◆IL DIVO◆ ロ短調ミサ 3.Kyrie eleison

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画像
J.S.Bach / Missa in B minor BWV232
URL : http://papalin.yas.mu/W506/

  ◇公開日: 2008年11月17日
  ◇演奏時間: 4分12秒
  ◆録音日: 2008年11月 (47歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



   Kyrie eleison.   主よ、憐れみたまえ。


Kyrieの最終曲になります。
通奏低音を除いて、伴奏も合唱も完全な4声のフーガです。
やっぱりフーガを完成させたのがバッハというのは正しいですね。

第1曲の歌詞は、Kyrie eleisonだけ。
第2曲の歌詞は、Christe eleisonだけ。
第3曲の歌詞は、Kyrie eleisonだけ。

見事としか言いようがありません。

リコーダーは8フィートの定番の楽器でできました。
コントラバス2本というのが、低音を厚くしてくれます。

何はともあれ・・・。

パートと出演者

《合唱》
  ソプラノ・パート      Papalin
  アルト・パート       Papalin
  テナー・パート       Papalin
  バス・パート        Papalin

《伴奏》
  テノール・リコーダー    Papalin (全音:桜)
  バス・リコーダー      Papalin (メック:楓)
  グレートバス・リコーダー  Papalin (キュング:楓)
  コントラバス・リコーダー  Papalin (キュング:楓)
  コントラバス・リコーダー  Papalin (キュング:楓)



全体の曲目構成と、ガーディナー、リヒターとの比較はこちらです。


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この記事へのコメント

ichi
2008年11月18日 00:22
いつできるか判らないといいながら、むちゃくちゃ早いじゃないですか。このペースで録音してたら週末にはGLORIAが終わってしまうのでは?
テンポについて、ちょっと感じたのは、音を下げているぶんだけテンポアップした方がよかったということはありませんか?Kyrie eleisonのコーラスは本来のソプラノが入るとしたら遅いほうが好きですが、今回きいていて、違和感は全くありませんでした。ソプラノの厚いコーラスは体調によって受け付けない日もありますが、・・・これはすごくいいと思います。この後、器楽部分が全てリコーダーで聴けるなんて、ブリュッヘンもびっくり!
冗談でなくオランダにもリスナーがいるみたいですし。
Papalin
2008年11月18日 22:50
◆◆ 体調によって受け付けない日・・・

ichiさん、ありがとうございます。
ああ、そういうのってありますよね。
初めて聴いた音楽がすごく感動して、CDを買って聴いてみたら何これ? っていうこともあります。僕の場合、それは食べものにも言えまして、あそこのレストランのあれはすごく美味しいって、友達にも宣伝しておいて、もう一度行って食べてみたらあれ? って。(^_^;)

> 音を下げているぶんだけテンポアップ

本人は全くそんなことは考えてもいませんで、僕の中のテンポで全てが決まります。技術の稚拙な僕が歌うからとか演奏するから・・・というような理由で(最近では)テンポが決まるようなこと、あるいはそれを決定付ける要素になるようなことはありません。テンポは音楽にとって重要なファクターです。

> ブリュッヘンもびっくり!

ブリュッヘンではなくて、バッハにそう思ってもらいたいですね。(^-^ )
ichi
2008年11月19日 00:42
◆僕の中のテンポで・・・
そうですね。いままでもずっとそうでしたね。こういう風にやりたいというのがあるから伝わるのでしょうね。でも強引にでも形にしまうのが、すごいところ。恐いくらいです。
2008年11月22日 05:00
前にも書きましたが、私がここで感じるのは漆黒の闇、混沌。そしてその上を吹いている原初の風、聖書的に解釈するならば命そのものである神の息。

この曲にあるのは創世記の第一章のイメージですが、同時に連想するのは、ロマ書の中の「すべての被造物が、人間が、そして神の霊さえもが、呻きながら神の救いを待ち望んでいる、というパウロの言葉です。
Papalinさんのキリエから、この言葉にならない呻きが聴こえてくるようです。
暗澹とした闇の中をめぐる風、呻きと祈り。
「完全なフーガ」によっては、循環する風のように、また呻吟するため息のように、祈りのように繰り返されるこのただならぬ気配はなんでしょう。
Papalin
2008年11月22日 07:44
◆◆ 強引にでも形にしまうのが・・・

ichiさん、ありがとうございます。
音楽には、許容されるテンポというのが幅をもって存在していて、それを逸脱してしまうと感動が薄れると思います。もちろんクラシック音楽を色々アレンジして演奏する場合は別ですけれど。

アマチュアの演奏を聴く場合、自分(たち)のテクニックだと、これが限界(大抵遅いことを指します)、というようなテンポの演奏がありますが、それはやはり違うと思っています。その曲を演奏したいテンポが見つかったら(感じたら)、そのテンポでできるように練習する・・・。と先生にも言われましたが、僕も同じように感じていました。だから到底無理だと思うような曲には挑戦しません。(^_^;)

紙一重なんですけれどね。(^-^ )
Papalin
2008年11月22日 09:29
◆◆ 創世記の第一章のイメージ・・・

aostaさん、ありがとうございます。
半音での音の進行による、不安げなテーマが何とも言えない不安定さや郷愁を誘います。

そうですか、天地創造の場面なのですね。畏れ入りました。ただならぬ気配、そんな感じもしますね。

楽曲のもつ大きさには、到底敵いませんが、僕はこの曲が大好きなので、感情先行型の演奏になっているかもしれません。それもまた良しとしましょう・・・って、僕がいうことじゃないですね。(^_^;)
nynakome
2008年11月24日 20:22
遅めのテンポを生かした表情豊かな演奏ですね。
Papalin
2008年11月25日 23:08
◆◆ 遅めのテンポを生かした・・・

nyankomeさん、ありがとうございます。
自分では、ゆっくりだという感覚は全くなく、例によって演奏し終わった後、2つのCDの演奏時間と比べて、「え~、そうなの?」と驚きました。リヒターのあの時代のゆっくりテンポより更にゆっくりだったとは、意外でした。でも、自分ではこのテンポが気に入っています。

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