◆IL DIVO◆ シェーンベルク / カノンによる資格認定
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Schoenberg / Legitimation als Canon
URL : http://papalin.yas.mu/W212/M009/
◇公開日: 2009年5月30日
◇演奏時間: 1分47秒
◆録音日: 2009年5月 (48歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
前の曲と同じく、エオリアンさんのサイトの楽譜を拝借致しました。
こちらの曲は、12音音楽ではありませんが、現代曲です。
サブタイトル:Bernhard Shaw zum 70. Geburtstag Bewunderung は、
バーナード・ショウの70歳の誕生日を祝して・・・という意味で、
お誕生日のプレゼントだったのですね。
詳しくはエオリアンさんのブログをどうぞ。
曲は6小節によるテーマが6声のカノンで繰り返されます。
楽譜に、In Ewigkeit - ohne Ende! Schuluss nur im Notfall
と書かれていて、これは「永久に終わりなく、必要な時だけ結尾へ」
という意味だそうです。
シェーンベルクが愛情を込めて、彼の70歳を祝ったのでしょう。
「あなたの命は永遠です。(気の済むまで繰り返して)
でももし必要だと思ったら、その時は天国へ(コーダへ)。」
と解釈した僕は深読みでしょうか? 浅学かな?
エオリアンさんの編曲楽譜には、テンポの指定がありません。
オリジナルにもないのだと思います。
もちろん聞いたこともない曲です。
ここぞとばかりのPapalinによる自由なテンポ設定! 楽しいですね。
大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>
楽器編成
テナー・リコーダー メック(柘植)
テナー・リコーダー メック(柘植)
バス・リコーダー メック(楓)
グレートバス・リコーダー キュング(楓)
グレートバス・リコーダー キュング(楓)
コントラバス・リコーダー キュング(楓)
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この記事へのコメント
いいですね。とっつきやすい曲です。
弦楽合奏でも合いそうな曲ですね。原曲はどうなのでしょう?
それにしてもユニークな曲名ですね・・・う~ん、誰を審査しているのだろう(爆)
勿論演奏も聴かせていただきましたが、何だか諸々の古典派作品をコラージュにしたような印象を受けました。
そして、聴いているうちにリラックスしてきて、眠くなりそう・・・勿論心地よい眠りですけどね。
シェーンベルクの作品でこんな体験をするのは初めてです・・・また折に触れて様々な作品を体験しようと思っています《変な書き方になってしまい、どうもスミマセン》。
バーナード・ショウ70歳のお祝いの曲なのですね。シェーン・ベルクとショウ、にわかには結びつきにくい二人ですが、お友達だったのでしょうか。
無限カノンを連想する繰り返しです。
永遠に資格認定されない悲しいカノン?
でも「お祝い」の曲なんですよね。謎です。
曲としては、われながら意外なのですが、前回の「別れ道にて」の方が好きかも知れません。
シェーン・ベルクではありませんでしたね。
アーノルドが名前なんですね。
すみまシェーン!!
こんな哲学的な音楽のコメントに『すみまシェーン』とはトホホです。しかも『すみません』の前振りまである念の入れよう。でも『!!』の勢いに負けました。笑ってしまいました。
"Shane, come back!!"
お許しくださいませ。
nyankomeさん、ありがとうございます。
エオリアンさんが書かれているように、シェーンベルクのこれらの作品は、古くからある対位法の音楽ですよね。一つ前の曲は12音音楽とはいえ、シェーンベルク自身が確立した厳格なルールに乗っています。つまり現代曲と言っても、何かしらの縛りの中で音楽を実現しているわけで、そういうことに気づけたのは良かったと思っています。
昔、家を建てるときに、設計士さんが仰ってました。「普通は土地の形や広さとか、建蔽率とか、何かしら制限があるから、それを克服してより良いものを設計しようと考える。お宅の場合は、制限がなくて苦労した。」と。そんなものかも知れません。何せ山の中は土地が安いのです。
南八尾電車区さん、ありがとうございます。
そうですね。僕もいくつか思い当たる曲があります。
最近ちょっとマイブームな、シェーンベルクとリコーダー、プーランクとリコーダー、こうした意外な組合せも、原曲とは違った意外性に一役買っているのかも知れませんね。
aostaさん、ありがとうございます。
本文に書きました僕の説、どうですか?
シェーンベルクとショウが仲の良い気のおけない仲だとしたら、ウィットに富んだ素晴しい贈り物となりませんかね。
僕は繰り返して都合4回演奏してみましたが、初演されたであろうバースデイ・パーティではどうだったのでしょうか。
最後がドミソの和音で終わるところがむしろ"意外"でした!
aostaさん、ありがとうございます。
私も気づいておりました。(^_^;)
シェーンという人もいますし、
ベルクという作曲家もいましたし、
まぁいいかと思っていましたら、
すみまシェーン!! ですか。
(^_^;)
ichiさん、ありがとうございます。
僕は中世ルネサンスもバロックも古典派も好きです。でも、ラーメンばかり食べ続けていると、ラーメンの良さが見えなくなります。だからと言って実験的にカレーライスを食べるのではなく、それは紛れもなくカレーライス(本当はライスカレー)が食べたくなるから、食べるのです。
きっかけはどうであるにせよ、シェーンベルクの曲を演奏したくなったので、演奏してみました。こうしてあれやこれや、ある意味では節操もなく、時代も国もあっちこっち言ったりしながら、また新たな中世ルネサンスが見えてきたりするのではないかと・・・。
理想ですがね。(^-^ )
aostaさん、ありがとうございます。
こ、これは、シェーン・ベルクの誤記よ、戻っておいで!という意味なのでしょうか?
無理ですね。(^_^;)
シェーン、カンバック・・・シェーン、カmmバック・・・
シェーン カンマ バルク・・・シェーン,ベルク
∴"Shane, come back!!"≒シェーンベルクと言いたいんじゃないでしょうか?理解できませんが。
ichiさん、ありがとうございます。
こういう連鎖を、ichiさんは考え込まなくても手が勝手に動くくらいのスピードで出てくるのでしょうか? もしうろうだとしましたら、Papalin級です!
(?_?)
なんて心地よいのでしょうか。リアルのアンサンブルでも味わってみたい響きです。こういうのをSOSというらしいですね。研修で習いました。『S』すごいですね。『O』おそれいりました。『S』さすがです。繰り返し繰り返し永遠に聴いていたい気持ちになりました。yasさんに1曲だけ繰り返しボタンを作ってもらいましょうか。
ichiさん、ありがとうございます。
yasさんに追加で実装していただいた「シリーズの途中の曲からの連続演奏機能」は秀逸です。僕も重宝させて戴いています。時に、予期していなかった"次の曲"が突然スピーカーから流れ出して、驚いてしまうこともありますけれど。12音階の曲なんて、まさにそうでした。
ichiさん、続きです。
その機能を欲しがっているリスナーが、我が家にも1名おります。
車のオーディオでは、よくその機能を使っているらしく、
しつこく同じ曲がリピートされます。
曲は私が演奏しているものとはいえ、さすがに厭きます。
ichiさん、続きです。
研修の講師が、こういう駄洒落めいたものを発見したときって、それなりに嬉しいのでしょうね。SOSの本来の意味とはまったく関係ない(と思っていい?)のに、受けるというだけで使ってしまう。『これなら覚えてもらえるよな』なんていう自信とともに。でも覚えなくていいような内容だと思うんだけどね。