◆IL DIVO◆ イケホウト / ヒューロン族のキャロル
≪生演奏を公開しています≫
Victor Eijkhout (1959-) / The Huron Carol for recorders (S)AATTB and harp
URL : http://papalin.yas.mu/W261/#M101
◇公開日: 2011年9月13日
◇演奏時間: 3分14秒
◇録音年月: 2011年9月 (50歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
イケホウトさん自身が、丁寧に曲目を解説されています。
The "Huron Carol" (or "'Twas in the Moon of Wintertime") is a Canadian Christmas hymn (Canada's oldest Christmas song), written in 1643 by Jean de Brébeuf, a Jesuit missionary at Sainte-Marie among the Hurons in Canada. Brébeuf wrote the lyrics in the native language of the Huron/Wendat people; the song's original Huron title is "Jesous Ahatonhia" ("Jesus, he is born"). The song's melody is a traditional French folk song, "Une Jeune Pucelle" ("A Young Maid")
「ヒューロン族キャロル」(あるいは「冬季の月の中で」)は、1643年にJean de Brebeufによって書かれた、カナダのクリスマスの賛美歌で、カナダの最も古いクリスマスの歌です。カナダのヒューロン、セント・マリーのイエズス会宣教師であったBrebeufは、ヒューロン族/ウェンダットの人々の母国語で作詞しました。 歌のオリジナルのタイトルは"Jesous Ahatonhia"(イエス、彼は生まれる)です。 歌のメロディーは伝統的なフランス民謡である"Une Jeune Pucelle"(わかいメイド)です。
楽器指定はハープとリコーダー・アンサンブルですが、もとよりハープなどありませんので、ハープに最も近い(?)、鍵盤ハーモニカを使いました。哀愁漂う音になりましたね。
楽譜は、Recorder musicから拝借しました。
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
使用楽器 (440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
鍵盤ハーモニカ 鈴木 メロディオン
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この記事へのコメント
何かが始まる…そんな感じで釘づけになりました。
yuriさん、ありがとうございます。
何かが・・・始まりそうです。
ドラマティックなエイコーさんの作品、
私も充分に惹かれています。
白人の覇権争いに利用され、無用な戦いを戦って衰退して行ったインディアンの歴史を思うと、こうした美しい旋律が寄り深くまた物悲しく胸に響いてきます。
もともと汎神論的世界観を持つ彼等に改宗を迫った白人の傲慢は、ある種の暴力とも言えるかもしれません。自然を崇め、自然とともに生きたインディアン。
その歴史の中から生まれてきた旋律で歌われるキャロル。複雑な思いは致しますが、演奏は本当に素晴らしい。メロディオンがこんなに繊細かつ哀切な響きを奏でるとは、思いもよりませんでした。平原を渡る風のようです。
aosta、ありがとう。
少し前に知ったことですが、Natureという英単語。"自然"と訳しますが、欧米人は Natureを"克服すべきもの"と理解しているようです。一方の日本人は、"昔からあり、これからも大切にしていかなければならない、共にあるべきもの"というような理解をすると思います。それが証拠に、"自然"という言葉は昔の日本にはなかったのだと。
このことを知ってから、異国の文化を理解するっていうのは、辞書なんかでは到底おぼつかない、とてつもなく大変なことなんだと感じたわけです。
話はズレましたが、エイコーさんの作品、こうした昔の音楽の選曲にしても、非常に良いセンスを感じるのです。