◆IL DIVO◆ ジェンキンス / 4声のパヴァーン
≪毎日がコンサートの本番です≫

Fantasia a4 & Pavan a4 / John Jenkins (1592-1678)
URL : http://papalin.yas.mu/W228/#M004V18
◇公開日: 2012年4月26日
◇演奏時間: 10分3秒
◇録音年月: 2012年4月 (51歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
ファンタジアが完成したので、次はパヴァーンです。
5声のパヴァーンの演奏があまりにも稚拙でパヴァーンに聴こえません。原因としていくつかのことは気づいたのですが、早い話、次はやっぱり8フィートで演奏すべきと考えました。2曲だけなので大きな変化をつける必要も感じませんでした。両方とも8フィートで演奏しています。
こうしてパヴァーンをゆっくりと演奏してみますと、軽快で快活なジェンキンスというイメージが一新しました。パヴァーンそのものとしては、先に演奏したホルボーンのいくつかの作品の方が収まりの良い音楽のように感じますが、ジェンキンスのパヴァーンもなかなかどうして、見直しました。
2~3話前のブログで装飾のことについて書きました。結局、ファンタジアでは装飾らしい装飾は行ないませんでした。指が追いつかないという理由も書きましたが、それ以降、意識して装飾しようとしてみても、どう装飾すべきか、演奏中にアイディアが全く浮かびませんでした。ひょっとしたらよくあるパターンのゆったりとした中間部で、いかにもヴィオールらしく、タリラリラ~なんて演るのかなぁ・・・などと考えているうちに、17曲が終わってしまいました。
さて今度は繰り返しのあるパヴァーヌです。ホルボーンのときのように、繰り返し前は楽譜のままの音で演奏し、繰り返し後は好きなように演ってみようかなと考えてできた作品が、この2曲になります。トップを演奏するテナーは、強靭なメックのオトテール・モデルではなく、季節柄ピッタリな全音の桜材の楽器にしました。この楽器、高音部がピッチが低く、ファンタジアのような曲では使えないのですが、幸いにもパヴァーンの2曲は最高音がAs(Gis)まででしたので、ちょっと無理をしましたが、こちらの楽器を選びました。この2本のテナー、ピッチの傾向がまるっきり正反対で、そのことは替え指の違いに直結していますので、しんどかったです。でもそこそこ満足の行く演奏ができました。
いずれ6声の作品を演奏すると思いますが、良い余韻を残して次につながって行けそうです。(^-^ )
楽譜は、エオリアンさんから借用しました。
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
使用楽器 (440Hz)
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
太鼓 ジャンベ(大) アフリカ製?
曲目
Pavan No.1
Pavan No.2
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