◆IL DIVO◆ ジェンキンス / 6声のパヴァイン (1-2)

≪毎日がコンサートの本番です≫

画像
Fantasia à6, Fancy à6, In Nomine à6 and Pavine à6 / John Jenkins (1592-1678)
URL : http://papalin.yas.mu/W228/#M006V15

  ◇公開日: 2012年5月4日
  ◇演奏時間: 14分
  ◇録音年月: 2012年5月 (51歳)
   上のアルファベットの曲目名を
    クリックして、Papalinの音楽サイト
    からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)



ジェンキンスのパヴァイン(パヴァーヌ)。

どんな曲を書いたのだろうと、期待を込めて興味津々でしたが、素晴しいです!


1曲目の"The Belle Pavine"ですが、私は勝手に「美女のパヴァーヌ」と呼んでいます。かなりゆっくりめのテンポで演奏しましたが、全てを繰り返ししての6分半を持たせることは大変ですね。繰り返し後の演奏では、全パートとも装飾を楽しんでみました。このぐらいやっても、元の曲の美しさを損なうことはないかもしれません。中間部の4分の6拍子の箇所は、エオリアンさんが仰るように、その部分だけを独立させて、速めのテンポで演奏するのがいいかも知れませんね。今や遅しですけれど。


2曲目のパヴァーヌも美しいこと。言葉が要りませんね。


ということで、エオリアンさんのサイトに掲載されているジェンキンスの曲は全て演奏させて戴きました。総演奏時間が4時間を越えましたね。私は中でもファンタジアとパヴァーヌが好みです。最初に演奏した5声のファンタジアは印象的でした。5声>3声>4声>6声という進め方も功を奏したように思います。ある方面ではイン・ノミネの株も上がっていますし、総合的に素晴しい作曲家と言えるのかも知れませんね。



楽譜は、エオリアンさんから借用しました。



Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



使用楽器 (440Hz)

   テナー       メック         ボックスウッド(オトテール)
   バス        ヤマハ        メイプル
   グレートバス   キュング       メイプル
   コントラバス    キュング       メイプル

   太鼓        ジャンベ        インドネシア産らしい

 【友情出演】
   ソプラノ      モーレンハウエル  グラナディラ
   アルト       メック         オリーブ



曲目

   Pavine à6 1 "The Belle Pavine"
   Pavine à6 2




"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった人生を応援して下さる方、
このボタンをポチッと押して↓下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ
にほんブログ村

この記事へのコメント

2012年05月04日 22:13
ジェンキンス、すごく気にいちゃいました。!(^^)!
本当は、(ごめんなさい)読書のBGMとして聴き始めたのですが、今や本は脇に置いています。ジェンキンスを調べてみたりして、聴いています。
今晩は得した気分です。
それにしても、6声は大変ですよね。
いつも、いつも、Papalinさんの熱心さには脱帽です。
2012年05月05日 05:25
◆◆ ジェンキンス、すごく気にいちゃいました。!(^^)!

沙羅さん、ありがとうございます。
ジェンキンス、いいでしょう? (^-^ )

彼は清教徒革命が起きた時代のイギリス王:チャールズⅠ世に使えた宮廷の楽師だったようです。自身はヴァイオリン属の前身(?)であったヴィオールや、ギターの前身(?)であったリュート弾きで、晩年はここで私が演奏したような作品をこつこつと作曲していたようです。非常にまじめな人柄だったようですね。

最後の2つのパヴァイン(パヴァーヌ)などは、官能的な表現もあって、ハッとさせられました。好きな作曲家の一人です。(^-^ )

そうそう、以前、沙羅さんがコメントして下さった涌井裕未さんに関するブログに、妹さんの純子さんからコメントが入りました。沙羅さんに宜しくとのことでした。(右URL参照)
ミール
2012年05月05日 05:51
2曲聴いたら、初めのがどんなだったかすっかり忘れました。2番目のがあまりにも良くって。繰り返しでソプラノ2本の持ち替えはぴりっとしていいですね、しかし普通はあんなに優しく歌えないからかなり難しい技です。ミキシングというか機械的な音量の調節はされているのですか (1時間前)
Papalin
2012年05月05日 05:51
◆◆ ミールさん、2曲目お好きですか? 1曲目はこれでもかというくらい装飾しましたが、2曲目は繰り返し後も全く装飾を入れていません。理由は、繰り返し前を演奏しているときに、装飾を入れる必要がない曲だと感じたからです。最後はS×2とAを加えて厚くしました。音量は、高音系の楽器の音をやや絞るくらいです。(20秒前)
ミール
2012年05月05日 08:29
>1曲目はこれでもかというくらい装飾しました はい、しっかり分かりました。各パートも同調してました。仲良しなんでしょうね(笑 私の場合まず、どこでやれば『』いいのかがなかなか難しいことですし、大抵の場合同調されずたぶん無視されるか反発されるかでしょうね (1時間前)
Papalin
2012年05月05日 08:29
◆◆ ミールさん、考えるより装飾してみちゃう方が早いかもしれませんね。慣れも必要でしょうから、演ってみないことには始まりません。今回のパヴァインでも掛け合いのところがありますが、自分が始まり担当なら相手を誘ってみましょう。返してくれないケースの殆どの理由は、相手も経験不足だからだと思います。(39秒前)
2012年05月05日 14:18
涌井裕未さんに関するブログの、純子さんのコメント読ませていただきました。
いろいろ中継の労を取っていただいて、ありがとうございます。

有元利夫さんの絵については、音楽が聴こえていたことのほかに、もう一つ思い出したました。
あの展覧会を見に行った頃、児童文化の講座で、「ゲド戦記」を勉強していました。そして、有元さんの絵の中に、「ゲド戦記2」に出てくる、アルハを見つけたのです。絵を見た瞬間、あっ、アルハだと思いました。絵は「望郷」というタイトルがついています。これは、私が勝手に思ったことで、有元さんが考えられた絵の内容とは違うと思いますが。

今、ジェンキンスを聴きながら、有元利夫さんのカタログを見ています。表紙がリコーダーを持っている女性の絵です。新緑を見ながらのリコーダーは、心が落ち着きます。
Papalin
2012年05月05日 18:54
◆◆ 新緑を見ながらのリコーダーは、心が落ち着きます。

沙羅さん、ありがとうございます。
一つ前のお返事に書き忘れてしまいましたが、BGM、歓迎です。

アルハと望郷、ネットで画像を見ました。望郷の方は画像が小さくて、よく顔がわかりませんでしたが、沙羅さんには共通点が見えるのでしょうね。望郷の階段の先には、私たちには見えない、大切な故郷があるのでしょうか。

この記事へのトラックバック