◆IL DIVO◆ アダージョ / バーバー
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Samuel Barber / Adagio ( Agnus Dei )
URL : http://papalin.yas.mu/W206/M007/
◇公開日: 2008年02月13日
◇演奏時間: 7分
◇録音年月: 2008年02月 (46歳)
◆上記の英語の曲目名をクリック
して、Papalinの音楽サイトから
お聴き下さい。(視聴?・試聴?)
プラトーンという映画で使われた曲です。
この曲を聴いたときに、もちろん映画で初めてこの曲に出会ったのですが、がつ~んとやられました。なんて美しい曲なんだろう。こういう曲にめっぽう弱いのです。
そして、この曲の入っているCDを探しました。買いました。これがまた素晴しいCDで、また僕が宗教曲にはまっている頃だったこともあって、何度も何度も聴きました。プーランクにもデュルフレにもこのCDで出会いました。
そうこうするうちに、すごいCDを見つけました。バーバーのアダージョだけが入っているCDです。その名も「哀しみのハーモニー/バーバーのアダージョ100%」 こちらも擦り切れるまで(?)聴きました。
ちなみに、このCDには全部で8つの演奏が入っています。
(1) 管弦楽 7:46
(2) フルート独奏 6:33
(3) 吹奏楽 6:00
(4) ア・カペラ 9:31
(5) クラリネット合奏 4:34
(6) 弦楽四重奏 8:05
(7) オルガン 5:41
(8) 古楽 7:37
ちなみにPapalinは、ちょうど7分でした。パソコンのスピーカーでは、コントラバス・リコーダーの音が殆ど聞き取れなくて残念です。やっぱりBOSEのUSBスピーカー買おうかなぁ。CDに焼いて聴くのが一番いいんだけれどね。
Papalinは、合唱版の楽譜を使って演奏してみました。音域の関係で、長3度上げました。合唱のソプラノ、アルト、テノールは、ト音記号の楽譜をヘ音記号読みして演奏します。バスは、長3度上の音を演奏します。パート譜を作るのに苦労しました。キュングのコントラバスで演奏したかったのですけれど、4月までは待てませ~ん。(^_^;)
さて、あなたのお好みは?
僕はなんと言っても肉声のア・カペラ版が好きです。
(2月11日 記)
使用楽器と楽器編成
★旋律楽器
アルト メック 黒檀製
テナー 全音 桜製
テナー 全音 桜製
バス メック メイプル製
バス メック メイプル製
グレートバス キュング メイプル製
グレートバス キュング メイプル製
グレートバス キュング メイプル製
コントラバス 全音 合板製
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この記事へのコメント
バッハが聴いたらくやしがりそうなくらい、良い曲だと思います。
妙にリコーダーがぴったりはまっていますね。素晴らしい・・・(ため息)
ところで、この曲を一人で多重録音するというのはかなり大変だったんじゃないですか。パートごとに吹かない部分も多いだろうし、ブレイクするところもあるし。
私にとってこの曲は弦楽のためのアダージョなんですが、弦楽合奏も金管アンサンブルも肉声アカペラもそれぞれにびっくりするくらい味わいが違うものですね。
弦楽のため・・・は深い悲しみの綾を感じてしまうのですがリコーダーはどれにもあてはまらない中性的な音色でアニュス・デイに相応しい響きを感じました。
スピーカーが違えば低音がもっと聴けてイメージが違うかもしれません。
今はどちらかというと高音に耳がいってしまいます。
「ああ、歌っているな」美しいメロディーです。
たこすけさん、ありがとうございます。
多重録音の専用機の場合は、途中からパンチインという機能があります。僕が使った合唱譜は、基本が混声四部でして、ところどころで各パートがディヴィジョンされて、これらをカウントすると、最大9パートになりました。ですので、出ずっぱりの四声以外の音は、パートが分かれるところだけを録音しました。
それにしてもいい曲です。いい曲だから聴いているだけにしておけばいいものを、演ってひまうというのは如何なものかと自分でも思います。(^_^;)
バッハも感動するでしょうね。(^-^ )
演奏ではなくて、曲に。(^_^;)
薫風さん、ありがとうございます。
この曲は珍しく録音に手間を要しました。まずはパート譜作りから。既存の楽譜があるって本当にありがたいことだと思いましたね。この作業だけで一日目は嫌になってしまいましたから。
録音には3時間かかりました。何に一番時間がかかったのかというと、和音の響きにです。ダイナミックに演奏するということは、アンプシュアのテクニックが使えない楽器の場合、すぐにピッチの問題に帰着します。だから運指をあれこれ考えながら、和音を決めていく作業に時間を要しました。
musicaさん、ありがとうございます。
短いお言葉の中に、沢山の想いを感じ取りました。嬉しいです。本文に書いたCDももし良かったら聴いてみて下さい。クラリネット版以外は素晴しいと思いました。
大編成での音の積み重ねを作り上げていく醍醐味ですね。つづく「展覧会の絵」にさらに熟成したものを感じます。低い音があるから高い音が歌っている・・・そして倍音のうねりが鳴っていますね。嬉しくなります。
薫風さん、ありがとうございます。
一人多重録音の醍醐味かもしれません。
僕は必ず基準となるパートを意識して重ねていきます。常にターゲットは一つのパートです。ベース音の楽器が音程が確かなら、それを基準にするのですが、それができないところが苦しいですね。(^_^;)