◆IL DIVO◆ アヴェ・マリア / ブルックナー
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Ave Maria / A. Bruckner
URL : http://papalin.yas.mu/W905/M101/
◇公開日: 2010年1月4日
◇演奏時間: 4分25秒
◆録音日: 2010年1月 (48歳)
上のアルファベットの曲目名を
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今日一日、トスティのアヴェ・マリアが頭から離れず、苦労しました。
気を取り直して、ブルックナーのアヴェ・マリアに頭を移します。
あの重厚長大なブルックナーの作品。
その面影は、薄っぺらいピアノ伴奏の音の中にも潜んでいると思います。
歌としては、音域が2オクターヴを越えています。
こんな曲を、コンサートで歌える歌手は限られるでしょう。
地声の使えないソプラノ歌手はダメです。
アルト歌手は上の音が出ないでしょう。
テノール歌手では、最後の音が響かせられません。
バス歌手では、高音がやはり無理でしょう。
とすると、メッゾ・ソプラノか、バリトンの持ち歌・・・になりますか。
ブルックナー特有の予期せぬ転調も見られます。
くそ真面目なブルックナーの性格も垣間見られます。
途中で、僕も歌ったことのあるモテットの旋律が登場します。
2曲登場しますが、おわかりになりますでしょうか。
そうそう、聴いたことのないアヴェ・マリア:4曲目でした。
お聴き下さい。 <(_ _)>
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この記事へのコメント
音楽と一緒ですね。メリハリがあって気持ちが良い。
これって曲の感想でなく、ブログの感想。
モテットの旋律の件、まだ詳細に聴き込んでいないので、判っていません。最初のアヴェマリアを聴いて、ああ聴いたことがあったんだと初めて気づかされました。
なんせ根っからのへなちょこですから。
ichiさん、ありがとうございます。
素直に嬉しいです。
"メリハリのある音楽"への反応です。
このアヴェ・マリアの歌唱は、その前に歌ったフォーレのレクイエムからの延長線上で、"ドラマティックに"というのが基盤にあります。アヴェ・マリア=ゆったり叙情的、それは間違いないことだとは思うのですが、すこしデフォルメしてもいいかも・・・と思いました。そうですね、言い換えるなら、聖母マリアを、神に近い存在から、我々人間に近い存在にしてみた・・・ということです。
僕は本当は、メンデルスゾーンの無伴奏合唱曲のような、僕が勝手に呼んでいる"大人のクレシェンド&大人のディミニュエンド"の曲が好みです。そういう曲が歌えるようになりたいと思っています。
"大人のクレシェンド&大人のディミニュエンド"の意味は、次のようなニュアンスです。
途中に身近な局所的なクレシェンドやディミニュエンドがあっても構わない。皆がよく使うフレーズより、もっと長く、もっと大きなフレーズ、そう、フレーズがいくつかつながっての、それこそ大きなフレーズ。そういう大きな流れに気づかせて歌わせる(演奏させる)曲・・・です。わかりますか? ワーグナーの無限旋律とは異なります。
例を挙げるしかありません。URLの曲です。
「そのへん」は非常によくわかります。ですから、メンデルスゾーンを演っていたときに、まるでトレジャーハンターみたいに続々と発掘される宝の山に興奮している様子が伝わってきました。「こういう」出会いと自分の表現の欲求がシンクロする感覚がたまりません。
ちょっと話が脇道にそれますが、トレジャーハンターと書いていて、ふと頭をよぎったのが「ハニーハンター」。ハニーハンターはミツバチに綿毛をつけて放し、それを追いかけて巣を探す草食的な狩人です。が、「ハニー」という言葉の響きが「女性」を連想させ、なんともミステリアスないかがわしさを感じさせます。
ichiさん、ありがとうございます。
暮のコンサートに出なかったのは、結果的に出なくなったのですが、そういうことに気づかず、また、意識もせずに、自分のパートだけが精一杯といった"次元"の音楽を披露したくなかったのです。作曲家と、詞と、楽譜と対峙しようよ。先生(指揮者)の教えを口を開けて待っている小学生じゃないんだからさ。と言いたかったのです。でもそれに近いことを言っちゃったので、首になりました。
(^_^;)