◆IL DIVO◆ 斉藤 恒芳 / ダンス・クロニクル
≪生演奏を公開しています≫
7 Tableaux / Saito Tsuneyoshi
URL : http://papalin.yas.mu/W255/#M033
◇公開日: 2010年9月22日
◇連続演奏時間: 13分26秒
◆録音日: 2010年9月 (49歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
ayaさんが、楽譜を下さいました。
「4つのタブロー」より、
「7つのタブロー」より、
これはマニアックな音楽です!
1曲目と2曲目の落差は一体何ぞや?
2曲目ではアルトに下の"E"が出てきます。これは意図的なのでしょうか?
そうとも思えないので、私はその部分だけテナーで演奏しました。
とりあえず3曲演奏しましたが、聴き込むと面白い曲たちですよ。(^-^ )
追記:6曲完成しました。
演奏会ではリスクが大きそうではありますが、
演奏者も聴衆も楽しめそうな曲たちです。
使用楽器
【 1 皮のサンダルで踊る 或いは、プレネイオの娘たち 】
ソプラノ フェール パリサンダー
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス メック メイプル
【 2 サテンの靴で踊る 或いは、オペラ座のマリー 】
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス メック メイプル
【 3 鋲底の靴で踊る 或いは、バイラオールのガデス 】
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス メック メイプル
【 4 裸足で踊る 或いは、漂泊のイサドラ 】
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス メック メイプル
【 5 木靴で踊る 或いは、ヴォードヴィルのアステア 】
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
テナー 全音 チェリー
バス メック メイプル
【 6 ベッドの中で踊る 或いは、飛翔した薔薇の精 】
ソプラノ フェール パリサンダー
アルト メック オリーブ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス メック メイプル
大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>
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この記事へのコメント
今演奏している4曲のうちどれが一番好きかといえば、最初の皮のサンダルで踊るです。音が新鮮といいますか、聴き慣れない音楽の刺戟が心地よいと思いました。鋲底の靴で踊るで、半ばからフラメンコ調の音楽になり、掛け声、カスタネット、手拍子で盛り上がるもって行きかたはNICEだとおもうんですが、敢えて辛口に言うと、掛け声は◎カスタネットは○手拍子は△ですね。フラメンコの舞台で演じられる踊り手以外の手拍子や足踏みなども、音楽の一部なので基本的に観客の手拍子はNGです。ですから、これを聴いたときに、演奏のクオリティーに比べてアドリブで入っている手拍子が興にのった観客のそれのようで、単調すぎると感じてしまうのです。
ichiさん、ありがとうございます。
色んな踊りがありますが、履物に焦点を当てて舞踏音楽を作る感性が気に入りました。でも、この曲集は難しいですよ。ルネサンスの舞曲だと、パッセージは速くても、ある程度は次が予測できるじゃないですか。これは全く予想外の音が来ます。ルネサンスじゃないから当然なのでしょうけれどね。
> のうちどれが一番好きかといえば、最初の皮のサンダルで踊るです。
意外・・・ですよね。プレイオネの娘たちに会いたいです。
> 観客の手拍子はNGです。
演奏に難ありというのは僕も認めるところです。観客、聴衆の手拍子なら、もっと沢山入れたいなと思ったのですが、レコーダーのトラック数の関係で、妥協してしまいました。いけないことです。
実はこのパーカッションと言っていいかわかりませんが、楽譜にちゃんと書かれているんです。僕としては珍しく忠実に演奏したんですよ。楽譜には3つのパートがあって、それぞれ、palmas、contra-tiempo、sopateadoと書かれています。それぞれ、手拍子、バックビート、タップダンスだと思います。タップはカスタネットで代用しました。
最近千里眼に翳りがみえてきました。ことごとく想像を覆されます。若いときはラテン音楽が好きで、フラメンコなんかも見に行きました。ダンサーを囲んでギタリストや手拍子、足拍子をする人たちが座っているんですが、そのリズムが非常に複雑に重なり合って、うねりのようなものになっていくんです。こういう音楽って、作曲家が書く譜面と違って民衆が長い時間をかけて熟成させていったものなんでしょう。アフリカの民族音楽にも通じるものがあると思います。
さて、ベットの中で踊る・・・は、いったいどんな展開になるのか心配していましたが意外ですね。・・・とあるインタビューにAV女優がこんなことを言っていたのを思い出します・・・って思っても、ここに書き込まない程度の節度はあります。
「皮のサンダル」と聞いてイメージしたのは、革ひもを播きあげるタイプのローマンサンダル。題名にある、プレネイオという名前はギリシャっぽいし・・・
などなど考えつつ聴いておりましたら、遠くから一つの記憶が蘇ってきました。
プレネイオってギリシャ神話の中のタイタン族アトラスの奥さんだったんじゃないかしら?ichiさんが仰っているように、不思議な音、メロディが私には何やら神話的な雰囲気で聴こえてきます。
奇妙に跳躍する音には確かに馴染みがありませんが厭ではありません。
パゾリーニの「王女メディア」やドラクエ3のジパングのメロディーに共通する一種の「奇妙さ」な感覚です。奇妙で不思議なこの曲、ちょっと癖になるかもしれません。
アステアのダンスは最高に優雅な芸術でした。
ジーン・ケリーのそれはアステアにくらべたら一種のスポーツのような感じ。
この演奏でアステアに踊って欲しかった!
アステアって、確証はないんです(笑)。でも最初に聴いて時、いかにもアステアって感じがして、今では絶対そうだと確信しています。
ichiさんがアステアをご存じだとは、嬉しいですね~。
イサドラ・ダンカンは、20世紀初頭、それまでの古典的な舞踊の概念を破り、身体表現としてのダンスを確立した美貌の人です。いつも裸足で踊ってたことから「裸足のイサドラ」。
ヴァネッサ・レッドグレーヴ主演で映画にもなってますよ。
ichiさん、ありがとうございます。
寄る年波・・・って奴ですか? (^u^)プププ
> 作曲家が書く譜面と違って民衆が長い時間をかけて熟成
そうでしょうね。そうだと思います。
斉藤さんもきっとそういう思いだったと思います。ここでは手拍子とタップが欲しい。そう思われたのでしょう。それを楽譜にするに当って、いろんなことを考えたのかもしれません。『きっとパーカス入れるのは、リズム楽器未経験の笛吹きだろうな。』『あまり難しいパーカスは無理だろうな。』などなど。
でもって、このことを楽天的に捉えるのなら、Papalinは譜面通りのパーカスよりも、譜面にないパーカスの方がノリもよく、音楽的である! な~んてね。
> ベットの中で踊る・・・は、いったいどんな展開になるのか
僕の予想では、"夢の中で踊る"でした。
有名なワルツが出てきたところで、当ったかな? ・・・と。
aosta、ありがとう。
そういえば、この夏、そのようなサンダルを買わされました。(^_^;)
> ドラクエ3のジパングのメロディーに共通する一種の「奇妙さ」
いくつかの曲は、ドラクエに雰囲気が似ているね。
ということは、ドラクエの音楽も素晴しいってことです!
aosta、ありがとう。
なるほど、これらの曲の背景には、映画やダンサーがあるんだね。
僕は映画を殆ど観ない人だったので、ごめんなさい、知らないです。
でも、YouTubeで、昔の映像が観られました。いい時代です。
ichiさん、ありがとうございます。
「○つのタブロー」では、僕が演奏したあと、その曲のタイトルを教えると、「ああ、この曲がイメージしている絵は、きっとアレね。」
「ダンス・クロニクル」では、僕が演奏したあと、その曲のタイトルを教えると、「ああ、この曲がイメージしているのは、この人(映画)ね。」
全く、恐れ入ってます。(^_^;)
aosta、ありがとう。
YouTubeで観たんだけど、
最後の部分はそうでもないように見受けました。(^_^;)
Wikiでイサドラ・ダンカンの写真を見ました。確かに美人だし伝説になったのもわかるような気がします。aostaさんてホント『生き字引』だな・・・ただ、イキジビキというのは、濁音が多くて古臭いので、何かもっときれいな言葉で表現できれば、別の名前で呼びますけど。
**"夢の中で踊る"・・・
なるほど。きっとそうですね。ロマンチックに考えるべきですね。ただ、曲は延々と寂しく踊りとは無縁の音が続くので、いったいなんだろう?と思いました。
「時代の生き証人」より「生き字引」の方が、(当たっているかはともかくとして)ありがたいです。
字引は字引でも、情報的にかなりくたびれた字引かもしれません(笑)。
今さら新版はしんどいので、部分部分改訂版、ということで・・・
ichiさん、ありがとうございます。
僕が見た写真は、ちょっと上向き加減のポートレイトでした。not美人だと思ったのは、その写真を見たからです。
Wikiに面白い逸話が載っていました。ひょっとしたら人違いかも知れないということですが、ダンカンがバーナード・ショウに逆プロポーズしたときの話です。そうそう、生き字引も知っていました。(^_^;)
> 踊りとは無縁の音が続くので、いったいなんだろう?
そうですね。演奏しながら、果たしてこれは本当に夢の中なのだろうか? と思っていました。エンディング前の、あのメロディだけが頼りでした。
歩くWIKIPEDIA・・・便利です!
歩くGOOGLE・・・キーワード検索可能。
SDーAOSTA・・・SDカード状態なので(^_^)
電子辞書aosta・・・新発売の電子辞書?
思いつくのはこんなところでしょうか?
aosta、ありがとう。
期待しています。 (。^。)コケ!
書記さん、ありがとうございます。
一生懸命に横文字バージョンを考えて下さったのですね。
でもやっぱりaostaは、真名か仮名だと感じたでしょう?
(^u^)プププ
Dance Chronicleの作曲家である斉藤恒芳氏本人の解説をお送りしたいと思いメールいたしました。小生のHPのmailからお送りいただければお送りいたします。
文章が長いため、ダンスクロニクルの他4つのタブロー、7つのタブローなどPDFでお送りいたします。参考にしていただければ幸いです。
吉沢実先生、ありがとうございます。銀座でのキュングさんとの面会の際には大変お世話になりまして、ありがとうございました。あのときに購入した素晴しい楽器、CBとGBは我が家で大活躍しております。コンサートは数えるほどしかしませんが、ひょっとしたら世界中で最も高い稼働率を誇る楽器かもしれません。(^-^ )
斉藤恒芳さんの音楽には、非常に魅力を感じます。リコーダー・アンサンブルの可能性を広げて下さったようにも感じています。さらなる作曲を期待しています。
ご本人の解説をお送り下さるとのこと、大変ありがたく思います。楽しみにしております。
お礼まで。