◆IL DIVO◆ モーツァルト / カノン 「支度したら」 K.556

≪毎日がコンサートの本番です≫

画像
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791) / Canon for 4 Voices in G major, K.556 "Grechtelts enk" (1788)
URL : http://papalin.yas.mu/W258/#M556

 
  ◇公開日: 2012年10月9日
  ◇演奏時間: 1分20秒
  ◇録音年月: 2012年10月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)




私は、モーツァルトに関する様々な書物を読む中で、今はモーツァルトのことを変態趣味だとかスカトロジストであったとは思わなくなりました。当時ウィーンに暮らす普通の人々の多くがそうであったように、時代の中のひとりだと思っています。

この曲のような、言ってみれば他愛もない歌詞のついた曲の楽譜を、出版社のBreitkopf はずっと表に出さなかったようです。それはそれでモーツァルトを気遣った親切かもしれません。でも隠す必要もないように思います。むしろ事実は事実として明らかにした上で、なぜこういう曲をモーツァルトが書いたのか、それを多角的な面から研究する方が今の時代には合っているように思うのですが、いかがでしょう。


この曲の楽譜を見たときに、これはドイツ語? それとも私の知らない言葉? と迷いました。

   Grechtelt's enk, grechtelt's enk
   Wir gehen im Prater
   Im prater? im prater?
   izt lass nach, i lass mi net stimma.
   Ei beileib. Ei jawohl.
   mi bringst noet aussi
   Was blanscht der?
   Izt halt's Maul!
   Igib d'ra Tetschen

   支度をしてよ、さあ皆さん
   プラーターに行くのよ
   プラーターだって?
   おれ止めた、賛成しかねる
   絶対だよ、そうとも
   おれを連れて行くな
   あの男はなにを言っているの
   黙ってなさい、
   ビンタが飛ぶわよ

そこでサイトをサーフしてみますと、面白い論文(?)に出会いました。神戸モーツァルト研究会の2011年12月の例会の記録のようです。

それによりますと、これはウィーンの方言だらけのドイツ語(?)のようです。なるほど。
ということで、発音はいい加減です。



楽譜はこちら(IMSLP)を使いました。



使用楽器 (A=440Hzと思われる)

   Papalin




Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



Papalinの一風変わった人生を応援して下さる方、
この写真(↓)をポチッと押して下さると嬉しいです。 m(__)m

にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ
にほんブログ村

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック