◆IL DIVO◆ エオリアン・コンソート編 ルネサンス作品集
≪ 生演奏で全曲聴けるページ ≫
"Renaissance Music" by Aeolian Consort
URL : http://papalin.yas.mu/W205/M051/
◇公開日: 2008年03月29日
◇連続演奏時間: 1時間2分38秒
◆録音日: 2008年3月 (47歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
エオリアン・コンソートさんから楽譜を戴いての演奏です。
イギリスの17世紀の作曲家、ジェンキンスの音楽が素晴しいというのはあちこちで伺っていました。僕は全く接したことがなかったのですが、先週東京で5人でリコーダー・アンサンブルを楽しむという機会に、5人用の楽譜を探していて、たまたまジェンキンスをやってみようと思ったのですね。それで私自身も初めての曲、初めての作曲家だったのですが、その良さの片鱗に触れることができました。
北御門さんのルネサンス・アンサンブルの曲集には、こういうタイプの曲はありません。5つの全てのパートに次から次へと押し寄せるメロディ、それも順次的にではなく、重なりつつ訪れては去っていく曲、そのあたかも渦のような音楽に溺れてしまいました。それは一曲目の第1番をお聴き戴くだけでおわかりになると思います。
ウィリアム・バードの音楽を引き継いでいながら、王政復古の時代と共に独自の音楽を作り上げていった大作曲家だったのですね。600もの作品を残したといわれるジェンキンスの曲を、僕はまだ3曲しか知りませんが、バードのファンタジーが静の美しさとするなら、ジェンキンスのそれは動。躍動を感じました。
大塚美術館で同時代の素晴しい作品たちと再会してきたことも、僕を後押ししているような気がします。しばらくジェンキンスの作品にはまってしまいそうな予感がします。
5声のファンタジー / ジョン・ジェンキンス (1592-1678:イギリス)
第1番 第2番 第5番 第9番
( 3月29日 記 )
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
この記事へのコメント
綺麗な音に包まれて、うっとりしていました。
これから、自分の歌の練習予定でしたが、下手な声聞きたくなくなります。(^_^X)
沙羅さん、ありがとうございます。
ちょっと、マイブームなんです。
続けてみようと思っているのですが、おさかな天国にも脱線中です。(^-^ )
ところでシュヴェーリンク氏はオランダ人だったと思いますが、北ヨーロッパは、冬は日本とは異なり、殆どお日様が拝めないのだそうですね。
彼の地の人たちの日光に対する執着は我々の想像を絶するものがあることはこの演奏を聴いてもよく理解できるように思います。
自称筋肉マンさん、ありがとうございます。
スウェーリンク、オランダ人だそうですね。
僕はオランダにはあまりいい印象がないのですが、オランダも冬は曇天、にび色の空に覆われるのですね。ヨーロッパの人たちが、夏に思いっきり長期休暇をとって海辺でバカンスを楽しむ・・・。そんな背景があるのですね。
日本も本当の意味で豊かになって、夏には北海道から人がググっと押し寄せたり、冬には信州人が2~3ヶ月、暖かいところで生活したり・・・なんてなればいいんだけどな~。(^_^;)