◆IL DIVO◆ バッハ / ミサ ロ短調

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J.S.Bach / Missa in B minor BWV232
URL : http://papalin.yas.mu/W506/

  ◇公開日: 2008年11月16日
  ◇連続演奏時間: 2時間以上?
  ◆録音日: 2008年11月 (47歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



乗せられると、おだてられると、すぐ踊ってしまう性格は直りません。
もっとも僕が演奏したい、歌いたいと思っていたからこそ、この大曲に取り組むわけで、そうした意味では、背中を後押しされますと力がたぎってきたりするものです。

バッハはなぜにロ短調という悪魔の調を選んだのでしょう?
バッハにとっては勝負調。この曲に書ける並々ならぬ意図が伺えます。
バッハはまたプロテスタントであり、カトリックのミサ曲をなぜ踏襲したのか?
いろんな謎に包まれています。僕の勉強不足がゆえかもしれませんが、
ベールに包まれたものはそっとしておきたい気持ちが半分、
ちょっとだけ覗いて中を見てみたい気持ちが半分です。

演奏するに当っては、オーケストラ・パートのトップを受け持つテナー・リコーダーに、大事なHの音に致命的な欠陥のある竹山のパストラルのテナー・リコーダーは断念し、昔懐かしい全音の桜で出来た安物の楽器を使うことにしました。先立って録音してしまった冒頭の4小節だけは、竹山を使っています。

合唱やアリアにつきましては、モーツァルトのミサ曲を歌った頃のファルセットでの高音はもう出ないので、基本的に女声パートはオクターブ下で歌います。30代の頃に無理して喉を潰してしまったことが悔まれますが仕方ありません。

元より練習する間もなくぶっつけ本番で録音していますので、敬虔な気持ちで歌っているなんてことは微塵もなく、楽譜にかじりついての演奏です。第1曲を演奏した限りでは、思っていたよりも遥かに難しかったわけで、本当にいつ完成するのかわかりません。気長にお付き合い下さい。

楽譜はこちらに全曲ありますね。


曲目
                       Papalin  Gardiner  Richter
《キリエ Kyrie》
   1.合唱:  Kyrie eleison         9:13    9:29    12:15
   2.二重唱: Christe eleison        4:10    4:52     5:48
   3.合唱:  Kyrie eleison         4:12    3:30    3:51 

《グロリア》
   4.合唱:  Gloria in excelsis      1:49    1:43    2:01
   5.合唱:  Et in terra pax        4:11    4:01    4:48
   6.アリア: Laudamus te          4:00    3:53    4:31
   7.合唱:  Gratias agimus tibi      3:22    3:01    3:27
   8.二重唱: Domine Deus          4:46    5:18    6:36
   9.合唱:  Qui tollis peccata mundi   3:17    3:19    4:02
  10.アリア: Qui sedes ad dextram Patris  4:07    4:24    4:27
  11.アリア: Quoniam to solus sanctus   4:27    4:24    5:52
  12.合唱:  Cum Sancto Spitiru      4:08    3:48    4:12

《クレド(ニケーア信経)》
  13.合唱:  Credo in unum Deum
  14.合唱:  ・・・





パートと出演者

《独唱・合唱》
  ソプラノ1・パート     Papalin
  ソプラノ2・パート     Papalin
  アルト・パート       Papalin
  テノール・パート       Papalin
  バス・パート        Papalin

《伴奏》
  テノール・リコーダー    Papalin (全音:桜)
  バス・リコーダー      Papalin (メック:楓)
  バス・リコーダー      Papalin (メック:楓)
  コントラバス・リコーダー  Papalin (キュング:楓)

                  ・・・ を基本に考えています。




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この記事へのコメント

ichi
2008年11月16日 19:15
竹山のテナーが使えないのは残念ですね。今年はこの曲に縁があって癒されているような気がします。この秋とある中古DVDを注文したとき間違って届いたのが、リヒターのロ短調ミサでした。開封済みの商品だったので、しっかり鑑賞して返品しましたが、このままでもいいですと言いそうになってしまいました。そのテンポは確か10分くらいだったように思います。さて、演奏の方ですが、オクターブ下げて・・・がかえって新鮮に感じられ、音色も自然体で心地よいです。教会の静謐な空気感が伝わってくるような気がしました。リコーダーも音の終いが心地よくオルガンのようです。・・・と、プレッシャーがより良い作品づくりにつながりますよう祈念します。ゆっくり創っていけば、竹山のテナーの音も出るようになるかもということはありませんか?
Gemini
2008年11月17日 01:10
今晩は Geminiです

まさかの「ロ短調」:
以前、何かの折に聴ければ、という
趣旨のコメントをしましたが、
まさか、こんなに早く聴けるとは…

とりあえず、ありがとうございます。
今日はとりあえず速報ということで…

ミサ曲続編、期待しています
Papalin
2008年11月17日 06:03
◆◆ テンポは確か10分くらいだったように

ichiさん、ありがとうございます。
私もリヒターのCDを持っていました。アルヒーフの2枚組み。1961年2月の録音でしすから、僕が産声を上げていた頃の演奏です。ichiさんが"ゆっくりだった"という印象は当っています。録音時間を見たら、12分15秒あります。いま聴いてみました。一つひとつの音をかみ締めていくかのような演奏が印象的です。最後のdurの和音がやけに明るく響かせています。バリトン独唱はフィッシャー=ディースカウが歌っているんですね。CD取り戻されては?
 
この曲では竹山は活躍しないでしょう。
Papalin
2008年11月17日 06:15
◆◆ まさかの「ロ短調」:

Geminiさん、ありがとうございます。
そう、まさかの。(o^<^)o クスッ

以前そんなやり取りをさせて頂いたことを、かすかに覚えておりますが、どこでだったかまでは思い出せません。

食い散らかすのは、服を脱ぎ散らかすのと同じくらい得意で、この IL DIVO Papalin のサイトも、始めたはいいけれど、完成していない作品がゴロゴロしていますからね。本当にいつになるのかがわかりません。

Kyrie eleisonは、3時間程度でできたものとしては、かなりお気に入りで、自分で何度も聴いています。いつものように、後から「あそこはこうすべきだったなぁ」というのが山のようにあるわけですが、本番を歌える機会があったらということで・・・。

続きもお楽しみに!(^-^ )
nyankome
2008年11月24日 17:19
《ミサ曲ロ短調》を一人でやってしまおうなんてビックリしました。凄いシリーズが始まってしまったなぁ、と思いながらコメントできずにいてしまいました。今まで少しずつ聴かせて頂いていましたが、今日はまとめて。
nyakome
2008年11月24日 20:07
冒頭編より、リコーダーと歌のバランスがよくなっているように思いました。
Papalin
2008年11月25日 20:30
◆◆ 凄いシリーズが始まってしまった・・・

nyankomeさん、ありがとうございます。
そうですよね。自分でもビックリです。
ブログも書いて下さり(ロ短調ミサを含むブログを書いて下さり)、ありがとうございました。
Papalin
2008年11月25日 22:47
◆◆ リコーダーと歌のバランス・・・

nyankomeさん、ありがとうございます。
リコーダーを伴奏に回して合唱を録音しだした頃(モーツァルトのレクイエムを歌った頃)は、歌がとっても自信がなくて、ついついミックスダウンでは、リコーダーの音を前面に出していました。でも最近は厚顔無恥と言いますか、一応合唱を前に出すようにミックスしています。

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