◆IL DIVO◆ 斉藤 恒芳 / "TANGUERA" (Para flautas dulces)
≪毎日がコンサートの本番です≫
Saito Tsuneyoshi (1965-) / TANGUERA (Para flautas dulces)
URL : http://papalin.yas.mu/W255/#M037
◇公開日: 2012年3月7日
◇演奏時間: 10分57秒
◇録音年月: 2012年3月 (51歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
先日、リコーダー奏者の吉澤実先生傘下の
ユニットの皆さんの横浜でのコンサートに伺いました。
コンサートの第2部の冒頭で、「吉澤実とLa Strada」の演奏による、斉藤恒芳さんの「リコーダーオーケストラのための狂詩的寓話」の初演がありました。その"内省的な迫力"の素晴しい演奏に心身とも打ちのめされての帰宅でした。この曲とその演奏に関しては、渡りに舟のブログがありますので、ご覧下さい。私にはここまで言葉にすることはできません。手前味噌ですが、なかなかの感想だと思います。
同じ斉藤さんの曲である"TANGUERA"の第1番を、「ヤマハ・リコーダー・オーケストラ横浜(YROY)」さんと、「リコーダー・アンサンブル Pippin」さんが合同で演奏されました。総勢40人くらいの演奏でしたが、変な例えですけれど、音が蚊柱のように収斂されて、耳に残る素晴しい演奏でした。
演奏会が終わって、吉澤先生が楽譜を送って下さいました。3曲もありました。演奏せずにはいられませんね。ということで毎度のごとく、音を探りながらの演奏で申し訳ないのですが、3曲演奏してみました。斉藤さんのタンゴは、これぞタンゴという感じで、パートを重ねていくたびに、身体が躍動してくるのがわかります。まさに"piu mosso"(演奏をし始めて今に至った時よりもっと躍動的に:Papalinの解釈)ですね。
斉藤さんが2曲目の楽譜にも書かれていましたが、タンゴはやっぱり"e inconsolato"(わびしく、せつなく、やるせなく、もどかしさにもがく感じ:Papalinの解釈)だと思います。それを音で、リコーダーの演奏で表現するのは至難の技ですけれど、私なりに歎いてみました。
La Stradaでコントラバス・リコーダーを演奏された、リコーダー奏者の野崎剛右さん(なんと娘と同い年の美青年!)から、音にアクセントをつけて演奏する方法の助言を戴きました。この"Tanguera"を演奏してみて感じたことですが、コントラバス・リコーダーの使い方が心憎いです。バス・リコーダーとオクターブで重ねるだけでなく、ちゃんとコントラバスの役割を過不足なく演じているのですね。恐れ入りました。野崎さんのパワフルでかつ抑制の効いた演奏には足元にも及びませんけれど、今回コントラバスの演奏でちょっとだけ真似事ができまして、嬉しいです。もっと上手になりたいものです。
吉澤先生から伺ったのですが、12月9日に銀座ヤマハのホールで、「吉澤実とLa Strada」の演奏で、斉藤恒芳さんの作品を集めてのコンサートがあるようです。今から楽しみにしています。
Christmas Concert La Strada 「斉藤恒芳作品展」
日時 2012年12月9日(日)
会場 ヤマハ銀座店 YAMAHAホール
開演 14:00 (13:30開場) 全席自由
受付時間 11:00---19:30 (定員333名)
一般 ¥未定
会員 ¥未定;ヤマハFCカード、ヤマハミュージック東京教室会員様、マイロット
学生 ¥未定
お問合せ ヤマハ銀座店 TEL:03-3572-3134(11:00---19:30)
吉澤先生のサイトからの引用です。情報は更新されるでしょう。
2012年末には待望の斉藤さんの楽譜集が出版されるそうです。待ち遠しいですね。(^-^ )
今回の楽譜は吉澤先生から頂戴致しました。
先生のホームページに、"IL DIVO Papalin"へのリンクもつけて下さいました!
MusicianでもFriendでも、どちらでも身に余る光栄です!
演奏会で2ndアルト・パートを力強くかつ流麗に演奏された、La Stradaのメンバー:浅井愛さんの
素敵なブログは、こちらです。
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
使用楽器 (440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
テナー メック ボックスウッド(オトテール)
バス ヤマハ メイプル
コントラバス キュング メイプル
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この記事へのコメント
ichiさん、ありがとうございます。
パンチを効かせた音の出し方は、以前、本村先生に教わりました。しかしそれはスタッカートの音の出し方だったので、今回のコンサートで野崎さんが演奏された、パンチでアクセントにして、そのまま音を出し続ける方法を伺いました。野崎さん、親切に教えて下さいました。(^-^ )
ichiさん、ありがとうございます。
La Stradaの演奏の事ではなくて、私の今回の演奏について・・・
ということですよね。嬉しいです。あまりしつこくやるのもどうかと思い、ここぞというときに使ってみました。コントラバスに限らず、今回の演奏は、久々に非常にアグレッシブに表情をつけてみました。
あの奏法を最初に耳にしたのは、ルッキ・スターダストのCDだったかと思います。耳ダンボでしたね。(o^<^)o クスッ そしたらその直後に、yasさんがもう既に演奏方法を身につけていらして驚きました。1990年代の初頭でしたでしょうか、ピンクパンサーの演奏でした。
野崎さんのコントラバスの演奏は、本当に素晴しかったです。同じ楽器で演奏しているんだよなぁと、溜め息が出ました。もちろん、他のメンバーの方たちも素晴しかったです。
クープさん、ありがとうございます。
キラッと光るものを持っておられる方って、子供の頃であっても、周りの人とは違うモノの片鱗を見ることがあります。この子、大きくなったら・・・なんて想像してしまいます。
野崎さんからメールを頂戴したのですが、La Stradaでは本当はコントラバスを卒業したいようです。体力使いますから、やっぱり大変な楽器だと仰っていました。
野崎くんと呼んでしまうクープさんもスゴイですね。(^-^ )