◆IL DIVO◆ モーツァルト / 音楽の冗談 Presto

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画像
Wolfgang Amadeus Mozart / Ein Musicakalischer Spass K.522
URL : http://papalin.yas.mu/W203/M007/

  ◇公開日: 2009年6月27日
  ◇演奏時間: 5分5秒
  ◆録音日: 2009年6月 (48歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



最後の最後まで、
我慢して我慢して、
ホルンに付き合ってきた弦楽合奏。
とうとう最後にキレてしまいます。

へ長調の曲だから、ヘ長調の主和音で終わる筈なのに、
チェロは、変ロ長調で終わっちゃう。
ヴィオラは、変ホ長調で終わっちゃう。
第2ヴァイオリンは、ト長調で終わっちゃう。
ホルンだけが、ヘ長調で終わるのですね。

演奏会では一体どんな顔で拍手をもらうのでしょうね。


ハ音記号が苦手なので、ちょっとスピードを落としてしまいました。
無念です。

4つの楽章を演奏したら、22分半ですか。
戴冠ミサ曲よりも、小さい交響曲よりもはるかに長いですね。
ヴォルフィー。本当に「音楽の冗談」ですか?


ところで、「音楽の冗談」、もしくは「音楽の戯れ」。
やっぱりヘ長調しかないよなと思うのでは私だけでしょうか?
ハ長調は音楽の基本だからだめ。
ト長調はモーツァルトにとって大事な調だからだめ。他もしかり。

すっとぼけた音楽を書くには、ヘ長調のとぼけた音律(だと私は感じます)だよな。


大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>


モーツァルト / 音楽の冗談 Presto 使用楽器

   ホルン1    ・・・ アルト
   ホルン2    ・・・ アルト、テナー、バス
   ヴァイオリン1 ・・・ アルト、テナー
   ヴァイオリン2 ・・・ テナー、バス
   ヴィオラ    ・・・ バス、グレートバス
   チェロ     ・・・ コントラバス




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この記事へのコメント

ichi
2009年06月27日 17:35
第一楽章みたいにひつこい最終章でしたね。拍手をするタイミングを失わせるのが目的の閉め方とは諧謔趣味の極みですな。個人的には第二楽章が好きです。短調のメロディーになって不協和音でしめるところが『クセ』になります。
yuri
2009年06月27日 23:51
最後はちょっとまとまっているのかなーなんて聴いていましたが、メインの豚足を食べたら、(食べたことありませんが)お洒落な創作料理も忘れ、気絶してしまった感じです。
Papalin
2009年06月28日 06:57
◆◆ 短調のメロディーになって不協和音で

ichiさん、ありがとうございます。
4楽章の"ひつこさ"。
きっと、この手の曲でここまで間延びさせちゃいかんよ・・・というのもジョークの内なんでしょうね。

第2楽章・・・
例のホルンのところですね。
1小節目は、ホルンが間違って短調で演奏してしまったと思えるのですが、それで動揺したホルンは2小節目からは短調の旋律でもない、不思議な音を出しています。きちんとした短調で終わるなら、第2ホルンのこのフレーズの最後の音はG♯ではなくてGでしょう。だから不協和音になっちゃって・・・。

こうして書くと、つまらないですね。(^^ゞ
いずれにしても、第2楽章のこのホルンの音と、終楽章の締め括りは、一度聞いたら忘れられない音です。
Papalin
2009年06月28日 07:18
◆◆ 気絶してしまった感じです。

yuriさん、ありがとうございます。
映画『アマデウス』に、もしもこの曲を演奏しているシーンを登場させたなら、こんな演出かなぁと考えてみました。

大真面目な顔で演奏しながら、時折ホルンの出すとんでもない音に顔をしかめて演奏を続ける弦楽メンバーたち。お構いもなしに、変だとも思わずに演奏し続けるホルンの2人。

20分を越える長い曲を、それでも何とか気持ちを集中させて演奏し続けてきたメンバー。とうとう終楽章の最後にキレてしまいます。

弦楽メンバーは、最後の重音での和音(VnもVlaも)を弾ききった後、そそくさと席を立って退場してしまいます。それも「最低の音楽だ!」とか、ブツブツ言いながら。

ところが、ホルンの2人は、真面目な顔をして、お客様の拍手に応えながらお辞儀をしています。拍手も閑散としたものなのに。

影から見ているヴォルフィが高笑い。
ichi
2009年06月28日 09:27
ブログの写真を変えましたね。最初のやつは3楽章のものと似てましたからね。ヴォルフィの不敵な笑みといったところですか?
Papalin
2009年06月28日 09:38
◆◆ 最初のやつは3楽章のものと・・・

ichiさん、ありがとうございます。
似てではなく、同じでした。(^^ゞ
ヴォルフィは不適な笑みではなく高笑い。
Papalinは・・・
(*´ー`) フッ
nyankome
2009年06月28日 20:55
冗談らしくまとめて頂いた第4楽章でした。
誰が聴いても「音楽の冗談」。
見事な終楽章です。
P2
2009年06月29日 10:55
このテンポとってもいいです。
みごとにキープされていて戯れが芸術になる瞬間ですね。
2009年06月29日 23:16
こんばんは。
 「音楽の冗談」全4曲、後れ馳せながら、私も一通り聴かせてもらいました《実はこの曲、聴くこと自体が初めてなのです》。
 聴いていてうっとりとした気分になったのはいいけれど、一番最後の3小節に現れるぶつかり合うかのような不協和音には、何だかお互い悶えているような印象を受けました。

 とはいえ、リコーダー合奏による「音楽の冗談」もなかなか聴き良いものですよ。
Papalin
2009年06月30日 21:56
◆◆ 冗談らしくまとめて頂いた第4楽章

nyankomeさん、ありがとうございます。
モーツァルトとしては、この楽章は、ホルンのすっとぼけた音だとか、苦手なトリルとかで笑わせはするものの、基本的には真面目な楽章ですよね。最後の最後で、モーツァルトが赤くて長い舌を出しているのが見えます。
(^u^)プププ
Papalin
2009年06月30日 22:22
◆◆ 戯れが芸術になる瞬間・・・

P2さん、ありがとうございます。
「音楽の冗談」って、本当は超上手い人たちが演奏すべき作品ですよね。パロディもそうですが、なまじ下手くそな素人が演奏すると、パロディにも冗談にもなりません。Papalinはまだまだです。
Papalin
2009年06月30日 22:35
◆◆ お互い悶えているような印象を・・・

南八尾電車区さん、ありがとうございます。
是非、原曲もお聴きになって下さい。
弦楽奏者たちが、ホルン奏者を嘲っている様子が目に見えるようです。

自分がそうなのですが、初めて聴く曲の演奏って、それが自分の中でスタンダードになってしまいます。今のように色々な演奏がCD等で安価に聴けるならいいのですが、学生の頃はエアチェックが命でした。

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