◆IL DIVO◆ モーツァルト / 交響曲第41番 ジュピター 第2楽章
≪生演奏を公開しています≫
"W. A. Mozart / Symphony No.41 C-major K.551 "Jupiter" Andante cantabile
URL : http://papalin.yas.mu/W219/#M241
◇公開日: 2011年11月14日
◇演奏時間: 6分49秒
◇録音年月: 2011年11月 (50歳)
上のアルファベットの曲目名を
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第1楽章が完成しますと、第2楽章が聴きたくなるものです。これはきっと中期バロック音楽の時代にフローベルガーやコレッリらの功績によって定着した緩急をつけた楽章構成という、音楽のスタイルが、私の身体に染み付いているからでしょう。快活な第1楽章の痕には、優雅な第2楽章が聴きたくなるものです。そんな願いを、モーツァルトは見事に叶えてくれているように感じるのですね。
さて、この第2楽章ですが、楽譜上での第1楽章との違いは、ます2本のトランペットとティンパニが全休であること。うるさいですから、この楽章には必要ありませんね。そして調がヘ長調に転調されますので、2本のホルンは第1楽章のときのC管から、F管に変わります。私が用いたパート譜はハ長調で書かれていて、それをF管読みで演奏せよということでした。リコーダーはこういうときに便利です。なぜならC管とF管が東西の横綱ですからね。そこで、高音の1stホルンは、バス・リコーダー(F管)を持って、C管の運指で演奏しました。これは簡単です。問題は低い音の2ndホルンです。これは、その音域からグレートバス・リコーダー(C管)を持たざるを得ませんでした。でも、この速さの楽章ですから、何とかなりました。ちなみに、続く第3楽章、第4楽章はハ長調です。しめしめ・・・ですね。
演奏裏事情を2つ。
まず、借用させて戴いたパート譜が、ところどこと音を間違えて書かれている部分がありました。これには正直言って閉口します。演奏の途中で気づけば、その時点でスコアを見て確認して直します。でもこれだけ重ねますと、特に出番の早い方のパート(今回は弦楽器)だと気づかないことが多く、後々それに気づくことになります。その修正は、やや厄介です。
もう一つは、ヴォイス・チェンジャーのご機嫌が芳しくなかったことです。弦のコントラバスの音を実現するには、私の手持ちの楽器ですと、コントラバス・リコーダーで録音した音を、録音機内蔵のヴォイス・チェンジ用エフェクトを使用して1オクターブ下げざるを得ません。ところが、この機能がところどころ上手く働かず、都合2回演奏してもそれは変わりませんでした。機嫌が悪いとどういうことになるかと言いますと、本来ならきっちり1オクターブ下の音に変換されるべきところが、増4度とか、減6度とか、とにかく変な音に変換されてしまうのです。きっちり5度とかだと良いのですが、その辺りは何らかのアルゴリズムに従って実施しているマシンですので、仕方ありません。所々で低音で変な音がしていましたら、それが理由です。正直、悔しいですね。
そうそう、どうパンを振ったか(ステレオ効果を出したか)、書き添えておきましょう。
それと、第1楽章のブログで書き忘れたのですが、いえ、大したことではないのですが、同じテナー・リコーダーでも、元のパートによって楽器を使い分けました。ホルン・パートのテナー・リコーダーは、柔らかな音の出る全音を使い、オーボエ・パートのテナー・リコーダーは、鋭い音の出るメックを使いました。(^-^ )
Trp2Trp1Hrn1 Hrn2
Ob2 Ob1 Fl Fg1 Fg2
Vn1 Vn2 Vla Vc Cb
指揮者
楽譜は、IMSLPから借用致しました。
Papalinの多重録音でお聴き下さい。m(_ _)m
パートと使用楽器
フルート A
オーボエ1 A
オーボエ2 T(メック)
ファゴット1 GB
ファゴット2 CB
ホルン1 B
ホルン2 GB
トランペット1 全休
トランペット2 全休
ヴァイオリン1 A・(T)・(B)
ヴァイオリン2 (T)・B
ヴィオラ (B)・GB
チェロ CB
コントラバス SubCB
使用楽器 (440Hz)
アルト メック オリーブ
テナー メック ボックスウッド(オトテール)
バス メック メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
サブ・コントラバス キュング メイプル
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