大切にしなさい!
失敗の先輩より
そのご忠告が手遅れでない事を、私自身も祈っておりますわ(笑)
ジェルちゃん、ありがとうございます。
愛は痛みを伴うものなんです。(o^<^)o クスッ
職場で全員のあみだくじによる映画の只券をゲットしたのです。(実は夏の前回もゲットして映画券2連勝 もうくじは遠慮したら と言う同僚もいましたが)
【三丁目の夕日】まだやってるかなあと思ったらやってました。只券の効力発揮で、長男を連れて、私とダンナはカップル50才割引で見ました。前にも書いたけど、ダンナが連れ立って映画を観るなんて異例中の異例。
映画はとても良かったけど、周りからストーリーに関する声が聞こえてくるには困りました。
「あれは詐欺だよ」とか「賞はもらえなかったよ」とか・・・老夫婦のような二人の会話が後方から耳元に響いてきて、すごく気になりました。自宅のテレビを見ているんじゃあないから、マナーは守って欲しいなと思いました。
映画の中の【映画館】になった建物は、宇部市の渡辺翁記念館(宇部市民館)です。そこで300人近くのエキストラも出演したということです。そんな宇部市に思い入れがあった人々かもしれないのですが、(本日の映画館会場も宇部市)ちょっとあんまりでした。
そしてクライマックス近くには携帯の音が響きました。映画の音かなと始め思いましたが、昭和にあのような呼び出し音はありませんものね。
素朴な風情の映画だけに、余計な声、音には閉口しました。
映画では、居候してた女の子の表情に注目ました。クリームを塗ってもらう女の子に表情に涙がこぼれました。
lavieさん、ありがとうございます。
本当に、そういう人って、困り者ですよね。
僕は変わり者なので、そういう状況に出くわしますと、そのストーリーを前もって話してしまう人の心理状態というのに感心をもってしまいます。きっと映画そっちのけでしょう。気がそっちに行ってしまうと、その人は一体どういう顔をした人で、どんな心境で語っているのか、じっくり顔を見て観察してしまいます。その結果、じろじろ見られるのが嫌なのか、大抵の人は席を立ちます。(^_^;)
lavieさん、ありがとうございます。
あの子は演技じゃなくて、ネイティブですよね。見事な東北弁を披露してくれました。東北弁と括ってしまう辺りがpapalinの弱っちいところですが・・・。(^_^;)
鈴木オートの息子も、いい味出してたよね。
父ちゃんも。
ほう、宇部ですか。
全然知りませんでした。
ありがとうございます。
(^-^ ) ニコッ