◆IL DIVO◆ ハイドン / ロンドン・トリオ 第1番 ハ長調 Hob IV-1
≪毎日がコンサートの本番です≫
Joseph Haydn (1732-1809) / Rondoner Trio No.1 in C-major Hob IV-1
URL : http://papalin.yas.mu/W239/#M102
◇公開日: 2012年4月7日
◇演奏時間: 11分49秒
◇録音年月: 2012年4月 (51歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
ハイドンの作品を演奏していて、なるほどと思ったこと。
それは、ソナタ形式です。
ソナタ形式というと、ともすればアレグロ、アダージョ、
スケルツォ、アレグロ・・・のような、4楽章から成る
ソナタ形式を思い浮かべがちですが、ハイドンが用いた
ソナタ形式で特徴を感じるのは、この曲や一つ前の曲でもそうだったのですが、第1楽章に現れる、①提示部、②展開部、③再現部という構成に目ならぬ耳がとまりました。
まず提示部で聴き手に楽想を提示します。そして提示部で用いられた、わかりやすい動機を展開していく部分を挟んで、再現部に至ります。再現部では、初めてその曲を耳にした人に、『ああ、再現部だ』とわからせるのと同時に、伴奏や和音にちょっとした変化も含ませているのですね。
このロンドン・トリオはフルートのための曲のようですが、こうして演奏してみると、あたかも最初からリコーダーの
ための三重奏曲であったような気さえします。それだけしっくりとした感じがしました。バス・パートももはや通奏低音ではなく、あるときは上の2声部と対等にやりあう音形になっています。
でも、そうした形式の美しさだとか様式美などだけではなく、メロディそのものが軽快で楽しい・・・ハイドンの曲を2曲演奏して、そんなことを感じました。ハイドン、面白いですね。
楽譜は、らぶしゅーべるとさんから借用致しました。
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
使用楽器 (440Hz)
アルト メック オリーブ
アルト メック オリーブ
バス ヤマハ メイプル
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この記事へのコメント
和竹さん、ありがとうございます。
演奏後に、この曲についてググりましたら、和竹さんの演奏サイトがヒットし、和竹さんの手作りの楽器による演奏を聴かせて戴きました。やっぱり横笛の曲だよなぁと感じたのですが、リコーダー三重奏もまんざらではありませんね。