◆IL DIVO◆ モーツァルト / 交響曲 第1番
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Wolfgang Amadeus Mozart / Symphony No.1 E-flat major K.16
URL : http://papalin.yas.mu/W203/M006/
◇公開日: 2009年6月16日
◇演奏時間: 15分43秒
◆録音日: 2009年6月 (48歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
レーガーのバッハへのオマージュ作品を聴いて、沈んだ人がいるようなので、
明るい曲をプレゼントしようという、何とも優しいPapalinです。
リピートで楽器を持ち替えて、遊んでしまいました。(^_^;)
モーツァルトが8歳のときに作曲した交響曲です。
ふん! 何てませたやつだ。
これでも習作だって? 立派なモーツァルト節じゃんか。
原調は変ホ長調。フラット3つ。
エオリアンさんの楽譜はニ長調で、シャープ2つです。
この演奏の方がちょうど半音低いので、バロックピッチの楽器で演奏したら
こんな音だったということになります。
モーツァルトの頃って、まだいろんなピッチがあった筈ですものね。(=^_^=)
それにしても、どうして変ホ長調なんだろう?
ヴァイオリンをはじめとする弦楽器主体の曲なんだから、
半音下げてニ長調にしたら弾きやすいだろうに。
それは素人考えでしょうか?
第1楽章を聴くと、二長調の明るい響きの方が合いそうな気がします。
でも、第2楽章はやっぱり原調のハ短調の方がお似合いかな?
モーツァルトのハ短調の曲は、好きな曲がいくつかあります。
それにしても、第1番と第41番が同じテーマを使っているなんて、憎いなぁ。
第2楽章は、これでもか、これでもか・・・というテーマのくり返し、
それも主題は低音楽器に演奏させるという、ちょっと冒険。
伴奏をさせる高音楽器は、2度や半音でぶつけたりしちゃって、
オマケにテーマが2拍子で、伴奏は3連符。
色々やってくれるよなぁ。
小学3年生が書いた曲を、小学43年生のPapalinが演奏したわけで・・・、
何だかなぁ。
大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>
モーツァルト / 交響曲 第1番 使用楽器
ソプラノ・リコーダー モーレンハウエル(グラナディラ)
アルト・リコーダー メック(黒檀)
テナー・リコーダー 全音(桜)
バス・リコーダー メック(楓)
テナー・リコーダー 全音(桜)
バス・リコーダー メック(楓)
グレートバス・リコーダー キュング(楓)
コントラバス・リコーダー キュング(楓)
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この記事へのコメント
Papalinさんは優しいキリギリスなので、食べ物がなくなって、こごえそうになっていたら、家の中に招き入れてごちそうしたいと思います。少し前になりますが新しい炊飯器を買ってから米に凝っています。米が変わるとおかずの嗜好も変わってきて、90%くらいのベジタリアンになりました。
最初、モーツァルトの明るすぎる音楽はどうかな?と思って聴きはじめましたが、さすがIL DIVOだけあります。GOOD CHOICE!!だんだんhighになってきました。
それにしてもモーツァルトは、ませたガキだな。K16なんて若い番号の曲初めて聴きました。ありがとうございます。
(Papalinさんの演奏は颯爽としていますが。)
>弦楽器主体の曲なんだから
でも木管の音もよく似合う曲ですね。
ichiさん、ありがとうございます。
お褒めの言葉として、ありがたく受け止めさせて戴きます。そう、貯蓄面から考えますと、間違いなくキリギリスですし、欲しいものは後先考えずに手に入れたいというのも、キリギリスです。
でもね。高価な楽器は買いますが、電気のつけっぱなし、水の出しっぱなし、そういうところはシビアなんですよ。爪で拾って何とやらですね。(^_^;)
ご飯に凝ってますね?
僕も2年前に拘って買ったIH炊飯器に凝ってます。美味しいのです。米自体にも拘るようになりました。研ぎ方、水加減などなど。
そうだ、自慢できる料理のレパートリーが一つ増えましたよ。ご・は・ん!
ichiさん、ありがとうございます。
だよね、だよね。
8歳のがきんちょが作った、しかも鼻で笑うような曲を、いい歳した大人たちが一生懸命になって演奏するんだからね。(^_^;)
元気になりました?
重層的な8フィートリコーダーで始まった第1楽章が
やがて4フィートに引き継がれて、ぱっと空気が明るくなるような感じが好きです。
でも時々聴こえてくる半音の響きには明るいだけではない翳りを感じます。ちょうど晴れ渡った空に、ポツンとひとつだけ浮かんでいる小さな雲のように、どこかさびしげな響きが聴こえてくるようです。
4フィートと8フィートの使い分けが魅力的ですがこれは楽譜の指示によるものですか?それとも例によってPapalinさんの「思いつき」によるものでしょうか。
もし「思いつき」であるならば、それもまた「モーツァルト的」な演奏と言えるかもしれませんね。
nyankomeさん、ありがとうございます。
そうでした。僕も今思い出しました。
ベームが80歳前後のときの演奏だったでしょうか。孫か、ともすればひ孫が作曲した曲を老巨匠が振る・・・。なんとも言えませんね。
原曲に登場するのはオーボエとホルンでしたか。リコーダーで演奏していても、ここはホルン・パートだよなぁと思う箇所があります。
この作品の演奏をここ(W203)に入れたのは、ディベルティメントの路線に近いと思ったからです。
大2楽章は第1楽章と打って代わって最初から終わりまで、たんたんとひたすら同じリズムを刻み続ける伴奏にも、繰り返されるモチーフの低音リコーダーにも、暗澹とした悲しみが伝わってくる演奏です。自分の感情を表現する言葉を持たない子供だからこそ、その悲しみは深く純粋なのだ、と思いことがあります。
むしろこの作品から私が感じる「悲しみ」は何かに起因する特定の悲しみではなく、もっと漠然とした、いわば人生の悲しみのようなものです。さすがに私も8歳のモーツァルトが、人生について何かを考え感じていたとは思いませんが、漠然としたいわれのない悲しみは、むしろ「子どもごころ」にこそ近いものなのかもしれません。
そのとらえどころのない悲しみを音楽という形で8歳のオーツァルトが表現したとすれば、やはり天才!!なのでしょうね。
aostaさん、ありがとうございます。
そうそう、思いつきです。
全部、くり返しありで、8フィートで演奏するつもりだったのですが、指揮を録音しているときに"思いつき"ました。(=^_^=) ヘヘヘ
第3楽章の後半にはリピート記号はありませんでしたが、勢いとノリで、Papalinの思いつきルールを適用してみました。
モーツァルトは多分に思いつきを感じさせる音楽を聴かせてくれますが、案外それは彼の中では絶対的な、唯一無二のものだったのかも知れませんね。
aostaさん、ありがとうございます。
やはり、彼はませたガキですね。
「この曲なら、大人たちも涙するだろう」
という声が聴こえてきそうです。
モーツァルトに幼くして亡くなった兄弟が仮にいたとすれば、その光景、両親の悲しみ、そうした姿は見ていたのかも知れませんが、それが云々というのは、後の評論家が得意とするパターンへの持込みでしょう。漠とした悲しみ、そういうものだったかもしれませんね。
ところで、偉大な作曲家には、これまた才能ある姉がいたようです。どこぞの家と同じです。
(._・)ノ コケ
nyankomeさん、ありがとうございます。
そうでした、そうでした。
僕は買えませんで、エアチェックをしました。
映像でも見た記憶があって、それはどの曲だったかはっきり覚えていませんが、「孫の・・・」という印象を持ったのは覚えています。
カール・ベームのLP(25cmLP)を、同居していた若い叔父が一枚持っていました。運命と未完成。ベルリン・フィルだったように思います。髪の毛が真っ黒でした。