◆IL DIVO◆ モーツァルト / カノン 「親愛なるフライシュテットラー君」 K.509a

≪毎日がコンサートの本番です≫

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Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791) / Canon for 4 Voices in G major, K.232/509a "Lieber Freistädtler, lieber Gaulimauli." (1787)
URL : http://papalin.yas.mu/W258/#M509

 
  ◇公開日: 2012年10月11日
  ◇演奏時間: 2分28秒
  ◇録音年月: 2012年10月
    上のアルファベットの曲目名をクリックして、
    Papalinの音楽室でお聴き下さい。(視聴・試聴)




そういうわけで、とても切ない気持ちだったので、この曲を歌って舌を噛んではいけないと躊躇し、リコーダー・アンサンブルで演奏しました。ついでに調も変えています。今回は歌っていませんので、歌詞は、Mozart con graziaのサイトをご参照願います。


ちょうど良い機会なので、モーツァルトのケッヘル番号について簡単に説明しましょう。

この曲には、K.232という番号と、K.509aという番号がついています。なぜ2つの番号を持つのでしょう?

ケッヘル(Ludwig Alois Ferdinand Ritter von Köchel)は19世紀の音楽家で、モーツァルトの作品を整理した偉い人です。彼がいなかったら、モーツァルトの作品の幾つかは埋もれたままで、私たちが知ることもできなかった曲もあったことでしょう。

ケッヘルが編集したモーツァルトの作品目録は、1761年に作曲されたクラヴィーアのためのメヌエットから、絶筆のレクイエムまでの626曲を作曲時代順に配列した目録もことです。譜例、小節数、自筆譜・写譜・出版譜の有無・保管先などのデータを記載しています。各曲に通し番号をつけていましたが、これが現在のケッヘル番号となりました。(Wikipediaから引用)

脱線しますが、ドメニコ・スカルラッティの作品にも、K.xxxという番号がつきますが、こちらはラルフ・カークパトリックによる作品目録番号なので、ケッヘルとは読みません。

でもって、ケッヘル番号のお話ですが、Wikiをそのままコピペしてしまいましょう。

・モーツァルト自身は、1784年以降に自作の作品目録を付けている。そのため、1784年以降の作品には、成立時期が明確なものが多く、ケッヘル番号が第3版以降も変わらないものが多い。1784年より前の作品には、第3版以降で新しい番号が付けられたものが多い。

・アインシュタインによる第3版以降では、初版の番号を尊重しつつ、作品の成立時期を明確化するために「K.173dB=K.183」(新番号=旧番号)のように二重番号制が採られた。新番号には、アルファベットが使われる。たとえば、K.173とK.174の間に成立したと見なされた作品には、K.173a、K.173b、……のように小文字を追加する。さらに、K.173dとK.173eの間に成立したと見なされた作品には、K.173dA、K.173dB、……のように大文字を追加する。

・ケッヘルによる初版では、紛失した作品や断片にはK.Anh.56のような追加番号が当てられた(「K.Anh.56」は「ケッヘル・アンハング・56」と読む)。アインシュタインの第3版以降では、紛失した作品や断片もすべてK.315fのように本体の番号に組み込まれた。第6版では、偽作や疑わしい作品にはK.Anh.C14.01のような追加番号を当てている。


というわけです。
ITの時代である今もそうですが、順序番号をつけるという作業は骨が折れますね。


ここまでは前置きでして、実はここからが私が言い訳しないといけないところなのです。

私の音楽室(IL DIVO Papalin)では、たとえば”M562"という名の引き出しの中に、K.562の作品と、K.562a、562b、562cの作品を収納しています。しかしこれは便宜上そうしているだけであって、それらは全く別の曲であり、通常は何の繋がりもない曲であることをご承知おき下さい。



楽譜はこちら(IMSLP)を使いました。



使用楽器 (A=440Hz)

   テナー        全音           チェリー




Papalinの多重録音で、お聴き下さい。m(_ _)m



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