◆IL DIVO◆ グレイソン / リコーダー四重奏曲 第1番

≪生演奏を公開しています≫

画像
Martin Grayson (1953-) / Quartet for Recorders No.1 (2008)
URL : http://papalin.yas.mu/W241/#M015V12

  ◇公開日: 2011年9月24日
  ◇演奏時間: 17分33秒
  ◇録音年月: 2011年9月 (50歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



グレイソンさんの作品。
今までの曲は、いま一つピンと来なかったのですが、この四重奏曲はなかなか傑作です。

1楽章を聴いたaostaが、「ちょっと長すぎないかしら?」と感想を漏らしました。確かに長いです。

その理由はおそらく、提示部・展開部・再現部というソナタ形式を意識して作曲しているからだろうと思います。リコーダー全盛期のルネサンス時代の曲はもちろん、リコーダー・ソナタが流行したバロック時代の曲でも、こんなに長い曲はめったにないでしょう。バロック時代のリコーダー・ソナタは、古典派・ロマン派のソナタ形式とは違って、どちらかというと舞曲のリズムを使った古典組曲に近いですから、2分前後でコンパクトに仕上がっています。リコーダーには、長くてせいぜい3分くらいの曲が似合うような気もします。

一方でこのグレイソンさんの作品、4楽章(フィナーレ)の最後に、1楽章(アンダンテ)で登場した、聞き覚えてのあるフレーズが登場したりして、ちょっと憎い構成です。

作曲者が注書きされていましたが、この作品は、ヴォーンウィリアムズのリコーダー四重奏曲を意図的にモデルとしたようです。私はその原曲の方は知りませんが、全般に渡って牧歌的な雰囲気が漂っているように感じました。その牧歌的な情緒を更に強調するために、演奏するに当っては、あえて415Hzの楽器を意図的に使用しました。



楽譜は、IMSLPから入手しました。



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



曲目

   1. Andante (Intrada)
   2. Waltz
   3. Scherzo
   4. Finale


楽器編成と使用楽器 (415Hz)

    ソプラノ      竹山       メイプル
    アルト       メック       ボックスウッド
    テナー       竹山       メイプル
    バス        ヤマハ      メイプル



"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった人生を応援して下さる方、
このボタンをポチッと押して↓下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ
にほんブログ村

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック