◆IL DIVO◆ クヴァンツ / トリオ・ソナタ ハ長調
≪生演奏を公開しています≫

Johann Joachim Quantz (1697-1773) / Trio Sonata C-dur
URL : http://papalin.yas.mu/W184/
◇公開日: 2010年10月27日
◇演奏時間: 10分43秒
◆録音日: 2010年10月 (49歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
例のサイト・・・じゃわかりませんよね。
楽譜サイト:IMSLPを散策していた時に
この曲の楽譜を見つけました。
これは自筆譜でしょうか、手書きの楽譜としては非常に美しいのですが、現代の整った楽譜に慣れてしまった私としては、この楽譜で演奏するのは大変だなぁ・・・と思っていたのですが、yuriさんが、清書して下さいました。ありがたいことです。 m(_ _)m
(注:その後2013年に、清書された楽譜が上記のサイトにアップされました。)
ハ長調の曲だと高をくくっていたのですが、侮ってはいけません、大間違いでした。
第2楽章は指が回りません。継ぎ接ぎだらけの録音になってしまいました。

いつかきちんと演奏できるようになりたい、素敵な曲です!
昔の偉い音楽演奏家のお言葉を、覚書としておきましょう。
「何を贅沢なことを言っているんだ、Papalinよ。私たちの時代には、これが当たり前だったのだぞ。紙は貴重なものなんだよ。でもその紙の材質は君たちの時代のような優れたものじゃなく、漂白材も使ってない、コントラストの低いものだったし、灯りだって蝋燭の炎だったのさ。音が欠けていて読めないって? Papalinよ、君もアマチュアとはいえ、音楽家の端くれだろう? 作曲家の気持ちになって考えればいいだけのことじゃないか。労を惜しむんじゃない。頭は使わないと退化してしまうぞ。そうそう、大事なことを言い忘れていた。君たちが使っている楽器だって、最高のものじゃないか。君たちの言うピリオド楽器なんて、格好いいものじゃなくて、色んなハンディを抱えていたんだ。21世紀に生きる君たちは幸せすぎるって事を忘れるんじゃないぞ。」
楽章構成と使用楽器
Affettuoso
Alla breve
Larghetto
Vivace
フラウト・ドルチェ : アルト 鈴木 ステンズビーJrモデル(415Hz)
フラウト・トラヴェルソ : ヴォイスフルート 斎藤 ブレッサンモデル(415Hz)
通奏低音 : バス ヤマハ(415Hz)
ちなみに各楽器の並び順は、向かって左から次のように配置してみました・・・
<フラウト・ドルチェ> <通奏低音> <フラウト・トラベルソ>です。
大勢のPapalinたちによる多重録音にて、お聴き下さい。 <(_ _)>
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この記事へのコメント
あわてて音量を下げましたが、どんなきれいな旋律でも、笛の高い音は受け付けなくなってしまいました。特にピッコロは耳栓したいくらい。四捨五入60のせいだと思っています。
この曲の中では一番3楽章が気に入りました。5度信仰(5度進行)崇拝者なもので・・・。
yuriさんに感謝です
「若いっていいですね。」(って、どなたのセリフでしたっけ・笑)
レイエの二重奏に続いてのトリオソナタ、それぞれの旋律が良く聴こえてきます。今更ですがヴォイス・フルートの響きのつややかなこと・・・
アンニュイでメランコリックな3楽章は、私も好きです。二つの旋律の絡みの美しさは言うまでもありませんが、通奏低音がまたいいですね。
小鳥たちが囀り交わすような明るく楽しげなVivaceとの落差が印象的です。
Anfangさん、ありがとうございます。
それは大変失礼しました。リコーダーの音は、人間の声よりもはるかに高いのですね。ちなみに女声のソプラノの音は、リコーダーだと、テナー・リコーダーの音域とほぼ等しいので、アルトリコーダーやソプラノリコーダーは、かなり高いのです。
> 特にピッコロは耳栓したいくらい
不思議なことに、オーケストラのピッコロ奏者って、案外高齢者(?)が多いような気がします。私も高い音が苦手になってきており、リコーダー・コンソートでは8フィート・アンサンブルを愛するようになってきました。
> 5度信仰(5度進行)崇拝者
面白いことを仰います。私は2度が大好きです。(^_^;)
aosta、ありがとう。
三重苦でした。
(一)手描きの譜面だった。
(ニ)エコモードで薄く印刷した。
(三)目がよく見えない。
> ヴォイス・フルートの響きのつややかなこと
ヴォイスフルートは、バロック時代にトラベルソのパートをリコーダーで演奏するがために作られた楽器です。つまり、ソロ用の楽器なのですね。ですから、クヴァンツのような曲はピッタリです。やっぱり音色が合奏用の音色ではない、艶やかな響きです。
> アンニュイでメランコリックな3楽章
僕の演奏のように、イネガル奏法で演奏したかはどうかは定かではありません。僕は最近バロック音楽の演奏ばかりしていたので、楽譜通りのリズム(イネガルではない)で演奏することができなくなっています。職業ではないですが、職業病の一種でしょう。
面白い話があります。イネガル奏法が全ヨーロッパの流行になって、当たり前のようになってきた時代、バロック時代の作曲家は、「イネガルで演奏するな」という注釈を楽譜に書いた人もいるとか。つまり、デフォルトはイネガルだったということなのかも知れません。
ichiさん、ありがとうございます。
あれ、クヴァンツなんて演奏しましたっけ?
少なくとも、2楽章以降は演奏した記憶がありません。
本当に、頭がイカレちまったかもしれません。
何も覚えていません。
今日の夕飯は食べたっけ?
明日は台風が来るんだっけ、吹雪になるんだっけ?
ichiさんはお嫁さんがみつかったんだっけ?
あれ~? あれ~?
> 後半にバンバン装飾が入ってきました
ずっと紳士ではいられないようです。