◆IL DIVO◆ ベートーヴェン / 交響曲 第8番 第2楽章

≪ 生演奏で・すぐに・全曲・高音質で聴けるページ ≫

画像
Beethoven / Symphony No.8 2nd movement
URL : http://papalin.yas.mu/W219/M018/

  ◇公開日: 2008年07月27日
  ◇演奏時間: 3分57秒
  ◆録音日: 2008年7月 (47歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



第2楽章から。

と今までは書いてきましたが、今回は第2楽章全曲を演奏してみました。とはいっても演奏時間は4分弱です。バロック時代のソナタの楽章と同じくらいの規模ですね。このあたりもこのシンフォニーが「古典的」と呼ばれる一つの理由なのかも知れません。一番の理由は古典的な手法を使っているからでしょう。

さて、SRQさんのサイトで第2楽章の楽譜を見つけて印刷し、そのまま演奏しようと思ったのですが、調が違うことに気づきました。SRQさんはきっとこの第2楽章は単発で編曲されたものと思われます。なので演奏しやすい調にされたのでしょう。しかし僕は全曲演奏を考えているので、どうしても原調に拘りたいのです。え、第7番は違うじゃないかって? ごもっとも。7番は断念しました。というか、第1楽章が転調されていたので、演奏してしまってからの手遅れでした・・・というのが正しいです。

ともあれ、そうなると手は二つしかありません。一つはSRQさんの楽譜を見ながら、転調して演奏する・・・これもよくやる手ですし、緩徐楽章なら不可能ではありません。そしてもう一つは、例のポケット版スコアを見ながら演奏すること。今回は後者を選びました。なぜなら、スコアでも全曲で11ページ。これなら譜面台にも乗るし、全曲できるじゃないか・・・という理由でした。(情けない理由だな。) 楽譜作成ソフトはいいんだけど、打ち込む時間がもったいない。打ち込む時間で、この程度の曲なら2曲は演奏できそうです。僕にはその時間が惜しいです。

でも、スコアを見ながら演奏する際に費やすエネルギーというか集中力は大変です。各パートにアレンジされた楽譜なら使わなくてもよい神経を使います。演奏しながら、次の小節からはどのパートを吹こうか・・・そんあことも考えながらです。しかも、慣れない転調楽器の譜は頭で音を変換しなくてはなりません。クラリネットやホルンやトランペット、更にヴィオラにいい音がある場合が大変です。

本当に疲れました。ヘトヘトです。
_(__)_~◎バタンキュー

でも満足しています。立派なマルチ・オタク・プレイヤーですね。(^_^;)

画像
【 井戸尻遺跡にて 】


木管楽器の和音を活かしたくて、リコーダーは8本使ってみました。

使用楽器

  アルト      メック       黒檀製
  アルト      メック       黒檀製
  アルト      メック       黒檀製
  テノール     ゼンオン       桜製
  バス       メック        楓製
  グレートバス   キュング       楓製
  コントラバス   キュング       楓製
  コントラバス   キュング       楓製




"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった音楽を応援して下さる方、
このボタンをポチッと押して↓下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ EYE2U

この記事へのコメント

2008年07月28日 01:03
この2楽章は完璧ですね!
すばらしいの一言に尽きると思いました。
まったく乱れのない完璧なハーモニーなのにリコーダー8本!?聴いていて感動のあまりおもわず、うる目になってしまいました。Papalinさんのこだわりがこのすばらしい演奏を可能にしたのでしょうね。
何とも愛らしく、柔らかな旋律なのですが、一つ一つの音にはしっかり芯があります。
だからこそ、和音は美しく重なりながらもはっきりとした輪郭を感じさせるのでしょうか。聴き終わった今もまだ興奮が続いています。すごいものを聴いた!!という実感です(笑)
nyankome
2008年07月29日 00:03
真偽のほどは分かりませんが、メトロノームを発明したメルツェルに捧げられた合唱曲?を聴いたことがあります。それがこの第2楽章なのです。この曲を聴くと(日本語の)歌詞が頭を離れません。(^_^;)
タタタ、タタタ、タタターとまるでメトロノームのようです。
>本当に疲れました。ヘトヘトです
そんなことを感じさせない見事な演奏です。
Papalin
2008年07月31日 06:25
◆◆ 和音は美しく重なりながらもはっきり・・・

aostaさん、ありがとうございます。
楽譜を作らないで、行き当たりばったりの演奏なので、恐縮です。リコーダーアンサンブル用の楽譜を使って演奏する場合と比べると、3倍くらい大変です。よ~しこれで完成だ!と思って聞いてみたら、ある場面で誰も旋律を吹いていなかったなんてことがありました。
(^_^;)
Papalin
2008年07月31日 06:30
◆◆ (日本語の)歌詞が頭を離れません。

nyankomeさん、ありがとうございます。
面白いお話です。歌は日本語の歌詞がついているのですね。知らない方が幸せかも・・・という予感がしました。

ベートーヴェンには笛時計を題材にした曲がいくつかありますが、この第2楽章は僕の中では同類項になっています。
nyankome
2008年07月31日 23:45
調べてみると「親愛なるメルツェル」というカノンでした。ずっと昔の「題名のない音楽会」だったと思うのですが、児童合唱団が歌っていました。
Papalin
2008年08月01日 04:00
◆◆ 「題名のない音楽会」だったと思う

nyankomeさん、ありがとうございます。
nyankomeさんも記憶力がいいですね。(^-^ )

親愛なるメルツェル、名前だけは聞いた覚えがあります。僕の持っているブリリアントのベートヴェン全集にも入っているかも。調べてみます。

この記事へのトラックバック