◆IL DIVO◆ ファイン・マーラー! / Bein' Green
≪生演奏を公開しています≫
Fine Mahler Music by Bein'Green
URL : http://papalin.yas.mu/W225/#M004
◇公開日: 2010年12月11日
◇演奏時間: 17分50秒
◆録音日: 2010年12月 (49歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
いえね。
エオリアンさんのマーラーを演奏したら、
思い出したんですよ。
Bein' Greenさんが、マーラーの曲を何曲か
編曲されていたことを。
ファイン・マーラー! とは、
お気に入りのタイトルです。
Bein' Greenさんのアレンジの特徴の一つと呼べるものがあります。
それは、"大胆にユニゾンを使うこと"です。
僕のような小心者には、恐くてね。ときたま、どちらかに譲ったりしています。
でも、明らかにユニゾンを要求しているようなところ、
例えば、最後の「ラインの伝説」のソプラノとアルトのもろユニゾンなんかは、
編曲の意図を汲んで、その通り吹いています。
譲ったのは最後の終止音などでした。
いい曲ばかりしたけれど、難しかったです。(^_^;)
「夏に小鳥はかわり」だけ、オクターブ下げて演奏しています。
楽譜はBein' Greenさんから拝借しました。
曲目 と 使用楽器
1 《若き日の歌》より 「うぬぼれ」
2 《若き日の歌》より 「夏に小鳥はかわり」
3 《子供の不思議な角笛》より 「この歌を作ったのは誰?」
4 《子供の不思議な角笛》より 「不幸な時のなぐさめ」
5 《子供の不思議な角笛》より 「ラインの伝説」
6 《子供の不思議な角笛》より 「魚に説教するパドバの聖アントニオ」
7 《大地の歌》より 「青春について」
ソプラニーノ キュング(ローズウッド)
ソプラノ モーレンハウエル(グラナディラ)
アルト メック(オリーブ)
テナー メック(ボックスウッド)
バス ヤマハ(メイプル)
グレートバス キュング(メイプル)
コントラバス キュング(メイプル)
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この記事へのコメント
この可愛い曲たちは私のお気に入りです。
ちょっと泥臭く、ユーモアがあるところがいいですよね。
Papalinさんが軽みのある可愛い演奏で世に出してくださったことに感謝します!
「夏に小鳥はかわり」の8フィートもいいですね!
お察しのとおり、ユニゾンを愛好しています。
単に編曲能力の欠如というのもありますが(笑)
ユニゾンにはユニゾンの音色というものがあって、それが好きなんですよね。
時々アンサンブルで他の人と一瞬ユニゾンになり、それがぴったり
あったりすると結構カタルシスを感じます。
確かbeingreenさんが、全員分の楽譜を用意してくださって、・・・
あれ以来、この演奏を聴くまですっかり忘れていました(笑)
でも繰り返しのフレーズに聞き覚えがありました。
小鳥、ならぬ「魚」なのでしたね。最初から物語をを予感させる展開。
テンポが速めということもあるのでしょうが、アントニウスと魚の会話を連想するようなおどけた雰囲気もあり、楽しい演奏ですね。
まさかこのマーラーのシリーズに登場するとは思っていませんでしたので、嬉しくてたまりません。李白の詩では、楽しげな光景が歌われますが、なぜか私はこの曲を聴くたびに胸が痛くなりまするような想いがしてなりません。エキゾチックで不思議な雰囲気のメロディの中に見え隠れする半音に深い憂いを感じて、「青春について」というタイトルの意味を改めて考えてしまいます。
単に個人的な思い入れなのかもしれませんが、青春は束の間の夢、去りゆくもの、喪われてゆくものへの哀悼のように聴こえてきます。
そう言えば、確か「仮面のアリア」というホセ・ヴァンダム主演の映画で水遊びのシーンで流れたのがこの曲でした。
beingreenさん、ありがとうございます。
マーラーに対する印象が随分と変わりました。
もっとも、武満徹も、歌曲を聴いて印象が変わりましたが。
beingreenさんが公開された曲を演奏して感じたのは、非常にバロック音楽的だということでした。そのもの・・・というフレーズもありますね。重厚長大という言葉がお似合いの、あのマーラーの音楽とは、ビックリしました。でもリコーダー・アンサンブルにピッタリじゃないですか。アレンジもお見事でした。
小鳥こそ、ソプラニーノにピッタリなのでしょうが、変わり者のPapalinは、あえて8フィートで演奏してみました。自分自身も結構お気に入りです。
ありがとうございました。
beingreenさん、ありがとうございます。
例えばオーケストラのバイオリンは、第1も第2も皆ユニゾンです。が、リコーダー・アンサンブルのユニゾンとは、まりっきり別物のように感じています。オーケストラではなくて、例えば弦楽四重奏での2本のバイオリンのユニゾンでも、リコーダーのそれとは全く違います。リコーダーの倍音の少ないピュアな音のせいなのでしょうか、私にはわかりません。一つ言えるのは、普通は同じ楽器を倍の数で演奏すると、音量は2倍には到達しませんが、リコーダーの場合は2倍以上に感ずるのです。
beingreenさんが、ここぞというときにユニゾンを使われる理由、よ~くわかります。そして、仲間とアンサンブルするときの一致、すなわちユニゾンがユニゾンになったときの感動も、全く共感するものです。
aosta、ありがとう。
ほとんどの方にはわからないと思うので、ちょっと補足すると、
僕の同級生のわっちゃんの計らいで、東京で7人でアンサンブルする機会があったとき(かれこれ4年前)に、beingreenさんが、全員にスコアとパート譜の一式揃えで下さったのですね。とても嬉しかったのと、そこまでされる彼の優しさを感じました。
ずっとそのことを忘れずにいて、整理整頓の苦手な僕が、ちゃんとそのときの楽譜を保管していて、こうして今回役立ったわけです。
宅録するときのネットからのダウンロード楽譜は、ずっと縮小印刷していたので、久々に大きなおたまじゃくしを見て、嬉しかったですね。目にも優しいです。
そうそう、この曲には、"すこしおどけて"という指示が書かれてます。
aosta、ありがとう。
仮面のアリアは僕も観ました。
でも使われていたた音楽までは覚えていませんでした。
なにせ、映画を観始めてから、「このおじさん、ホセ・ファン・ダムにソックリだあぁ。あ、本物だよこれ!」という人ですから。
そうでしたか。
そして、李白の詩・・・なんですね。
そうでしたか。
「魚に説教するパドバの聖アントニオ」はうまく編曲したつもりだったんですが
難しすぎてやれませんでした(笑)。しかし、この超高速の演奏!
二つのトリオの掛け合いが意図したとおりに聴こえてきてうれしかったです。
それから「青春について」。これもいい感じですね。こういう曲をあわせてみると
なかなか曲の雰囲気が出る前にやめちゃうのでうまくいかないんですよね。
ここまで根気を入れて解釈してくださったことに感謝します。
beingreenさん、何はともあれ、素敵な曲を素敵なアレンジで紹介してくださって、ありがとうございます。東京で数年前に演奏したときには、まだ楽しめるような状態ではなかったのですが、今回はとても楽しめました。そして今こうして聴いていても、楽しいです。
ええ、演奏はかなりハードでした。出来る出来ないより前に、自分が聴きたいテンポというのができちゃうので、録音はつぎはぎだらけです。(^_^;)
「青春について」は、李白の詩なのですね。だからこのチャイニーズな雰囲気であることを理解できました。恐るべしマーラー、恐るべしBein'greenさん。