◆IL DIVO◆ ジェンキンス / 6声のファンタジア (9-10)

≪毎日がコンサートの本番です≫

画像
Fantasia à6, Fancy à6, In Nomine à6 and Pavine à6 / John Jenkins (1592-1678)
URL : http://papalin.yas.mu/W228/#M006V09

  ◇公開日: 2012年5月3日
  ◇演奏時間: 7分5秒
  ◇録音年月: 2012年4月 (51歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



ファンタジアの最後の2曲を演奏しました。
1曲目(9番)は4フィートで、
2曲目(10番)は8フィートで、それぞれ演奏しました。
楽譜がそうして欲しいって言っていましたので。(^-^ )

ジェンキンスのファンタジアは4フィート・アンサンブルがお似合いだと、すっと思っていたのですが、今回かなりの曲を8フィート・アンサンブルで演ってみましたら、まんざらでもありません。ヴィオールでの演奏だと、雰囲気は8フィート・アンサンブの方が近いかもしれませんね。6声のファンタジアは落ち着いた感じの曲が多かったように思います。



楽譜は、エオリアンさんから借用しました。



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



使用楽器 (440Hz)

   ソプラノ      モーレンハウエル  グラナディラ
   アルト       メック         オリーブ
   テナー       全音          チェリー
   バス        ヤマハ        メイプル
   グレートバス   キュング       メイプル
   コントラバス    キュング       メイプル



曲目

   Fantasy No.9
   Fantasy No.10




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この記事へのコメント

たまき
2012年05月03日 12:25
素朴な質問で恐縮です;; よく聞く4フィートとか8フィートとか 何の長さなのか教えていただけますか? 長くなると音域が低くなるのかな。。。とおぼろげに思っていました。。。ど素人ですみません;
Papalin
2012年05月03日 16:06
◆◆ 何の長さなのか・・・

たまきさん、ありがとうございます。鋭い質問です。

> 何の長さなのか?

答えは、管の長さです。

400字詰め原稿用紙を3~4枚使わせて戴ければ、瑕疵のないちゃんとしたお答えができるかもしれませんが、ややこしいことを全て端折って書きますと、4・8フィートなどの長さに関する呼び名は、教会などで目にするパイプオルガンのパイプの長さに由来します。リコーダーとパイプオルガンの発音の構造は同じです。パイプオルガンは近くで見たことがないかもしれませんが、小型のオルガンにストップと呼ばれるボタンが付いているのを見たことはありませんか? そのボタンには、4、8、16などと書かれています。それらは管の長さをフィートの単位で示したもので、音の高さを変えるスイッチです。オルガンの基準は8です。ドの音の管の長さが大体8フィートなんですね。さてそのドですが、ソプラノやテナーやグレートバス・リコーダーの最低音のドではありません。何と、サブ・コントラバス・リコーダーの最低音のド(66Hz)です。

ですので、コントラバス・リコーダーを最低音の楽器とするリコーダー・アンサンブルのことを8フィート・アンサンブルと言うのは厳密には変です。

ここからは私の想像になります。オルガンのストップ:8フィートで演奏される音が、リコーダー・アンサンブルだと、T・B・GB・CBの楽器によるアンサンブルの音域に近いから、これを8フィート・アンサンブルと呼んでいるでのはないでしょうか。同じように、S・A・T・Bの楽器だと、管の長さがそれぞれ半分になりますので、4フィート・アンサンブルとなります。
 
> 長くなると音域が低くなるのかな。。。

その通りです! コーラの瓶よりも、ビール瓶の方が、尺八のように吹いたときに、低い音が出ますね。(^-^ )
たまき
2012年05月03日 18:33
>ドの音の管の長さが大体8フィートなんですね。

そうだったのですね! 納得できました! 丁寧な解説をありがとうございました。
ずっと不思議だったのですが聞く機会に恵まれず。。。スッキリしました☆
Papalin
2012年05月03日 18:45
◆◆ ずっと不思議だったのですが・・・

たまきさん、ありがとうございます。
私も不思議に思っています。リコーダー奏者のブログでも説明されているのですが、その説明だと納得できなくていました。後半のところは私の推察ですので、そこのところはヨロシク! (^-^ )
yuri
2012年05月03日 22:01
♪そのボタンには、4、8、16…

読んでいてハッっと思いました。
ビクトロンのドローバーの数字の意味はこれだったんだ!と。恥かしい~
子どもの頃、単に16のドローバーは8より低い音…としか思っていませんでした。
今になって知ることって山のようにありますね。
ミール
2012年05月04日 06:06
10番目は楽譜に語りかけられたんですね(^_^)v 出だしなんかぞくっとしますね おっしゃるようにこちらの方がヴィオールを想像できますね(1時間前)
Papalin
2012年05月04日 06:06
◆◆ ミールさん、ジェンキンスの作品は、出だしでいきなりテーマが登場するので、テンポ感、楽器編成はすぐ思い浮かびます。ただ中間部に激しい展開のある曲もあるので、一応ばくっと楽譜全体の"濃さ"は俯瞰しますけれど。そうですね、ヴィオールっぽい感じがしますね。(^-^ )(4分前)
Papalin
2012年05月04日 06:42
◆◆ ビクトロンのドローバーの数字の意味はこれだったんだ!

yuriさん、ありがとうございます。
上のお返事で、「パイプオルガンではなくても、電子オルガンなどでも・・・」と書こうかとも思ったのですが、yuriさんが口を挟むノリシロを作っておきました。反応してくれて嬉しいです。(^-^ )

電子オルガンにも、「Flute 4"」とか「Violine 8"」などのスイッチが沢山並んでいますよね。あの数字はパイプオルガンから来ています。ダブルクォーテーション(")はインチを表します。専門用語ではドローバーというのですか? 初めて知りました。

> 今になって知ることって山のようにありますね。

それも楽しいぢゃないですか。(=^_^=)

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