◆IL DIVO◆ スコットランドのつりがね草
≪ 生演奏で全曲聴けるページ ≫

The blue bells of Scotland
URL : http://papalin.yas.mu/W702/M003/
◇公開日: 2008年02月09日
◇演奏時間: 3分58秒
◆録音日: 2008年02月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
mukuro叔父さんから、3日ほど前にリクエストをもらいました。
>件名: またのお願い 出来ますか?
哲ちゃんへ
今晩は。先日は私のお願いを聞き届けてくれてありがとうございました。スローテンポではありますが一応吹くことができました。まだ演奏する域には達していませんがお蔭様でイメージが掴めました。
さて、またあつかましいお願いですみませんがもう1曲お願いできませんか? もし迷惑でしたら断って頂いてもいっこうに構いません。遠慮なく言って下さい。
曲目は 『スコットランドのつりがね草』 です。もしかしたら哲ちゃんのオリジナルの中にあるかもしれませんが私どもの楽譜でお願いできればと思います。今回は楽譜を当メールに添付してみました。
この楽譜は私どもの仲間が編曲したものです。もしかしたら哲ちゃんのイメージに合わないかもしれませんが極力原譜でお願いできれば嬉しいです。もし解らないところは聞いてください。(これはオカリナ用の楽譜です)ちなみに・1C=ソプラノC管・5C=アルトC管・10F=アルトF管・12C=バスC管 こんな構成になっています。
無理せずにお願いします。
いつのお願いすることで申し訳ありませんがよろしくお願いします。
ではまた。
嬉しいじゃないですか。あてにされるっていいですよね。(^-^ )
でも叔父さん、きっと前回のPapalinの奇抜なアレンジによるハイケンスのセレナーデでは、ぶったまげちゃったのかも知れませんね。今回は楽譜ご指定、そして装飾もしないでという但し書きつきです。(^_^;)
というわけで、「週末に早速やってみます」とお返事し、たった今演奏し終わったところです。そうそう、この曲は聴いたことがあります。スコットランドのつりがね草っていうんですね。一体どこで聴いたのだろうと、しばし考えていたのですが、思い出しました。隣の諏訪市で、お昼とか夕方に時を告げるサイレン代わりに流れる曲です。田舎ではまだこんなことが続いているんですね。都会ではきっと”騒音だ!”って言われて撤回でしょうな。
オカリナの譜面というのを初めて見たのですが、楽譜上での移調楽器があるんですね。ハ長調でのアレンジなのですが、戴いたメイルの中の、10F=アルトF管だけ、楽譜に#が一つついています。ですので僕はバスリコーダーを持って、C管(ソプラノリコーダーとかテナーリコーダー)の楽器を持っているつもりで吹きました。これで5度違いの譜面は簡単に読めます。ただし、固定ドの人はダメですね。さて、わからないのは、音の高さです。ひょっとしたら、1C=ソプラノC管と、5C=アルトC管というのは、1オクターブ違うのかもしれません。僕は両方ともアルトリコーダーで演奏したので、中盤で5C=アルトC管の音が逆転してしまいました。でも、でっかくて重そうなオカリナって見たことがないので、ひょっとしたらこれで合っているのかもしれません。わかりません。
ちなみに3小節目。3拍目以降のF(ファ)の音はきっとナチュラルでしょう。
でもって叔父さん、ちょっとアレンジにアドヴァイスがあります。
読者の皆さんにも参考になるかも知れませんので、演奏が始まって何秒のところか、実例を交えてできるだけ詳しく書いてみます。
【アドヴァイス その1】
途中、第2パートと第4パートに、並行8度の進行がかなり出てきます。僕の演奏だと、16秒~20秒くらいのところです。これは美しく響かないので、バロック時代から禁じ手とされています。どちらかの音を変えてみては如何でしょう?
【アドヴァイス その2】
全体的に最低音パート(第4パート)の音が基音(ベースの音)になっていないことが多いので、落ち着きがなく聴こえてしまいます。動き過ぎだと思うのです。ですので2分42秒辺りからの最後のフレーズでは、叔父さんのご指定にそぐわなくて恐縮ですが、敢えて基音と思われる音を入れてみました。これだけでも和音が落ち着くと思うんです。如何でしょう?
【アドヴァイス その3】
この曲は、AとBの二つのパターンしかない単純なフレーズが延々と続きます。もし演奏会でお客様に聴いていただくような場合は、聴いている方も飽きが来るかもしれません。思い切って途中から旋律を1オクターブ下のパートにやらせて、上のパートはpでオブリガート(ロングトーンがいいかも)をさせるか、いっそのことずっとお休みなんてのもいいかも知れません。色彩がより鮮明になるような気がします。ちなみに僕は、前半の繰り返しから(1分11秒~)、全体を1オクターブ下げて演奏してみました。これだけでも雰囲気が変わります。如何でしょう? そうそう、前半の最後の1小節、僕が間違えた音を演奏しています、ごめんなさい。
どことなく異国情緒があって、悪くない編曲かもしれませんが、オーソドックスに編曲するなら・・・という但し書き付のアドヴァイスのつもりです。オカリナの音域も何も調べずに勝手なことを書きますが、スコットランドのバグパイプのように、最低音パートはドローンと言って、同じ音(多分C・・・ドの音)をずっとロングトーンさせるなんてもの面白いかも知れませんね。
お気を悪くされないで下さい。(^-^ )
(2月9日 記)
使用楽器と楽器編成
アルト メック 黒檀製
アルト メック 黒檀製
バス メック 楓製
バス メック 楓製
コントラバス ゼンオン 合板製
コントラバス ゼンオン 合板製
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
この記事へのコメント