◆IL DIVO◆ ラッソ / Cantiones duum vocum (1-12)
≪毎日がコンサートの本番です≫
Orlando di Lasso (1532-1594) / Cantiones duum vocum
URL : http://papalin.yas.mu/W060/#M201
◇公開日: 2012年6月30日
◇演奏時間: 17分28秒
◇録音年月: 2012年6月 (51歳)
上のアルファベットの曲目名を
クリックして、Papalinの音楽サイト
からお聴き下さい。(視聴?・試聴?)
次のコンサートで、ラッソ(ラテン名:ラッスス)の
モテットをリコーダー5重奏で演奏します。
その曲が、なかなか良いのです。
ラッソという作曲家が多才で、素晴しい曲をいくつも
残していることは、何十年も前に買い求めて聴いた
無伴奏合唱のCDを聴いて知るところでしたが、
リコーダーで演奏する機会に恵まれずにおりました。
そんなことを思いながらエオリアンさんのサイトを覗いてみましたら、沢山の作品を編曲されているではないですか。これはもう演奏してみないわけには参りません。ということで、まず手始めに、デュエットによる曲を演奏してみました。
この対位法の扱い方といいますか、2声の展開の仕方は非常に興味深いです。厳密には異なっているものの、あたかもフーガのような展開をしているところがあれば、一方では2声が全く別の動きをしてみたり。やっぱり多才ですね。歌だけでなく、リコーダーの2重奏としても充分に味わえる、そして2声の単純なハーモニーを響かせるのに良い題材の曲集かも知れません。そんなことを思いながら演奏してみました。
楽譜はエオリアンさんからお借りしました。
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
演奏曲目
1."Beatus vir qui in sapientia morabitur"
2."Beatus homo qui inuenit sapientiam"
3."Oculus non vidit nec auris audivit"
4."Iustus cor suum tradet ad vigilandum diluculo"
5."Expectatio justorum laetitia"
6."Qui sequitur me non ambulat"
7."Iusti tulerunt spolia"
8."Sancti mei"
9."Qui vult venire post me"
10."Serve bone et fidelis"
11."Fulgebunt justi sicut lilium"
12."Sicut rosa"
使用楽器 (A=440Hz)
ソプラノ モーレンハウエル グラナディラ
アルト メック オリーブ
テナー 全音 チェリー
バス ヤマハ メイプル
グレートバス キュング メイプル
コントラバス キュング メイプル
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この記事へのコメント
アルト笛さん、ありがとうございます。
デュオはアンサンブルの基本ですね。最初に録音する方(私の場合は、最初に音がある方)がきちっと演奏できていないと、後から入っていく方は何を頼りにしてよいやら迷子になってしまいます。最初のソロに集中しています。実際に二人で演奏する場合も、それぞれが相手に合わせるのではなく、自分の中に正しいテンポと音程をもってそれを音で表現すれば、結果的には調和のとれた気持ちの良いアンサンブルになるのではないか・・・最近はそんな風に思うようになりました。
あらあら、笛吹いておられて大丈夫なのでしょうか?
ご無理のないようにリハビリにボチボチと、聞かせてくださいましm(_ _)m
上の私のコメントで脱字がありました…「吹いていたなぁ」→「吹いていたいなぁ」でした。一字違いで大違い…お恥ずかし~(~_~;)
>それぞれが相手に合わせるのではなく、自分の中に正しいテンポと音程をもってそれを音で表現すれば
そうありたいです。やっぱり頼り合う合わせ方じゃなくて、それぞれが独立していて合うのが聴いていても美しいのじゃないかと思ったりしています。っと言っても、相変わらず私自身はお隣さんに頼りっぱなしで…^^;
いつかそうなりたいです~♪
アルト笛さん、ありがとうございます。
引用させて戴いた文章に、過剰反応しました!
これは、聴いている人だけでなく、演奏している人間こそが感じる至福の瞬間です! 7月15日の演奏会で、ベートーヴェンのトリオのメヌエットを演奏します。私はベートーヴェンの音楽のいくつかある特徴(過去の音楽にはない特徴)の2つに、休符を音楽にした点と、フェルマータの美を感じています。この曲をプログラムに入れた理由は、その特徴を良く表しているということが挙げられます。右のURLでお聴き下さい。
この"間"は、トリオを演奏する3人の心の中の"間"がピッタリ合わないと実現できません。誰かの合図を待っていたのでは、緊張した音楽の美しさになりません。先日東京で練習したときに、3人の"間"がピッタリ合っているのを確認できました。これは演奏者同士の間だけの至福の時です! フェルマータの感覚も然りです。指揮者なしで演奏することが通常のリコーダー・アンサンブルでは、奏者全員が指揮者兼演奏家にならなくてはならないということに気づくか否かで、奏でる音楽の質が大きく変わるのではないでしょうか。(^-^ )
独立したブログがないので、こういったリンクから入って聴いていますが、たぶんコンサートが終わってから、オープンされるのでしょう。生で聴ける長野の人が羨ましいです。さて、小さなキーインミスの報告です。コンサートの曲目のカッチーニの和文がラッススと同じになっています。マドリガル<ああ、わたしは死なねばならぬのか>ですね。ラッススについてはこのサイトでしか音楽を聴いたことがありませんでしたが、かなりランキングが上がってきました。
ichiさん、ありがとうございます。
そういえば、このコンサートのブログは書いていませんでした。まだプログラムが流動的だったことと、もう一つの大きな理由は、面倒だったから。いけませんね。反省します。
今週の土曜日がプログラムの締め切りなので、それがfixしたら遅ればせながらのブログを書くことに致しましょう。
曲名のミスのご指摘、ありがとうございました。助かります。ちなみに2曲とも、ichiさんから頂戴した著書に掲載されている曲です。カッチーニの歌は特にお気に入りです。まさにバロック音楽の到来という感じがします。カッチーニ、上昇しました。ラッソはichiさんの好きなバードに通じるところがあると思っていましたので、ランキング上昇は嬉しいです。m(_ _)m