◆IL DIVO◆ バッハ / 無伴奏チェロ組曲 第1番

≪生演奏を公開しています≫

画像
J. S. Bach / Suite fur Violoncello G-Dur BWV1007
URL : http://papalin.yas.mu/W209/#M031

  ◇公開日: 2011年3月13日
  ◇演奏時間: 15分47秒
  ◆録音日: 2011年3月 (50歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



私の私的音楽室である IL DIVO Papalinのサイト。
その原点ともいえる曲が、この曲です。

まだカセットテープの時代だった学生の頃に
演奏録音してあったものを、yasさんのお力で
こうしてネットで演奏を公開することを始めました。
その最初の作品が、この曲でした。


そうした記念すべき曲なのですが、
その後、おそらく一度も演奏したことはありません。

いまこうして、30年振りにこの曲と対峙することができたこと、それは色んな理由もありますが、原点に戻ってみようという方向と、別の角度から見つめてみたいという方向と、相反した考えが錯綜する中での演奏となりました。でも、ジャズ・アレンジに出会ったから、この曲の再演に繋がったことは間違いありません。


さて、こうしたアレンジモノですが、まず大事なのは、1曲目で奏者を惹きつけることができるかどうかだと思います。そういう点では、プレリュードのアレンジは楽しいものでした。第1番の6曲中、最もジャズらしく、ちょっと予想外の和音の展開も楽しむことができました。

ジーグは、ジャズ風にしにくかったかもしれません。ことさらコテコテのジャズ風に腕力でアレンジするのではなく、原曲に溢れる気品を維持させながらアレンジされたのではないかと感じます。それはきっと、中島久恵さんの素晴しい感性がゆえでしょう。



楽譜は、こちらを使っています。



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



曲目

   01  無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007/プレリュード - - J.S.バッハ
   02  無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007/アルマンド - - J.S.バッハ
   03  無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007/クーラント - - J.S.バッハ
   04  無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007/サラバンド - - J.S.バッハ
   05  無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007/サラバンド - - J.S.バッハ
   06  無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007/メヌエットI・II - - J.S.バッハ
   07  無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007/ジーグ - - J.S.バッハ



使用楽器 (440Hz)

    アルト       メック           オリーブ
    テナー       全音           チェリー
    バス        ヤマハ          メイプル
    グレートバス   キュング         メイプル
    コントラバス   キュング         メイプル




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この記事へのコメント

ichi
2011年03月15日 19:03
ブログがアップされる前、朝会社でヘッドホンを使って聴いていたとき、最初の4小節のCBソロでぶっとんでしまいました。何故かというと、全部CBで演奏するのかと思ったから。いつか低音の楽器でやっていただきたいという思いのあった曲です。プレリュードのGの音が心に染みます、美しいです。ただ、個人的な好みで言えば、JAZZのアレンジ無しの方が好き。音を厚くしているところなんかはソロにない面白さはありますし、聴きごたえも充分です。しかし、無伴奏チェロ組曲は内省的な深みのあるソロの音楽という先入観があって、アンサンブルがどうも感覚的に馴染まないのです。(実際にはソロなのですが)
PS.サラバンドの最後はきまっています。気持ち玉を1個あげます。
Papalin
2011年03月16日 07:30
◆◆ 全部CBで演奏するのかと思った

ichiさん、ありがとうございます。
まさか~。(^u^)プププ

僕も基本的に原曲崇拝者です。ですので、このアレンジ版を演奏するに当っては抵抗がなかったわけではありません。非常事態ということも僕をして後押しをしたのだと思います。このアレンジ版は、別物と捉えて、別の楽しみ方で味わうのがいいと思います。

ところで、プレリュードのアレンジで『やるなぁ』と思ったのが、最後の4小節です。あえて高音側に原曲のメロディを持って行き、低音には、冒頭の4小節と同じことをさせています。こうアレンジされた中島久恵さんに拍手を贈りたいです。

サラバンド、和音がいいですよね。(^-^ )
ichi
2011年03月17日 12:13
写真変えたんですね。ビジュアル的につっこみどころがないのも何なので、たまにはいいですね。
さて、アルマンドを聴いていると、なんかデジャブーのような感覚におそわれます。ゴルトベルクの時のような・・・おそらくバッハで鍵盤の譜面をベースにしていることに由来するものだと思うのですが、JAZZミュージシャンが好んでバッハをやるのもわかる気がします。
Papalin
2011年03月18日 07:52
◆◆ アルマンドを聴いていると、なんかデジャブーのような・・・

ihciさん、ありがとうございます。
なるほど、そう感じられたのも、わかる気がします。

今回の演奏、楽譜には指定テンポが書かれているので、それに忠実にやってみようかなと思って始めました。プレリュードはジャスト84。ところが驚いたのは、アルマンドが104で、続くクーラントが100です。僅かではありますが、クーラントよりアルマンドを高速でというのが意外でした。私としては、クーラントに向かってヒートアップしていきたい感がありますので、アルマンドをこれでも若干ゆっくり演奏し、クーラントを上げました。今回の演奏のアルマンドのテンポは、これでもかなり速く感じますが、楽曲の長さ等を考えると、こうなのかもしれませんね。

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