◆IL DIVO◆ メロン・シャンソン集 (No.41-50)
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"Mellon Chansonnier"(c.1470)
URL : http://papalin.yas.mu/W063/M009/
◇公開日: 2010年5月30日
◇連続演奏時間: ???
◆録音日: 2010年5月 (49歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
初期ルネサンスの演奏に、違和感とまでは言いませんが、
何かもう一つしっくりこないで、もやもやしていました。
それが晴れました。明らかに晴れました。
41曲目からの音は、自分ではその違いを感じています。
何が変わったのか、それは言葉では言い難いのですが、
凝縮して言うなら、"歌ってはいけない"ということででしょうか。
シャンソンという言葉に惑わされていました。
8フィートでの演奏に"逃げる"こともなくなりました。
ふっきれたので、
五つ星(★★★★★)です。(^-^ )
大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>
楽譜は こちら を使わせて戴いてます。
曲名 / 作曲者 / 楽器編成
41. Paracheve ton entreprise (a3) / Morton / S/A/T
42. A vous sans aultre (a3) / Antoine Busnoys / A/A/A
43. Triste qui spero morendo (a4) / Vincenet du Bruecquet / A/T/T/B
44. La pena sin ser sabida (a4) / Vincenet du Bruecquet / B/GB/GB/CB
45. Soys emprentid (a3) / Walter Frye / A/T/T
46. Gentil madona (a3) / John Bedingham / S/T/T
47. Myn hertis lust (a3) / John Bedingham / T/GB/GB
48. Ou lit de pleurs (a4) / Anonyme / S/T/T/B
49. Or me veult bien Espewrance mentir (a3) / Anonyme / B/GB/GB
50. Donnes l'assault (a4) / Guillaume Dufay / A/T/T/T
ソプラノ フェール 薔薇製
アルト メック 黒檀製
テナー 全音 桜製
バス メック 楓製
グレートバス キュング 楓製
コントラバス キュング 楓製
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この記事へのコメント
さて、w213-M009は、これはフランス語のページです・・・翻訳しますか?という親切なコメントが出てきます。
試してみると、41は、
「お客様のビジネスを完了」となります。
わけがわからないので、別の翻訳を試すと、
「完全なあなたの会社」となります。
でも、たぶん羊飼いが今日も仕事を終えてお疲れさん・・・くらいの歌詞なんでしょう。
歌わないで踊っていますね。
この時代の音楽はたくさんの終止形が出てくるので丁寧に歌っていると重たくなってしまう。このくらい軽いノリで裁いていくぐらいがいいのでしょうね。
ドミナントには支配という意味合いがあって終止形の多様は宗教的影響が大きいという説もあるようです。
キリスト教は何故にこうも善悪をつけたがるのか?
日本人的思考で捉えると深刻になりすぎてしまうかもしれません。だからと言って曖昧にするわけにもいかない。音楽が立体的になりましたね。
ichiさん、ありがとうございます。
どなたがどんな反応を示して下さるかなと思っていましたが、冒頭から、ど真ん中ストライクが来たって感じです。
本人が自分の確信を上手く言葉に出来ないでイライラしているのですから、それは本人にしかわからないフィーリングの問題なのかもしれません。でも、言葉にした途端に安っぽくなりそうで、躊躇っているというのも事実です。もっと大事にしておきたい・・・。
まるっきり、オタク、自己中、陶酔、ナルシストの世界ですな。ははは。 (´ー`)
どうやら同じPC環境にあるらしく、僕のPCでもフランス語訳の案内が出ます。吹き出しちゃった訳もありました。
P2さん、ありがとうございます。
意外な感想でした。
演奏した本人としては、踊っているつもりもないし、ましてや立体的になった感じもせず、むしろ、ペタッと演奏したつもりでいました。
歌ってはいけないというのは、技術面で言うなら(本当はそれだけではないので、書きたくないのですが)、楽器の持つ最高の音を、あえて使わないということです。腹八分目にも満たない、五分目くらいで演奏しています。その音の違いに気づかれたでしょうか?
本人にしかわからないフィーリングの問題なのかもしれませんが、嫌というほどパパルテットの音を耳にしている自分は、その違いを認めています。
僕のリコーダーの音は、明るく快活だと言われてきました。それを否定するのではないのですが、どうしたら、明るくない快活でない音が出せるのか、そんなことを考えていました。そして、そのベクトルがピタッと一致して形になったのが、メロン・シャンソンの後半の曲・・・ということでした。
ドミナントの多用は、現代人にとってはトニックへの移行を予知させる、比較的親しみやすいコード進行ともいえます。宗教的な支配は、現代の想像以上のものでしょうから、仕方ないでしょうね。
歌ってはいけないの秘密についてはあえて説明しないで下さい。何となく思うところがあります。そぎ落とされた一本の線の美しさを味わっています。
P2さん、ありがとうございます。
言い得て妙・・・。
音楽にはソロであっても、アンサンブルであっても、足していく(味をつけていく)楽しみを感じていたのですが、今回(後半)は、そぎ落としていく、引いていくことを覚えました。音の作り方にしても・・・です。それを僕なりの感性の言葉で表現すると、"べたっと"となったわけです。油絵で絵の具をなぞることなく、置いたまま・・と表現したらいいでしょうか・・・。
> 日本人が一番苦手とすること
やはり僕は日本人ではなさそうですね。
(o^<^)o クスッ