◆IL DIVO◆ モーツァルト / カノン 「私の太陽は隠れた」 K.557
≪毎日がコンサートの本番です≫

Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791) / Canon for 4 Voices in F minor, K.557 "Nascoso e il mio sol" (1788)
URL : http://papalin.yas.mu/W258/#M557
◇公開日: 2012年10月9日
◇演奏時間: 2分38秒
◇録音年月: 2012年10月
上のアルファベットの曲目名をクリックして、
Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)
ある目的を持ちながら、モーツァルトの楽譜をあさっています。そうすると、思いがけないところで傑作に出会うこともあるのですね。それだったらCDを聴くほうが早いのではないかと思われるかも知れませんが、私にとってはそれは違います。
例えばこの曲。カノンというタイトルを見逃して演奏を聴いたとしても、これが傑作であるとは思わなかったかも知れません。楽譜を見て感動がより迫ると言いますか、感動に出会うということもあります。そんな一曲でした。
メロディが非常に美しい上に、詩の内容からは想像し難いイタリア語。どうしてこんなに美しいカノンになるのでしょう。私の音程が上ずったり上りきらなかったりすることがなければ、きっと素晴しい曲です。
何故イタリア語なのか。それは前述のイタリア出身の音楽家:カルダーラのカノンから詩を流用して作曲したからということのようです。
Nascoso e io mio sol
e sol qui resto
piangete voi il mio duol
ch'io moro presto.
私の太陽は隠れた、
ここに残っている太陽よ、
泣いておくれ、苦しみに
私がまもなく死ぬのを。
楽譜はこちら(IMSLP)を使いました。
使用楽器 (A=440Hzと思われる)
Papalin
Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m
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この記事へのコメント
最初宗教曲かと思いましたが、そうではないのですね。いい曲です。歌詞もふざけていない。勝手にシンドバットといとしのエリーがどちらもサザンであるのと同じように、どんな下品な詞であろうと音楽はすばらしいし、モーツァルトのカノンはいろんな意味で楽しめます。
ichiさん、ありがとうございます。
モーツァルトがちょっとナーバスな気分のときにペンを持ったら、こういう曲があっという間に作れたのでしょうね。私の歌は特に出だしが音程が悪くてナーバスになりそうです。(^_^;)