◆IL DIVO◆ レイエ / 五重奏曲 ロ短調 【原調】

≪生演奏を公開しています≫

画像
Jean Baptiste Loeillet (1680-1730) / Quintett h-moll
URL : http://papalin.yas.mu/W186/
  ◇公開日: 2010年10月16日
  ◇連続演奏時間: 9分10秒
  ◆録音日: 2010年10月 (49歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



yuriさんから、リクエストを戴きました。
楽譜が送(贈)られてきました。
フィナーレを使って譜面を起したと。

曲はレイエ(またはルイエ)の五重奏曲です。


レイエという音楽家は親戚に何人かいます。
バッハと同じで、ちょっと紛らわしいのですが、
この曲を作曲したのは、ロンドンのレイエです。

出身はスペイン領ネーデルラント、
今のオランダですね。
その後イギリスに渡って、
ジョン・ルイエ(John Rowillet)と
名乗っていたようです。

戴いた楽譜は、アルトリコーダー4本+通奏低音のためにニ短調にアレンジされていました。原曲は、トラベルソ2本とリコーダー2本、そひて通奏低音の五重奏で、ロ短調です。つまり、短三度下げて演奏すれば、原調となります。

原調に変換して譜面を見ますと、リコーダーのパートはヴォイスフルートで演奏されたことが類推できます。ならばと、笛のパートは全部、ヴォイスフルートで演奏しましょう。え~と、通奏低音は短三度下げればいいんだから、ヘ音記号のニ短調(フラット1つ)で書かれた楽譜を、シャープを3つ足して、差し引きしてシャープ2つだと思って演奏すれば良い訳です。

通奏低音は、本当はオクターブ低い原音で演奏したいところですが、それでも415Hzのバスリコーダーをゲットしたのは大きな収穫でした。

向かって左側にトラベルソ・パートを、右側にリコーダー・パートを配置してみました。



楽章と使用楽器

  第1楽章  Largo
  第2楽章  Allegro
  第3楽章  Grave
  第4楽章  Allegro


     トラベルソ1    ヴォイスフルート    斉藤文誉ブレッサンモデル  (プラムウッド)
     トラベルソ2    ヴォイスフルート    斉藤文誉ブレッサンモデル  (プラムウッド)
     リコーダー1    ヴォイスフルート    斉藤文誉ブレッサンモデル  (プラムウッド)
     リコーダー2    ヴォイスフルート    斉藤文誉ブレッサンモデル  (プラムウッド)

     通奏低音      バスリコーダー     ヤマハ (メイプル)




大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>



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この記事へのコメント

yuri
2010年10月16日 17:29

またまた楽譜を送りつけてしまいました。
ヴォイスフルート・・・しっとりとしていて、すごく心地よく聴かせて頂きました。
ありがとうございます。
バスパートのメロディが好きです。ちょっと、トライしていますが、高いFが出たり出なかったり・・・。

チェンバロパートもあるので、今度ayaさんに弾いていただきたいと思い、楽譜をayaさんにもちゃっかり送りました。
また機会がありましたら・・・~。

今日は誕生日なので、とても嬉しいでした。
ichi
2010年10月16日 22:07
yuriさんお誕生日おめでとうございます。
最近ではもうクレオパトラだのマリーアントワネットだの言わなくなりましたね。今日から同じ年代といってもいいのでしょうか?

さて、ここのところ同じ曲の聴き比べが多いですね。実験的な演奏は理数系の本能を感じさせます。こうやって並べて聴くとだいぶ雰囲気が違うことがわかりますが、私は別の場所で聴いたら調が変わっていることに気がつかないと思います。現調の方が良いのは言うまでもありません。現調でしかも当時使われていたであろうピッチで演奏して初めて作曲家のイメージしているものを感じることができるのかもしれませんね。

それにしても自分の誕生日に選んだ曲がロ短調なんてyuriさん渋すぎませんか?一気に歳とってしまわないようアンチエイジングにいそしんでください。
yuri
2010年10月16日 22:44
♪ichiさんへ

ありがとうございます。クレオ・・・覚えていたんですか?スゴイ。

ロ短調で思い出しました。
バッハのロ短調ミサ。
実はCDを持っているのですが、後半は未だ聴いていません。・・・そろそろ・・・と思っていますが。
Papalin
2010年10月19日 00:35
◆◆ ヴォイスフルート・・・しっとりとしていて

yuriさん、ありがとうございます。
ヴォイスフルートを選択したこと、間違いなかったですね。
アルトリコーダーとは違った、そしてテナーリコーダーとも違う、独特の柔らかな響きがします。もちろん楽器がよいのでしょう。

> 高いFが出たり出なかったり・・・。

サムホールを出来るだけ小さくあけて、鋭い息で躊躇なくパーンとアタックする感じでやってみて下さい。

> 楽譜をayaさんにもちゃっかり送りました。

そうですか。では業務連絡しましょう。
・Largo 28小節 A1休符
・Largo 52小節 鍵盤右手和音
・Allegro 53小節 通奏低音の音
・Allegro 72小節 A2の音
チェックして見て下さいませ。
Papalin
2010年10月19日 00:41
◆◆ 今日から同じ年代といってもいいのでしょうか?

ichiさん、ありがとうございます。
僕はもう4ヶ月で、"違う年代"に突入ですね。(^_^;)

> 実験的な演奏は理数系の本能

否定しません。まさに本能なのでしょう。本人は実験とは思っていなくても演ってしまうというところが正に。

> 現調でしかも当時使われていたであろうピッチで・・・

本当にそう感じます。同じ曲でも、別の曲に聴こえます。レイエが暮らしていた時代の社会、王室や貴族や街の雰囲気、漂う香り、そうしたものまでもが想像できてしまう、音にはそんな不思議さがあるように思います。

> 自分の誕生日に選んだ曲がロ短調

yuriさんが送ってくれた楽譜は、4本のアルトリコーダー用にアレンジされているものでしたので、ニ短調でした。ロ短調・・・嫌な展開になりそうな予感。(^_^;)
Papalin
2010年10月19日 00:53
◆◆ ロ短調で思い出しました。

yuriさん、ありがとうございます。
そういう展開になるのではと危惧しておりましたが、やはり。
でもね。ロ短調といえば、バッハのミサ曲・・・という図式が皆さんの中に定着されたことは喜ばしい限りです。

でもって、クレド以降も、間違いなくやります。使う楽器はあれこれ変わりそうですが、声が変わってしまわないうちにと思っています。大好きな曲なので、それなりに心の準備とかも必要なんです。あ、プレッシャーとか、そういうのは感じていませんので、お気遣いなく。(ただの言い訳)

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