◆IL DIVO◆ バッハ / カンタータ第53番(全曲)

≪生演奏を公開しています≫

画像
Cantata 53 Schlage doch, gewünschte Stunde (BWV53) (G. M. Hoffmann)
URL : http://papalin.yas.mu/W238/#M053

  ◇公開日: 2011年12月16日
  ◇演奏時間: 8分53秒
  ◇録音年月: 2011年12月 (50歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



バッハのカンタータが楽しくなって来ました。

Anfangさんから頂戴したスコア集を見ていましたら
たった一曲のアリアからなるカンタータがあることを
知りました。それがこの第53番です。

楽器の編成は、Vn1・2、Vla、通奏低音にCampanella(鐘)が加わり、これらの楽器を伴奏としてアルト歌手がアリアを歌うという曲です。前回のブログに書きました私の仮説によりますと、この回の歌い手のアサインは、アルト歌手一人ということだったのかも知れないな・・・などと考えながら、早速演奏してみました。

さて、演奏後に著作権処理をすべくJASRACのサイトを訪れましたら、このBWV53の曲は、バッハの作品ではないことがわかりました。ゲオルグ・メルヒオル・ホフマンという、バッハが就任する前のライプツィヒのオルガン奏者だった人のようです。そういうことを知ってしまうと、確かにバッハらしくない音の動きを感じなくもありません。

この曲はホ長調(シャープ4つ)で書かれています。アルトのアリアをバス・リコーダーで演奏しようと思うのですが、私のヤマハのバス・リコーダーは、ホ長調の重要な音である嬰ハ(C#)の音が、如何せん低すぎます。適切な替え指も開拓できていないので、バス・リコーダーは諦めてアルト・リコーダーで演奏しようかとも考えました。が、インチキを思いついたのです。それは、モダンピッチ(A=440Hz)でのアンサンブルで、このアルトのアリアのパートだけ、バロックピッチ(A=415Hz)で演奏するという裏技です。

このピッチの違いはおよそ半音分ですから、この裏技を使えば、ホ長調の曲をヘ長調の運指で演奏できるのですね。これまた渡りに船なのですが、使用した楽譜はアルト記号(五線譜の第4線がCの音を示すハ音記号)で書かれています。つまり、その楽譜をヘ音記号で書かれたものとして読み替えると、らくちんに演奏できるのです。言葉だけだとややこしいので、下記にリンクを貼った楽譜を見て戴けますと納得戴けるかと思います。この裏技、コンサートでも使えますので、参考にされて下さい。ということで、ヤマハのバスのC#の正しい音程の出し方をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。m(_ _)m



楽譜は、IMSLPから借用しました。
またスコアとして、Anfangさんから頂戴したミニチュア・スコアを活用しました。



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



曲目

   1. アリア「いざ,待ち望みたる時を告げよ」(アルト)
      ARIE "JAUCHZET GOTT IN ALLEN LANDEN!"



使用楽器 (440Hz)

    テナー      メック          ボックスウッド
    バス       ヤマハ         メイプル(A=440Hz)
              ヤマハ         メイプル(A=415Hz)
    グレートバス  キュング        メイプル
    コントラバス   キュング        メイプル




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