◆IL DIVO◆ ムソルグスキー / 展覧会の絵
≪生演奏を公開しています≫

M. P. Musorgskij / "Promnade","Gnomus","Il vecchio castello" (Pictures at Exhibition)
URL : http://papalin.yas.mu/W209/#M031V51
◇公開日: 2011年3月19日
◇演奏時間: 8分7秒
◆録音日: 2011年3月 (50歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
「展覧会の絵」
ジャズ・アレンジというのは、アレンジだけでなく、
テンポも重要なんだなと感じました。
聴きなれている堂々とした曲を足早に、
逆に、速い曲をゆっくり重々しく演奏したり。
そういう意外性がありました。
まだ途中ですけれどね。(^_^;)
● プロムナード
重厚な曲なのですが、ピアノの左手のリズムがジャンプしています。
それで軽快さが強調されたように思います。
● こびと
この曲は初めて演奏しました。
原曲もリコーダー・アンサンブル用には、ちょっとしにくいかなと思います。
グノームという、欧州の小人の妖精は、何だかおどろおどろしていますね。
終盤に登場するコントラバスの3重奏が、それを強調します。
フラット6個の曲。勘弁してほしい・・・。(^_^;)
● 古城
だんだんとこうしたアレンジに慣れてきたとは言え、シャープ5個は勘弁です。
中ぐらいの速さのスウィング。例えて言うなら、フランス・バロックをイネーガルで演奏する感じ。
ジャズ・プレイヤーには当たり前のことなんだろうけれども、私には充分難しいです。
セーニョ記号が欠落しているのではないかと思い、ここだろうと踏んで演奏したのですが、
演奏後に、ちゃんと書かれていたことがわかりました。中島さん、ごめんなさい。m(_ _)m
指定の位置よりも10小節前に戻っちゃいましたが、別に変ではないですね。
低い楽器が活躍します。
充分に楽しませてもらいました。(^-^ )
やっぱり普通の和音やリズムには、当分戻れないでしょうね。
。・°°・(;>_<;)・°°・。
楽譜は、こちらを使っています。
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
曲目
1 組曲「展覧会の絵」より/プロムナード - - ムソルグスキー
2 組曲「展覧会の絵」より/こびと - - ムソルグスキー
3 組曲「展覧会の絵」より/古城 - - ムソルグスキー
使用楽器 (440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
テナー メック ボックスウッド (オトテール・モデル)
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
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この記事へのコメント
最初は、こんなのもアリかなと思いながら聴いていましたが、さすがに古城までくると、古城がスイングしてるぜ!という感じで違和感を感じざるをえないですね。これはもはや古城ではなく、工場だ!と軽いオヤジギャグをはさみながら、まぁ、王様もスキップしていたかもしれないし、おちゃめな性格だったかもしれないとかそんなことに思考がそれていきました。
ichiさん、ありがとうございます。
そりゃぁそうですよ。(*´ー`)
フラットやシャープが沢山ついている曲は、それだけクロス・フィンガリングが増えるわけで、音も変わりますね。
リコーダーを始めとする管楽器の演奏で、調の特徴を語る人もいますが、それは理にかなってはいません。調の特徴は、ある音律で調律された鍵盤楽器に言えることです。リコーダーのような管楽器では、全ての調で、純正のハーモニーが可能です。だから、難しい調のハーモニーが美しくないというのは、ただ単に演奏が下手くそっていうことですね。(^_^;)
フラット6個は、ドにもフラットがつく嫌な調の変ト長調です。バロックピッチの楽器を使ってモダンピッチで演奏すると、ト長調(シャープ1つ)という簡単な調で演奏できます。だけど、こうしたボサノヴァやジャズだと、今度は複雑な和音を使うので、そのまた臨時記号というのがいっぱい出てきます。そうすると、ルネサンスやバロックの音楽のようには行きません。頭が混乱してしまいます。というわけで、モダンピッチの楽器をもって、これも修行だと思って飛び道具なしで素直に演奏したというわけ。
> 思考がそれていきました。
それはむしろ歓迎しますね。思考が広がったとも言えるでしょう。