◆IL DIVO◆ モーツァルト / アイネ・クライネ・ジーグ K.574
≪生演奏を公開しています≫
W.A.Mozart / Eine Kleine Gigue K.574
URL : http://papalin.yas.mu/W239/#M201
◇公開日: 2011年8月4日
◇演奏時間: 1分35秒
◇録音年月: 2011年8月 (50歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
楽譜を見て、まずは驚きました。
『これ、モーツァルトの作品なの?』
何はともあれ、演奏してみました。
フーガを使ったジーグ。
モーツァルトの前時代の2つの手法です。これには何かの理由があるに違いない・・・。
ネットで調べてみましたら、わかりました。
ピアノの演奏に長けていたモーツァルトが、もっと自分に相応しい報酬を得るために、いわば新たなパトロンを探しに出た演奏旅行で、あるときドイツのライプツィヒの聖トーマス教会でオルガンを弾いたそうです。それを聴いたライプツィヒの楽長さんは「バッハの再来」とまで彼を絶賛したそうです。でもって宮廷オルガニストのエンゲルという人のリクエストによってこの作品が書かれたようです。モーツァルトのことです。名刺代わりに、その場で「芳名帳」のようなものにサササっと書いたのでしょう。というような背景から、バッハが好んで使ったフーガ、そしてジーグという前時代的な手法をとったようです。モーツァルトは、もちろんバッハを尊敬していましたからね。
さて、この曲の楽譜は、らぶしゅーべるとさんから拝借しましたが、
サイトに、こう書かれていました。
「中級プレーヤーなら初見でかなり吹けるのでは?」
私は、この手の曲が大の苦手で、初見では全く吹けませんでした。1小節続きません。かなり苦労しました。時間もかかりました。アイネ・クライネ・ナハト・ムジークと名前が似ているというだけで、親しみ易い曲を想像していたのは大間違いでした。たかが1分35秒の曲、しかも前半後半とも繰り返しをするジーグのスタイルなので、実質演奏時間はたったの47秒ほど。苦労の甲斐あったのか、自分でもよくわかりません。
この曲、作曲者と曲名を聴かずにお聴きになったら、モーツァルトだって想像つきますか? 私は全く想像つかなかったでしょう。もし「では誰の作品だと思いますか?」と尋ねられたら、「多分シェーンベルクではないですか?」なんて答えていたかも知れません。
そしてこの曲、弱起(じゃっきで漢字変換できませ~ん)で始まる8分の6拍子の曲なのですが、小節の頭にアクセントがなかったりでします。
本当に不思議な曲です。そして、2度と演奏したくありません!
楽譜は、らぶしゅーべるとさんから拝借しました。
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
使用楽器 (440Hz)
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
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