◆IL DIVO◆ モーツァルト / 音楽の冗談 Allegro
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Wolfgang Amadeus Mozart / Ein Musicakalischer Spass K.522
URL : http://papalin.yas.mu/W203/M007/
◇公開日: 2009年6月21日
◇演奏時間: 5分1秒
◆録音日: 2009年6月 (48歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
「音楽の戯れ」とも呼ばれます。
当時の二流三流の作曲家・演奏家を皮肉って作られたものだとか。
沢山の”禁じ手”を使っていたり、しつこくテーマが繰り返され、終わりそうなのに終わらなかったり、ホルンに苦手なトリルをさせていたり、ホルン2本と弦楽合奏というそれまでならあり得ない編成だったり、いろいろ気づくところもあります。
そして演奏してみて気づいたこと。何と「吹きにくい」ことか。
一つ前の「交響曲第1番」が懐かしく感じました。
今の世なら、教育上も、なぜ冗談なのかを懇切丁寧に示さなければならなく、さもないとただの揶揄中傷、人非人だと言われて終わってしまうところですが、何せモーツァルトの時代です。「自分で気づけよ。気づかないなら、あんたの音楽は冗談そのものってことさ。」となるわけで、なんとも手厳しい時代の手厳しい音楽なわけです。
曲は3楽章か4楽章まであったように思います。どこかに楽譜がないかなぁ。
誰が聴いてもおかしいと思えるのは、最終楽章の終わりの4小節なのですが、第一楽章も何だか変だなぁって思えるのは、曲名を予めすり込まれて聴いたせいもあるでしょう。冒頭に書いたような「おかしさ」を、後から検証していたPapalinです。(^_^;)
この曲、プロの演奏家はどう演奏するのでしょう。
僕は"地"で演奏したら、"音楽の冗談"になりました。
ひょっとしたらこの曲は僕の十八番なのかもしれません。(^_^;)
さて、最初に公開したTake1は捨てました。
リコーダー用に編曲された楽譜を使ったのですが、気に入らなかったのと、
モーツァルトの原譜(ホルン2+弦楽の六重奏)を見つけてしまったからです。
ということで、こちらはTake2です。
大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>
モーツァルト / 音楽の冗談 Allegro 使用楽器
ホルン1 ・・・ アルト・リコーダー メック(黒檀)
ホルン2 ・・・ アルト・リコーダー メック(黒檀)
ヴァイオリン1 ・・・ アルト・リコーダー メック(黒檀)
ヴァイオリン2 ・・・ テナー・リコーダー 全音(桜)
ヴァイオリン2 ・・・ バス・リコーダー メック(楓)
ヴィオラ ・・・ グレートバス・リコーダー キュング(楓)
チェロ ・・・ コントラバス・リコーダー キュング(楓)
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この記事へのコメント
そういうあなたはこの曲を聴く価値がない、とモーツァルトに言われそうです。(^_^;)
モーツァルトの音楽とリコーダーは相性がよさそうですね。
当時の人は違和感いっぱいにこの曲を聴いたのでしょうね。演奏する方は大胆不敵でいかなくてはというところでしょうか。
ichiさん、ありがとうございます。
隙間を縫って、take1を聴かれたのですね。take1は、4フィートのアンサンブルのために編曲されていたのを8フィートで演奏してみたのですが、音の高低が逆転していたりして、この曲のイメージが出なかったので、何の躊躇もなく葬りました。(=^_^=)
原譜の音の通りに吹いてみますと、ヴァイオリンとホルンが全く重なったりするのですが、それでも厚く聴こえるのは、熱く演奏しているからでしょうか。
(._・)ノ コケ
nyankomeさん、ありがとうございます。
確かに、モーツァルトの曲はリコーダーで軽快に演奏すると合いますね。ギターや、ましてやリュートとなると、やはりバロックまででしょうか。
本文にも書きましたが、「音楽の冗談」だとか「音楽の戯れ」だとかの先入観があるので、そうして射に構えて聴くので、変なところに気づくことができます。今日演奏したAdagioなんて、本当に美しい曲ですよ。それをこんな風に茶化してしまうモーツァルト。とっても親近感があります。
(._・)ノ コケ
P2さん、ありがとうございます。
不協和音って、以前は一瞬ひるんでしまって、不協和音が不況和音になってしまうことが多かったのですが、不協和音こそ、しっかり当てるべきなんだということが経験的にわかりました。2度とか半音とか、協和音以上にしっかり音程をとらないと、気持ち悪いですね。