◆IL DIVO◆ 近藤浩平 / リコーダー4重奏曲 「海の笛、山の笛」

≪生演奏を公開しています≫

画像
Kondo Kohei (1965-) / Recorders of the sea and mountains Op.70
URL : http://papalin.yas.mu/W243

  ◇公開日: 2011年12月24日
  ◇演奏時間: 7分42秒
  ◇録音年月: 2011年12月 (50歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



広島で、カウォティム・リコーダー・アンサンブルや、
ブレーメン(リコーダー・カルテット)でご活躍の
ミールさん(上のホームページも作られている方)
から紹介された曲を演奏してみました。


作曲者の近藤浩平さんは、斎藤恒芳さんと同じ1965年生まれの現代を生きる作曲家です。
さっそく近藤さんのホームページにお邪魔しましたら、いくつかの作品がPDFで楽譜を公開されていました。
その中に、このリコーダー4重奏曲「海の笛、山の笛」も含まれていました。

上でリンクを貼ったページの下から3分の1くらいのところに「海の笛、山の笛」についての記載がありますが、何と、初演は2002年のアポロ・フラウテ演奏会、しかもこの曲はアポロ・フラウテの委嘱によって誕生した曲なのですね。アポロ・フラウテといえば、私の高校時代の同級生である、わっちゃんがメンバーの一人です。リコーダーの世界も狭いものですね。こんなところでも、また繋がってしまいました。(^-^ )


演奏してみて感じたことですが、作曲者自身が目指されているという「自然の音楽」の風のようなものを感じました。海と山、見下ろす、見上げる、眺望する、遠くに呼びかける、相手をみつめて自分をみつめる・・・そんなイメージを音から感じました。4つの曲は、徐々に盛り上がっていく感じがしました。和風の響きであったり、東洋風の響きであったり、中東風の響きであったり、もちろん基調は西洋の音楽。そうしたものが不思議と混ざり合って、私をして「自然の音楽」として感じさせるのは、やはり作曲家の技量なのだと感じました。


近藤さんは、「山の作曲家」と自称されている通り、山を愛されている方のようです。八ヶ岳にもよく登られると仰っていました。しかも冬にだそうです。こちらの地元の新聞では、今朝も八ヶ岳での山岳事故を伝える記事が載っていました。私のような小心者は、冬の登山など恐さが先立って考えも及びませんが、どうか気をつけて山登りを楽しまれて戴きたいです。



楽譜は、近藤さんのホームページから借用しました。4楽章構成の曲です。



作曲者がホームページに、こちらへのリンク(Live recording by Papalin)を貼って下さいました。
どうもありがとうございました。



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



使用楽器 (440Hz)

    アルト1     メック      オリーブ
    アルト2     メック      オリーブ
    テナー      全音       チェリー
    バス       ヤマハ      メイプル




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この記事へのコメント

ichi
2012年04月04日 12:36
先日フランス組曲3番のコメントでいつも以上に丁寧と書いたら、いつも真面目に取り組んでいるとお叱りのコメントをいただきましたが(笑)、こうしてリンクしている楽譜を見ながら聴いているとこの曲もかなり細かいところまで神経を使って演奏していることがわかります。譜面が生の音楽に立ち上がっていく興奮に似たものを感じ取ることができますね。いい演奏だと思います。ホントに。
Papalin
2012年04月04日 18:33
◆◆ リンクしている楽譜を見ながら聴いていると・・・

ichiさん、ありがとうございます。
以前「楽譜は何を使っているのですか?」という問合せが多くあったので、全ての演奏において楽譜の所在を明らかにするようにしました。その結果、日本人からの問合せはほぼなくなりました。それは良かった面ですが、こうして楽譜を見ながら聴かれるということもあるようですね。まぁ逃げも隠れもしません。こういう楽譜を見て、こんな風に演奏しています・・・と赤裸々に。(^_^;)

> 譜面が生の音楽に立ち上がっていく

素敵な表現です。真似しようかな。

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