◆IL DIVO◆ バッハ / 「音楽の捧げもの」から トリオ・ソナタ
≪生演奏を公開しています≫

J. S. Bach / Trio Sonata (Musikalisches Opfer BWV1079)
URL : http://papalin.yas.mu/W260/#M079V12
◇公開日: 2011年11月27日
◇演奏時間: 16分15秒
◇録音年月: 2011年11月 (50歳)
上のアルファベットの曲目名を
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「音楽の捧げもの」(Musikalisches Opfer)は、
ある主題に基づく16の作品からなる曲集です。
これまで演奏してきた曲は、しつこいまでにフリードリヒ大王が提示した主題に基づく変奏曲のような気がして、バッハにはちょっと失礼なことも書きました。
学問的には価値のある作品なのかもしれませんが、だらだらと長すぎます。
放っておけば、1時間でも弾き続けるのではないかと思うような、
バッハのこういうところは、正直言うと嫌いです。
しかし、このトリオ・ソナタは秀逸だと思います。私がそう思う理由の一つは、例の主題が、ここぞというときに満を持して登場するからかもしれません。これでもか、これでもか、と主題が聴こえる曲は演奏していても嫌になるのですから、ましてやお聴きになる方も然りではないでしょうか。でもこのトリオ・ソナタは、テーマの扱いが慎ましくて好感です。こういう曲だと、『お、テーマが出てきたぞ』という、郷愁にも似た懐かしい感じがしますから、不思議なものですね。何事も、過ぎたるは及ばざるが如し・・・ということかもしれませんね。
さてこの曲は、横笛のフルートとヴァイオリン、そして通奏低音からなるトリオ・ソナタです。私のリコーダー・アンサンブルによる演奏では、向かって左がフルート、右がヴァイオリン、そして通奏低音はセンターから聴こえます。フルート・パートは、アルト・リコーダーで演奏しました。出ない音は、オクターブ操作をしています。一方のヴァイオリン・パートは、殆どの部分をテナー・リコーダーで演奏していますが、"肝心の"テーマが登場するところがテナー・リコーダーでは出ない低音だったりしましたので、テナーとバスの持ち替えで演奏してます。もしこれをリアルで演奏するなら、オクターブ操作をして、テナー・リコーダー1本で演奏すべきでしょう。
そうそう、通奏低音のコントラバス・リコーダーの活躍は、目覚しいものがあります。『音楽史 ~ グレゴリオ聖歌からバッハまで』という本に掲載されている50曲の譜例を演奏してきた私としては、この通奏低音は、バッハでないと書けないメロディアスな通奏低音だと思うのです。
さてと、NHK大河ドラマ「江」の最終回を観ましょう。(^-^ )
楽譜は、WIMAから借用致しました。
Papalinの多重録音でお聴き下さい。m(_ _)m
曲目
1. Largo
2. Allegro
3. Andante
4. Allegro
使用楽器 (440Hz)
フルート ⇒ アルト(メック・オリーブ)
ヴァイオリン ⇒ テナー(全音・チェリー) & バス(ヤマハ・メイプル)
通奏低音 ⇒ コントラバス(キュング・メイプル)
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