◆IL DIVO◆ 『音楽史 グレゴリオ聖歌からバッハまで』 (後期バロック)

≪生演奏を公開しています≫

画像
"Masterpieces of Music Before 1750" by Carl Parrish and John F. Ohl 5. Late Baroque
URL : http://papalin.yas.mu/W705/#M105


  ◇公開日: 2011年11月13日
  ◇演奏時間: 31分15秒
  ◇録音年月: 2011年11月 (50歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



全50曲終了しました。本一冊の完成です。(^-^ )

そうなんです、この「音楽史」には、ヴィヴァルディが
登場しません。なぜでしょうね。


この本と対峙した私の思いを書きましょう。

私はインターネット上の情報の量、質、即時入手性など、ほんの10年前には想像も出来なかったような世界が訪れたことに非常に感謝しています。子どもの頃に、こんなことが出来たらいいなと思ったことは殆ど実現できていますし、想像もしていなかったことまで実現しています。例えば、西欧の音楽史を知るには、今回取り上げたような本との出会いが必然でした。しかし現代は、それに似たようなものがインターネット上に溢れています。

私は、インターネットが私にもたらせてくれるこうした便利なものに、少しでも恩返しがしたいと思っています。音楽史を、本に載っている譜例を音で教えてくれるようなサイトがあったらいいなそれは私の思いでもあります。実はこの本、演奏の参考とすべきレコードの紹介があります。しかし、それだけ揃えるのは大変なことだし、即時性に問題もあります。この本は体系的にまとめられた素晴しい本です。もし、それを演奏で聴けたなら・・・と思うのは私だけではないと思います。そして例えこの本が手元にはなくとも、西欧の千年の音楽が、わずかな時間で順を追って聴くことができたら嬉しいですね。

というわけで、決してプロのような演奏はできませんが、0より、0.1の方がいい、何もないよりはあった方がいい、そう思うことにして、ほんの少しの恩返し(音返し?)をしたいと思いました。


さて、私がリコーダーを演奏するから、という穿った見方はしていないつもりですが、西欧の千年に及ぶ音楽を演奏するのに、リコーダー・アンサンブルはもっとも相応しい楽器によるアンサンブルではないかと思うのです。ということを思った理由はあります。まず、鍵盤楽器は調律云々のこともありますが、一番の理由は、あまりにも歴史が浅すぎるという点でしょうか。リュートやギターなどの弦楽器も、あまり潰しがきかないように思います。リュートでマショーのミサ曲を演奏するのには、ちょっと無理があるように感じませんか。トラベルソに代表される横笛も、その音色に相応しい時代は限られてしまうような気がします。リコーダーって、太古の音楽から現代の曲まで、違和感なく演奏できてしまうというのは、先にも書きましたけれど、私がリコーダーを演奏するからという理由だけではないように思うのですが、はたして如何でしょう。




楽譜 ⇒ Amazon
古本 ⇒ スーパー源氏



41. ラモー(1683-1764) オペラ<カストールとポリュックス>から <永遠の平和の住居よ>
   Jean-Philippe Rameau(1683-1764) Opera "Castor et Pollux," "'Séjour de l'éternelle Paix"


さて、フランスの著名な作曲家、ラモーの登場です。リュリィの血を引くラモーの音楽・・・あれ、リュリィの音楽って、こんなに感情豊かでしたっけ?・・・それは置いておいて、このラモーの曲は音楽的要素よりも、詩の朗誦を大切にしているのがよくわかります。それが証拠に、テンポは3拍子、4拍子、2拍子と、歌詞に合わせて変化しています。恐らく聴いた感じでは拍子が変化しているという印象は殆ど持たれないのではないでしょうか。そう、自然なんですね。

この譜例の作品は、やはりフランス語で歌って初めて意味を持つ曲だと感じました。私がフランス語の歌を歌えないのは皆さんご存知のことでしょう。ですので、この4分余りの曲を演奏するのに、どれだけの準備と時間を費やしたか、それは私には"異常"と思えるほどでした。幸いなことに、この本にはフランス語のテキストと、日本語訳が載っています。足りないのは、どう発音するかです。そこで、こんなサイトを活用しました。

http://www2.research.att.com/~ttsweb/tts/demo.php (AT&TのText-to-Speechサイト)

問題は、このサイトでネイティブの発音を聴いた後のことです。耳で感じた音をカタカナで楽譜に書き込むしか思いつかなかったので、そうしました。更にそのカタカナを見ながらそれっぽく歌う術も大きな問題を孕んでいます。やっぱりきちんとフランス語を学んだ方が良さそうです。


42. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757) <ソナタ ハ短調> ハープシコード曲
   Domenico Scarlatti(1685-1757) Sonata in C Minor, for Harpsichord


ドメニコ・スカルラッティは、バッハやヘンデルと同い年の、イタリア出身のハープシコード奏者でした。でも、お父さんが偉大過ぎたからか、創作生活の大半をスペインのマドリッドの宮殿で過ごしました。500曲を越えるドメニコのソナタは、私もブリリアントのCDで持っています。鍵盤楽器を習う人には現代でも一つの登竜門となっているようですね。彼の曲の特徴の一つは、どんなポリフォニックな手法も用いられていないことだそうです。後期バロックの時を同じくする作曲家たちの手法とは異なっていたのですね。独創的、いいですね。


43. ヘンデル(1685-1759) <合奏協奏曲 ハ長調> 第1楽章
   George Frederick Handel(1685-1759) Concerto Grosso in C Major, 1st Mov.


さて、ヘンデルの登場です。ドメニコ・スカルラッティの演奏以降、少し間があいてしまいました。これは偶然のことではなく、間をあける必要があったのです。というのは、ヘンデルとバッハは、私にとってはちょっと異質な存在です。二人とも、バロックの範疇とは思えない、ちょっとした違和感があります。正直言いますと、私の心の中では、この本の譜例の演奏は、スカルラッティを持って一旦終了してしまったのです。ほんのタイトルは「~バッハまで」とありますが、私はそれを「バロック音楽まで」と都合よく解釈していました。ですので、ヘンデルの曲で演奏を再開するまではちょっと時間をあける必要があったのです。

まずは、この合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)を聴いてみて下さい。ドメニコ・スカルラッティまでの音楽から、ズドーンと大きな音楽に飛躍しているような感じはしないでしょうか? 時代が飛んでいるような気さえするのです。ちなみに私は譜例の鍵盤用の楽譜ではなく、原譜を用いて演奏しました。そうしたことも"大きな音楽"と感じさせる理由の一つかも知れません。合奏協奏曲は、大きな楽器群(Concerto grosso、またはripieno、またはtutti)と、幾人かの独奏から成る小さな楽器群(Solo、またはconcertino)によって、音楽の強弱や色彩づけが行なわれます。この曲は、2本のヴァイオリンとチェロが独奏者です。2本のオーボエは独奏者ではなく、tutti側に位置づけられます。面白いですね。というわけで、全パートを演奏してみたのですが、tutti側のヴァイオリンとオーボエは、殆ど同じです。そして私は両方とも同じ楽器(メックのオトテール・モデルのテナー)で演奏したので、思いがけず、ユニゾンの練習となってしまいました。そのことにも言えることですが、合奏としてはまだまだ古典派のように多彩な音があるわけではないのです。それでもズドーンと大きな音楽に聴こえるのは、soloとtuttという、デュナーミクの変化を巧みに使っているからなのでしょうか・・・。


44-1. ヘンデル(1685-1759) オペラ<リナルド>から
   Handel(1685-1759) Recitative, Sinfonia, and Aria from "Rinaldo"


オペラは、それなりに好きな音楽ジャンルの一つなのですが、ヘンデルのオペラはLDで一回観ただけだと思います。バロックのオペラよりも、ヴェルディやプッチーニ、更にはヴェリズモ・オペラばかりを観ていましたから。理由は簡単です。マリア・カラスのレパートリーだからです。(^_^;)

さて、このリナルドの中から取り上げられた譜例が面白いのです。私は3曲に分けましたが、これらはオペラでは連続して演奏されるものです。まずはレチタティヴォ。次いですぐシンフォニアが演奏され、その後に続けてアリアが歌われるのです。物語の流れ(言葉の流れ)としては、中間のシンフォニアはなくてもよいのですが、このシンフォニアが、人間の感情をうまく引き出しているように感じます。喋るようなレチタティヴォと、ひたすら叙情的なアリアとの対比が秀逸です。

というわけで、この曲も歌わざるを得ません。かつ、歌詞を載せた方が良さそうです。
ちなみに、楽譜も原本を探して使いました。

 1.レチタティヴォ

     アルミーダ(左)     わたしの魔術の力にかけて、その女をこちらにお寄こし!
     アルミレーナ(中央)   助けて下さい! どうしましょう。
     リナルド(右)       いや、ゆずりはしないぞ、アルミレーナを、
                    たとえ雷神が手に稲妻をもって要求しようとも。
     アルミーダ(左)     なんですって、小生意気な。

 2.シンフォニア

 3.アリア

     リナルド(中央)     いとしい妻。心の妻よ、どこに行ったのか?
                    ああ、歎き悲しむ私に帰っておくれ。
                    お前を蔽ってしまった黒雲から、
                    怒りにみちて、お前を奪いかえすのだ。
                    おお、邪悪な霊たちよ。



45. ヘンデル(1685-1759) オラトリオ<ソロモン>から 合唱<望みなき恋に涙するなかれ>
      Handel(1685-1759) Chorus "Draw the Tear frm Hopeless Love" from "Solomon"


この本では、ヘンデルの合唱曲の使い方を非常に誉めています。というのは、当時のオペラやオラトリオ(宗教を題材としたオペラのようなもの)では、合唱の扱いは、ほんの付けたしみたいなものであったようです。それをヘンデルが重要な役割をもつ音楽に変えた・・・というわけです。確かにこの曲(合唱曲)は素晴しいと思います。アリアに引けをとらない劇的さもあります。伴奏の楽譜は付点のリズムですが、複付点のリズムで演奏したくなりますよね。ちなみに合唱部分はオーボエ、ファゴット、弦により重複されて歌われるようですが、私のリコーダー・アンサンブルでは和声中心の伴奏のみとさせ、歌は歌の5声部だけで演奏してみました。歌詞はヘンデルが活躍した国、イギリスの英語で歌われます。

   望みなき恋に涙するなかれ、
   毅然たる態度をもちつづけよ、
   心は死ぬほど狂おしき絶望に悶ゆるとも。



46. バッハ(1685-1750) カンタータ4番から コラール<キリストは屍布に包まれたまいぬ>
      J. S. Bach(1685-1750) Chorale "Christ lag in Todesbanden" from Cantata No.4


いよいよバッハの登場です。この本は、グレゴリオ聖歌が3曲連続で始まり、その後は各作曲家の曲が1曲ずつ紹介されていき、最後はヘンデルの3曲、そしてバッハの5曲で閉じます。ほほう、バッハは5曲ですか。器楽曲が中心かなと思ったのは大違いでした。著者のバッハに対する音楽史的な重要性は、全て声楽曲にあったというのが意外でした(2曲目はオルガン曲ですが、モチーフはコラールです)。著者が重要と考えているのは、バッハの功績にいたる前から、ドイツ・プロテスタント(特にルター派)の教会音楽である讃美歌の文化でした。これらをモチーフにして教会カンタータやオルガンのコラール前奏曲に発展させていったのがバッハというわけですね。

バッハのカンタータで歌われるのは、ドイツ語の歌詞がついています。ドイツだからドイツ語というのはもっともなのですが、カトリック(プロテスタントが生まれるまでは、カトリックではなく、キリスト教そのものでしたが)では、宗教的な曲はラテン語の歌詞がついていたわけですから、音楽史的にもプロテスタントそのものだったと言えましょう。教会で一般の市民が歌う簡単な旋律の讃美歌を、煮たり焼いたり、それも同じ旋律を幾つもにアレンジしたり・・・。やっぱりバッハは音楽職人としての才能が豊かだったと思わざるを得ません。


47. バッハ(1685-1750) コラール前奏曲<キリストは屍布に包まれたまいぬ> オルガン曲
      J. S. Bach(1685-1750) Chorale Prelude for Organ "Christ lag in Todesbanden" BWV625


一つ前の曲が、オルガン用のコラール前奏曲になると、こんな曲になります・・・という例ですね。ちなみにどちらの曲も既に演奏していましたので、それを流用させてもらいました。そうそう、これだけ演奏してきて、初めての流用でした。かつてから中世、ルネサンス、バロックの曲をいくつも演奏してきていて、これが初めてだったというのは、ちょっとした驚きでした。楽譜が残っている曲だけでも、星の数ほどあるのかもしれません。私が知っていたり、演奏したことのある曲なんて、ほんの一握りのものに過ぎないのですね。


48. バッハ(1685-1750) カンタータ4番から 合唱<世にも不思議なる戦いなりき>
   J. S. Bach(1685-1750) Chorus "Es war ein wunderlicher Krieg" from Cantata No.4


バッハの3番目となるこの曲も、1番目2番目の曲と同じモチーフ、すなわちルターのコラール「キリストは屍布に包まれたまいぬ」に基づいています。もっというと、カンタータ第4番は、徹頭徹尾、このコラールをいじくり回しているのですね。バッハって、しつこいですよね。というわけで、この演奏も以前のものを流用いたしました。(^_^;)


49. バッハ(1685-1750) <マタイ受難曲>から アルトのアリオーゾ<ああ、ゴルゴダよ>
      J. S. Bach(1685-1750) Arioso for Alto "Ach Golgatha" from the "St. Matthew Passion"


バッハの曲も、1曲ぐらいは新たに演奏したいと思っていましたら、本当にこの1曲だけでした。マタイ受難曲は、オラトリオの一種と考えていいと思います。アリオーゾというのは、レチタティヴォとアリアの中間に位置するような歌です。レチタティヴォは、朗読のように自由なリズムで言葉のシラブルに忠実に従って歌われる歌であり、アリアは華やかな旋律で歌われる歌です。アリオーゾとは、その中間的なもののようです。

一つ注目すべきことは、このアリオーゾでは、滅びる(verderben)、十字架(Kreuz)、死ぬ(Sterben)といった言葉を、生々しく使っているだけでなく、天国(Himmel)、大気(Luft)といった言葉には高い音を与え、地(Erde)には低い音をあてがっているという点です。こうした作曲上の制約を自らに課し、それを優先させはするものの、音楽として素晴しい出来になっているというのが憎いです。バッハはきっとニンマリほくそ笑んでいたに違いありません。


50. バッハ(1685-1750) <フーガの技法>からのフーガ コントラプンクトゥス第3
      J. S. Bach(1685-1750) Fugue "Contrapunctus III" from "Die Kunst der Fuge" BWV1080


最後は、フーガで本を閉じる・・・いいですね。文句なしです!




Papalinの多重録音でお聴き下さい。m(_ _)m



曲目

   41. ラモー(1683-1764) オペラ<カストールとポリュックス>から <永遠の平和の住居よ>
      Rameau(1683-1764) Opera "Castor et Pollux," "'Séjour de l'éternelle Paix"
   42. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757) <ソナタ ハ短調> ハープシコード曲
      Domenico Scarlatti(1685-1757) Sonata in C Minor, for Harpsichord
   43. ヘンデル(1685-1759) <合奏協奏曲 ハ長調> 第1楽章
      Handel(1685-1759) Concerto Grosso in C Major, 1st Mov.
   44-1. ヘンデル(1685-1759) オペラ<リナルド>から レチタティヴォ<私の魔術の力にかけて>
      Handel(1685-1759) Recitative, "Al valor del mio brando" from "Rinaldo"
   44-2. ヘンデル(1685-1759) オペラ<リナルド>から シンフォニア
      Handel(1685-1759) Sinfonia from "Rinaldo"
   44-3. ヘンデル(1685-1759) オペラ<リナルド>から アリア<いとしい妻よ>
      Handel(1685-1759) Aria "Cara sposa" from "Rinaldo"
   45. ヘンデル(1685-1759) オラトリオ<ソロモン>から 合唱<望みなき恋に涙するなかれ>
      Handel(1685-1759) Chorus "Draw the Tear frm Hopeless Love" from "Solomon"
   46. バッハ(1685-1750) カンタータ4番から コラール<キリストは屍布に包まれたまいぬ>
      J. S. Bach(1685-1750) Chorale "Christ lag in Todesbanden" from Cantata No.4
   47. バッハ(1685-1750) コラール前奏曲<キリストは屍布に包まれたまいぬ> オルガン曲
      J. S. Bach(1685-1750) Chorale Prelude for Organ "Christ lag in Todesbanden" BWV625
   48. バッハ(1685-1750) カンタータ4番から 合唱<世にも不思議なる戦いなりき>
      J. S. Bach(1685-1750) Chorus "Es war ein wunderlicher Krieg" from Cantata No.4
   49. バッハ(1685-1750) <マタイ受難曲>から アルトのアリオーゾ<ああ、ゴルゴダよ>
      J. S. Bach(1685-1750) Arioso for Alto "Ach Golgatha" from the "St. Matthew Passion"
   50. バッハ(1685-1750) <フーガの技法>からのフーガ コントラプンクトゥス第3
      J. S. Bach(1685-1750) Fugue "Contrapunctus III" from "Die Kunst der Fuge" BWV1080


使用楽器 (440Hz)

    アルト          メック           エボニー
    テナー          メック           ボックスウッド(オトテール)
    バス           メック           メイプル
    グレートバス      キュング          メイプル
    コントラバス       キュング          メイプル
    サブ・コントラバス   キュング          メイプル



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この記事へのコメント

たまき
2011年12月08日 08:07
合奏協奏曲 楽しくて素敵だと思いました!
ゆっくりと聞かせていただいています!
私のようなバロック音楽とか全く分からないものにとって 貴重な手がかりをありがとうございます!
Papalin
2011年12月10日 09:56
◆◆ 貴重な手がかりをありがとうございます!

たまきさん、ありがとうございます。
本当は本を読んで戴くのがいいのですが、それでも音から入る、耳から入るというのは、取っつきやすくてよいと思います。色んな物事のルーツに興味を持つようになったのは、昔からではなく、ごく最近の私の傾向です。それだけ歳をとったということでしょうかね。(^_^;)
 
この本で取り上げている時代の、何かの曲に出会ったとき、何かの作曲家に出会ったとき、またこのブログを見ていただくと、前後関係なんかも含めて、ちょっとは参考になればいいなと思っています。(^-^ )

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