◇Recorder◇ リコーダーの増殖 (アルト)

そういえば、我が家のリコーダーが また 以前にも増殖していました。

8月のコミングルのコンサートで危篤状態に陥った、メックの四半世紀もののアルト。
ツンとした、マリー・アントワネットのような、エボニーの気丈な音、
ボーボー息の入る無神経さ(つまり、じゃじゃ馬と同様、飼いならせば
表現の幅が広がるという良い意味)が気に入っていました。

実はこのヒビ、過去に2度修繕していただいています。
2度目の修理で、人間の骨の手術同様、中にワイヤーが入りました。
そう、上下二つのワイヤーで、コルセット並みに無理矢理締め付けているのです。
そのヒビから、とうとう息が漏れるようになってしまいました。
高い音も当らなくなって・・・。


その後ある日、夢を見ました

「この楽器がたとえ鳴るように復活したとしても、
いざというときのために、新しい友達を用意しておきなさい。」
と、諏訪大社の尊い神様が現れ、僕にお告げを下さいました。

そして目を覚ましたその朝、妻が「新しいの欲しいんでしょ?」と仰る。
尊い妻です。
そういうことで、新しいモダンピッチのアルト・リコーダーが我が家にやってきました。



考えていたのは、この秋に手に入ることになっている
鈴木のリコーダーと正反対の性格の楽器です。
具体的には・・・
キュンとしていなくて、モコっとしていて、
アンサンブルによく溶け込んで、
それでいて、ここぞというときには、それなりに主張できる楽器です。

狙いは定めず、銀座のヤマハに展示されている楽器を、
3回に分けて、ほぼ全部試奏させて戴きました。

そして決めたのは、メックのオリーブでした。
オリーブは、以前にも複数のメーカーの楽器を試奏させて戴いていましたが、
あまりピンと来ませんでした。

でも、今回はグッと来てしまいました。
相棒が見つかるときって、そんなもんかも知れません。
とにかく断トツでした。

最近の楽器なので、どうしても"ボーボー"息が入るというわけにはいきませんが、
それでも、よくある"嫌な空気の抵抗感"というのはなく、
これまた、この"個体"に惚れたのかも知れません。

すでに、何曲も演奏しています。
そして、これからこの楽器が主人公になるシリーズが始まる予定ですので、音をお聴き下さい。

画像
【 メック ロッテンブルク 4306 オリーブ 】


お印ですか? 木目がカムフラージュしてくれているので、殆どわかりません。 (^-^ )




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この記事へのコメント

ちゃみちゃん
2010年10月12日 09:33
お友達が増えるのいいことですね。理解ある奥様に「あっぱれ」!!

残念ながら楽器のことはさっぱりわからないことをお許しください。

リコーダー、ギター、ピアノ、たくさんの楽器が演奏できるpapalinさんがうらやましいです。
Papalin
2010年10月12日 23:02
◆◆ 理解ある奥様に「あっぱれ」

ちゃみちゃん、ありがとうございます。
「これは僕のライフワークなんだ!」と、以前宣言したことが功を奏しているようです。でも、生活費に困って、最近は犬の散歩からなかなか帰ってきません。近くの林でキノコを採っています。ですから、毎日キノコを食べさせられております。

> 楽器のことはさっぱりわからないことを・・・

僕もわからないことだらけですから。
mari
2010年10月13日 09:25
*キノコ採り
長野県に毒キノコ注意報が出たようですね。
どうぞくれぐれもアブナイキノコを召し上がらないようになさってください。
Papalin
2010年10月13日 21:33
◆◆ アブナイキノコを召し上がらないよう

mariさん、ありがとうございます。
わが夫婦はお互い小心者ゆえ、これは大丈夫だというキノコ(ヌメリイグチ:地元ではジコボウ)しか食べませんし、採りません。

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